透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

松本市笹賀中二子の道祖神

2020-07-05 | B 石神・石仏


撮影日2020.07.05

 火の見櫓(1243)の脚元に祀られている道祖神。真円に近い枠内に衣冠姿の握手像が彫り込まれている。像に損耗は殆ど見られず、古いものという感じはしない。裏面には「中二子」という地域名と松本町の石工名が記されている。建立年は見当たらなかったが、松本が市政を施行し、松本市になった年は1907年(明治40年)だから、それ以前ということになる。

火の見櫓の脚元に道祖神が祀られていることは珍しくない。災いから集落を守るという役目も同じだ。

道祖神は塞の神(サエノカミ)とも呼ばれる。塞(サエ・サイ)は訓読みすれば「ふさぐ」だがこれは厄病神の集落内への進入路を塞ぐという意味と解して良いだろう。新型コロナウイルスの侵入も阻止してくれているのかもしれない。


中二子:なかふたご


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