UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

無念・・・福島原発事故の記憶が風化していく・・・

2015-12-22 02:07:43 | 日記

昨日の朝日新聞、夕刊の一面に「福島・双葉 あの看板撤去」と題して写真入りの記事が掲載されていました

 この記事は目にして、GGI、「ああ無念」と若干絶句いたしました

 福島原発事故で全町避難がいまでも続いている福島県双葉町、21日の朝、町内に設置されていた「原子力 明るい未来のエネルギー」と記されていた原発推進の二枚の大きな看板、その撤去作業が始まったというニュースです

 今日の写真はこの記事に付されていた写真を撮ったものです、どうかクリックしてトクとご覧くださいませ

 この看板、今年3月はじめ、双葉町が老朽化していて危険だということを理由に撤去することに決めたことが報じられました

 このニュースを知ってGGIは、なんということをするんだ、カンバンをなくせば済むという話題ではなかろうとまずはじめに思ったのであります、そして次にGGI、とっさに、撤去して捨ててしまうぐらいなら、ひとつオレがもらい受けて、大通りに面しているわがガーデンに安置してやろうと我ながらまことに殊勝なことを思いついたのでありました、そのことを遊びにきていた某知人に話しましたら、「GGIのおっさんよ、あんたにしては珍しくグッドアイディア、さっそく双葉町の役場に電話するべきし、役場は臨時にどっかに移転してるはず、いまスマホで探してやるから電話しろ」とのたまいました

 電話しましたら女性の職員がでました

「もしもし、双葉町の役場ですか、わたくし湖国から電話してるのですが」

「はい、双葉町役場です、どのような御用件ですか」

「あの~今朝の新聞で見たのですが、あの~原子力云々ん看板の件なのですが・・・あの~カクカクがシカジカなので、撤去して処分されるようでしたら、私がもらい受けたいと思うのですが・・・いかがでしょうか・・・」

「ああ、あの看板のことですか・・・実はまだ正式に決まってという訳ではないのでず、町内には撤去すべきでないという方もおられたりしますので・・」

「そうですか・・・何とかお願いしたいのですが」

「あの申し訳ありませんが、今日は土曜日で、担当の者が出勤しておりません、月曜日朝いちばんに電話させますが・・・」

ほんとうに月曜朝いちばんに電話がありましたが、内容は女性職員の方が言っていたのと同じでありましたので、撤去して廃棄することが決まったら知らせてくれるのようお願いして電話を切りました

 この看板の一件に関しましては以前に何回かこの日記に書いておりますので、関心のある方はよろしければ以下のサイトをご覧くださいませ

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/s/%C1%D0%CD%D5%C4%AE

この問題、小学生のときにこの「原子力 明るい未来のエネルギー」という標語を考えて採用された大沼勇治さん(39歳)という方が「原発事故の悲惨さを後世に伝えるべきだ」と、撤去する方針が発表されたときに反対していました、このたびもこの人物、現場近くで「撤去が復興?」と書いたパネルを掲げてがんばっているそうであります。

GGIはこの人物にとても感心していました、自分のやったことに責任を持つというのはこのようなことを言うのだなあと感じ入ったのです

撤去しても、将来建設が見込まれている町関連の復興施設での展示を視野に入れて「復元可能な状態で倉庫に保管する」などと町長さんは言っているそうですが、あまりこれはあてにならないでありませう

 「老朽化しているので修理に費用を要するので撤去することにした」と町の関係者は言っているそうなのでありますが、修理費用ぐらい東京電力に負担させればいいのです、東電さんもイヤとは言えないはずですから・・・

 昨日も今日もカンバン話になってしましました、みなさんも気軽にヘンなカンバンを立てたりしないようにしませうね!

グッドナイト・グッドラック!