黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

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2012年12月27日 22時38分05秒 | 自転車
12月27日分。

 毎度。今日はちゃんと当日の内に記事を打ち終えることを目指しますよ? 幽霊です。
 うちの会社は明日が仕事納めでありまして、年内に潰しておきたい仕事の詰めに入っている……べきなのですが。ぶっちゃけ、目の前の仕事を潰すのに手一杯で、何か色々山盛り残ってます。
 うひーとかぼやいてみてもしょうがないので、まあ手を付けられる範囲内で何とかするしかないか。
 どーでもいいことですが、んな状況下で明日は午後一時間半ほどを宴会の準備に取られます。私ゃ酒の一滴も、つまみの一つも食べる気はありませんけれども。
 んなもんに出て宴会やってるくらいなら、仕事するわい。色々終わってないんだから。

 さて、タイトルの件。本日の記事カテゴリは「自転車」ということで、そういう話ですね。
 ネタ元は毎日新聞のサイトから、「自転車:事故で送検4,600件超…致死傷、3年連続」という記事です。
 記事の内容はリンク先を直接お読み頂くにして、ついでに他の資料をもう一つ貼っておきます。
 警視庁のサイトより、平成23年中の自転車事故分析資料をネットで見付けました。PDFです。平成24年もありましたが、年間全部じゃないのでカット。

 何だかパッと見、この記事って仰々しいというか、また例によって自転車の悪を煽る感じですが。
 一応ちょこっと書いておくならば、「過失致死傷罪」はあくまで、相手にケガをさせた場合にも適用されるものです。死亡とイコールではないし、軽傷でも適用されることになります。
 つまり、この件数の大半はあくまでケガ(無論、中には重傷であった場合も含まれるでしょう)であり、死亡数はそう多くないのではないかと推測します。多分……ね。
 過失致死傷罪は親告罪だそうなので、要は自転車にやられて泣き寝入りするケースが減ってきた、ということかも。これはこれで、正しいことかと思います。
 ただ、警視庁の資料の方を見るに、自転車対歩行者の事故というのは、自転車の絡む事故の内では5.3%(都内の場合)とのこと。報告されている数がってことでしょうが、圧倒的割合を占めるというわけではないようです。
 ……なお、最近では、歩道上で自転車対歩行者の事故が起こった場合、自転車側の過失割合を重く問うようになっているとか。これもこれで、実際正しいことでしょう。
 ご注意あれ。……って、自転車を弁護しているのか、厳しく問うているのかワカランですなコレは。まあ両方なんですけどね。

 昨日に引き続いて、また似たようなことを書くことになりますが。
 実際問題として、これだけの件数で送検されているわけで、自転車が歩道を走るというのは割に合わないってことがお分かりになるのではないかと。
 私もロードバイクに乗りますが、いつもそうなわけでなし、ほとんどの時間はむしろ歩行者です。
 その立場から見ても、下り坂(歩道)を飛ばして降りてくる自転車は恐怖ですし、ふらふら走っているお年寄りの自転車はこっちが引っかけられそうだし、携帯見ながらの自転車とか何考えてるのかと。
 んな状況で、歩行者との接触事故が起こらないなんて甘い考えをする方が、あまりにマズイでしょう。
 人間の足で歩いてみても、せいぜい時速3kmから5kmとかくらい。対して、自転車なら時速15kmくらいは普通に出ていますから、三倍以上の速度差があります。そんなものを同じ道に置くから、こうなるんです。

 自転車を歩道に上げていることで、もう一つ事故が増えていると言えそうな数字があります。
 さっきの警視庁の資料なのですが、一番下の「道路形状別・事故類型別」の資料で、圧倒的に構成率の高い事故は、「交差点」での「出会い頭」事故で、これだけで全体の四割を占めます。
 人対自転車は別項に置いてあるので、この事故はつまり、自転車同士か、自転車対自動車ということ。ほとんどは自動車相手の事故でしょう。
 私自身は自動車を運転しませんが、ロードバイクでほぼ毎週車道を走ります。……で、車道側から見ると、歩道側の動きというのはいまいち分からないもの。
 そして、歩道にいる自転車は、歩行者よりもかなり速いスピードで交差点に入り込んでくることもある。
 交差点で自動車相手に、自転車が出会い頭の事故に遭ってしまうのは、車道から見えづらい歩道から交差点へ飛び込んできたからじゃないの? と思うわけです。
 まあ、自動車側が悪いケースも多いでしょう。自転車が無理に交差点へ踏み込んだケースもあるでしょう。ただ、結局、車の側からでは歩道にいる自転車は目に入りにくい。それが一番の原因なのでは?
 ……と、そんなことを思うのです。

 思い返してみれば、運転免許講習のとき、安全講習のビデオって見せられませんでしたか?
 あれの事故の例として、急に交差点で飛び出してくる自転車、なんてシーンが間違いなくあった筈。それくらい、かなりよくある事故だということ。
 自動車を運転する側に注意して貰うのは必要としても。自転車側もかなり注意していないと、自分から事故へ巻き込まれていく形になってしまう。ただ、そういう意識って、自転車側には希薄です。
 だって、意識があくまで「車両」じゃなくて、「歩行者の延長」なんですもの。
 でも、これも昨日書いたことですが、自転車ってあくまでも法律上は「軽車両」です。車の仲間であって、歩行者じゃないんです。降りて、押して歩いていれば歩行者ですけれどもね。
 今はまだ過渡期の序盤でしょうから、まだまだ意識が歩行者のまま。でも、それは変えていかないと……。
 それに合わせて、自転車が走れる道の整備も進めていって欲しいところです。せっかく、エコで省エネな移動手段なんですしね。
 ま、私はそういう理由でロードバイク乗ってるわけじゃないのですけれども、と。

 ではでは。ひゅう、どろん。

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