黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

終わらなかった……

2005年08月26日 23時05分25秒 | Weblog
8月26日分の日記という事で。

 あ~、見事に今日までに終わらせねばならんかった仕事、終わりませんでした。思いの外に手間取ったのと、実はもっとアバウトにやって良かったらしいというのが後になって分かったという二重のむなしい状況……。まあ、月曜日に今度こそ終わらせようと上司に言われてすごすご帰ってきましたが、それにしてももちっと早めに言って下さい、そういう雑にやって宜しいってのは。それでかなり無意味に時間を食ってしまったような気がするのですが、まあ良いか。
 しかしまあ、この一週間はほぼずっと、この仕事に朝から業務終了まで全部費やしていたような気がしたり。入社初年度で回ってきた、割と大きめの仕事ですから、このくらいの手間はかかって当然なのだろうとは思うのですが。何よりも仕事その物の分量や本来の手間というより、私自身の未熟と手の抜きどころがよく分からないということ、それから何よりも経験的情報の不足がきっついきっつい。どこをどう調べれば欲しい情報が出てくるか、というのがまだまるっきり分からんに近いので、手探り足探りをせねばならず、その手間が非常に大きい感じです。逆に言えば、こいつを一つ越えれば、今までよりは色々、少しくらいは見やすくなってくるかとは思うのですけれど。
 話変わって、それにしても気温の上下差がありすぎて、これまたきっついです。昨日は台風の雨風で寒かったくらいなのですが、今日はひっくり返ってかなり暑い。台風一過の熱が入ってきたためでしょうけれど、昨日の雨で空気に水が充ち満ちているせいもあって、湿気が籠もって余計に暑い……。昨日寒くて今日暑く、オフィスの中は冷房が効きすぎてやっぱりどうにも寒い。暑い寒い暑い寒い、とこんだけぐちゃぐちゃとやられては、身体の調子もトチ狂おうというものです。お陰で今週いっぱいは延々と鼻をぐずぐず言わせながら、終わらん~と喚きつつ仕事していた訳で。妙に頭痛い頭痛いと思いながら仕事してたな~と思ったら、この調子でやってたらそりゃ頭痛くもなるわなぁ。
 なお、未だに寮では冷房を使ってません。多分もう今後も、夏場は可能な限り扇風機一つでしのごうとすることでしょう。そのせいで極端に冷房に弱い体質になっている訳ですが、もういっそこのまま健康的不健康を貫くか~と思ってはいますが、その内にそうもいかなくなるのかも。安上がりで良いんだけどなぁ、これ。ちょいとばかりやせ我慢が必要なのと、着替える回数が増えますけれどね。

 健康的不健康、なんて物言いを上でしましたが。基本的に、冷房のばっちり効いた快適な室内でばかり生活しているのを、健康的であると言って良いのかどうかがまず疑問として出てくる所です。まあ取り敢えず、意地を張ってそれに反対してくそ暑い中でも扇風機一つで凌ごうなんてやっているどこかの偏屈馬鹿は問題外としても、あまり冷房に頼りすぎている生活というのも宜しい話ではないように思います。人によっては真夏でも布団を何枚も被って、代わりに冷房全開にして寝るということもあるという話を聞いたことがあったり。一種贅沢の極みですが、それで良いのか~と思いっきり突っ込み入れたくなったものです。
 世の中、本来的に見たらそれで良いのか? というのが当たり前になってしまっている事も、たま~にあります。どこかの誰かさんが、冷房の効きすぎたオフィスでくしゃみを連発して周囲に心配されるとか、まあそういう話。クールビズの話もあって、ここ最近では冷房の設定温度も少しは高めになっている所が多いのですが、逆にいっそガンガンと効かせているという所もあります。ただ、そう言っておいて私自身も時たまには冷房に慣れきってしまっている節があって、毎朝の中央線通勤ラッシュ中に冷房の効きが悪いと、もちっとしっかりしろよと内心思ってしまうことがあるのは否めません。一度贅沢に慣れてしまうと、それ以前の、相対的に見て今より低い水準に戻すというのはなかなか出来なくなってしまいます。
 先進国の生活水準の向上というのは、こういった「よりよい生活」というものへの憧れと貪欲さに寄る所が大きいのでしょうけれど。さてはてここでなかなか難しくなってくるのが、「よりよい生活」というのは果たして何であるのかということ。例えば六本木ヒルズに一室を構えるというのは今なら最高の贅沢と言えそうですし、自宅に一流シェフを招いての内輪だけのディナーなんてものも良さそうです。その一方で、古民家で昔ながらの生活をという人も最近では増えつつあるようで、また食事の面でもスローフードに立ち返ろうという話がありました。こういう例を取り上げた魂胆はそのまんま見て分かる通りで、つまりは「よりよい」ということ、「より贅沢」であるという思考は同じであっても、目指す方向性に差異がある、と。
 ただ、どっちが良い悪いという話ではない訳で。私自身の個人的な好みをハッキリ言ってしまえば、スローフードで古民家という方が圧倒的に好みではありますが、それはまた別の問題。「古き良き」はやっぱり良い、という結論に持っていきたい所なのですが、今となってしまうとそれもまた結構難しい。かつ、「古き良き」をやろうとすると一種の自給自足の仕組みも必要になってきますから、本格的にやろうと思ったらそれこそ「ダッシュ村」みたいなことになります。あれをやろうと思ったら、時間も、エネルギーも、手間もお金も必要になる。それから土地と知識も要りますね。今の時代にはもう、そろそろそぐわなくなってきているから、なのでしょう。
 かと言って、前者の方へ行こうと思うと、それはそれでやっぱりエネルギーが必要です。自分自身のエネルギーと言うよりは、例えば消費電力であるとか、財力であるとかそういう方面ですが。後者の場合だと、主に使うのは自力の方。まあ、どっちにせよお金がいるということ自体は変わらない、というオチにはなりますけれど。あまり下手に「よりよい生活」を深追いしすぎると、かえって以前よりも疲れてしまう、もしくはどこかしらでむしろ以前より悪くなってしまう、そんなことも充分にあり得そうな気がします。かと言って、現状で完全に満足しきってしまうと、人間そこで止まってしまうもの。この辺がまた、難しいというか面倒くさいと言ったものか。そんなこんなで、本日のネタは結論なし♪

 本の話。もうちょっと、という所で『沈黙の春』をまだ読み切れていません。といってもほぼすでに最後の章へ入っていますから、終わり間際という所ではあるのですけれど。この日記を叩き終え次第、最後の追い込みをかけて次へ行けるようにしておきたいものです。まあ、あと二十分もかけて読んだら終わるんだろうな~と目処は立ってますけれど。こいつが終わったら、次は神林長平の『完璧な涙』に行くかな~と思いつつ、さてはてどうしようか。ぼちぼち『富豪刑事』に行くのも良いかも知れないしなぁ、いやいやしかし『ヘリオット先生』も捨てがたい……。ま、どうせ順番が前後するだけで、結局読むんですが。
 会社からの帰りがけに、まんがの森へ立ち寄って、何となくで買ったコミックスが二冊ほど。また買ったのかよ~という突っ込みに対してはああそうだよ何が悪いと開き直りを返しつつ、買ったのはやまむらはじめの『ガンメタルハウンドプラス』と、それから多分『ジオブリーダーズ』の番外編っぽくなるんだろうと思いつつ、伊東明弘の『ロウマンs』を買ってみたり。入江の本が出てくるとは……まさにネタ。どうせ展開その物はいつもと変わらないんだろうな~と買う前から予測は付いているような気がしないこともないのですが、まあ買ってしまうのが本読みというか漫画読みというか、もうぶっちゃけヲタの性分ですね。
 そっちはともかく、『ガンメタル~』の方は完全に表紙の雰囲気で何となく手に取ったもの。当たっても外れても実は構わないという感で買ったので、さてはて土日のどっちかに読むでしょうから、その時にどんな感想を抱くのかちょっと楽しみ。ただ、この絵ってどっかで見たような気がするのですよねぇ……思いっきり。それもちょっと気になって買ったようなものなのですが、この絵って確か、どっかのカレーな先輩とか蒼い人とか十六分割したい人とか、その辺りを描いてた人じゃなかったかしらと思ったり思わなかったり。その辺は、どっちでも良いのですけれどね、面白ければ何でも。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:なし
買い:コミックス『ロウマンs』、『ガンメタルハウンドプラス』
途中:文庫『沈黙の春』
累積読破:文庫10冊、コミックス37冊、その他1冊
累積購入:51冊

それでは。