透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

火の見櫓のある風景スケッチ展② 21日

2023-10-22 | A 火の見櫓のある風景を描く


NSさんが使っている便利グッズ

 昨日(21日)は週末、土曜日。何人もの知人、友人、親戚、それから初対面の方にお越しいただいた。

開店時刻10時を10分くらい過ぎてカフェに着くと、既にNSさんがご主人と来場していた。しばらくしてひのみちゃんも来場して、4人で楽しいひと時を過ごした。

たとえば花の絵を描こうとするとき、ある人はまず色に注目するだろう。きれいなピンク色だな、と。また、ある人は形に注目するだろう。花びらがきれいな円形に並んでいるな、というように。

色と形は描画対象のものの主要な属性、そのどちらに先に意識が向くのかは人によって違う。ぼくの描画対象は風景だが、風景を構成している要素の形にまず注目する。だからまず線描で形を捉え、その後にその形に色を付けるという手順になるのだろう。自己分析から得た答えだ。

NSさんは逆ではないか。SNSに投稿されるNSさんの絵を見て、そう思っていた。描画対象の形より色にまず注目して、先に着色、その後で対象に確定的な形を与えているのではないだろうか・・・。

なんとも硬い話を3人の前で始めてしまったが、このことを彼女に訊いてみたいと思っていた。答えはイエスだった。やはりそうでしたか。 

彼女は時にシャガールのような鮮やかな色使いの絵を描き、時に誰に例えよう・・・、そうルオーのような彩度が低く重い絵も描く。その様を見ていて形より色なんだ、と感じていた。

彼女はまず鉛筆でラフな下描きをして、着色する。その後で形を線描しているとのこと。

NSさんのご主人のKさんとは初対面だった。知性豊かな方、ということが風貌に表れていた。Kさんは私のスケッチを分析的に捉え、風景要素の構成などにも言及された。ものの捉え方がぼくと似ていると感じた。

ひのみちゃんは火の見巡りでは今やぼくより積極的で、北海道旅行では小樽の火の見櫓(確か昭和2年に建設された火の見櫓で登録有形文化財への登録を目指した活動が行われている)を見てきているし、静岡では黄色の火の見櫓を見てきている。

ひのみちゃんが絵画にどのくらい関心があるのか、分からないけれど、ぼくのスケッチの主題は火の見櫓だから、初対面のふたりとの会話にすんなり入り込んでいた。彼女のコミュ力、バッチリ。

他の来場者のことも記しておきたいけれど省略する。それぞれ、内容の異なる話題で会話が弾んだとだけ記しておく。この日、芳名カードに記載された名前は11人。空き時間に読もうと持参した文庫は1行も読めなかった。


モデルはひのみちゃん この頃寒いから服装がもっこりしている。


 


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2 コメント

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Unknown (ひのみ)
2023-10-23 12:47:39
土曜はありがとうございました(⌒∇⌒)
とても楽しく勉強になりました。
火の見もスケッチも奥が深いんですねえ。
来月はヤグ活しましょう!!✨
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ひのみちゃんへ (U1)
2023-10-23 15:49:25
土曜日、楽しかったですね。
そう、案外スケッチも深いんだよ。
ヤグ活、しましょう。
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