透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

週末東京1 「建築の記憶」

2008-03-30 | A あれこれ






 旧朝香宮邸(現東京都庭園美術館)、このアール・デコ様式の建築自体を鑑賞するもの楽しい。今秋この建築内部の写真撮影が出来る企画があるという。藤森、増田コンビによる優れた写真集があるがやはり自分の感性によってこの建築の美を切り取ってみたい。会期中に出かけたい。

この美術館で1月26日から開催されている「建築の記憶 写真と建築の近現代」を観る機会をようやく得た。「建築と写真との出会い」「写真がとらえたモダンの相貌」「写真家の目、建築家の仕事」など7つのセクションから構成された建築写真展。

明治44年7月に撮影された中央停車場(東京駅)の工事途中の針金細工のような骨組みの写真、昭和25年(?)に撮影された都心の瓦の家並み、丹下さんの建築を象徴的に捉えた村井修さんの作品などが印象に残った。

前回東京した際に鑑賞することができなかったこの建築写真展、会期末にようやく観ることができた。

一昨年に村井さんの「都市の記憶」と題する写真展(06年の初冬に竹中工務店本店で開催された)も観る機会があった。気さくな方で会場内でいくつかの質問に答えていただいた。自身の作品に対する謙虚な姿勢が印象的だった。


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