黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

物書き連打中?

2005年08月20日 11時03分37秒 | Weblog
8月20日分の日記という事で。

 暑いです。もの凄~く暑いです。ここの所ちょっとばかり最高気温がそう上がりきらなかったものだから、ここに来てまたぶり返してきた残暑にウンザリしてます。どうやら明日もこんな感じのようで、これまたゲンナリ。但し、こんだけ暑い暑い暑いと連呼しつつも、それでも冷房を使わないのが私の意地というもの。お陰で汗はぐっしょりだし、その状態で扇風機の風を浴びるとくしゃみ連発になるしでえらいことになってますが、まあ夏はくそ暑いのが当たり前のことですし、ある意味で真夏を満喫していると言えないことはないのかも。ただ、これでまた会社のオフィスに戻ったらくっそ寒いのでしょうけれど。
 実の所、昨日の夜から寝てません。昨日の夕方くらいに二時間程度の昼寝をした後で、夜にネットで大富豪をやっていたら、そのまま延長延長また延長で、気が付いたら解散したのが午前二時過ぎ。更にまだ残っていた人達と無駄話をしていたら、ものの見事に夜が明けてしまいました。もうこうなったら、連休も残りは今日明日しかないのだからと、寝ないで切り抜けてやろうという豪快な思考に至ってみたり。で、結局、ほぼ寝てません。今日の午後三時半から種デスが始まる前まで、また二時間ちょっとの昼寝はしましたが、それ以外はず~っと起きっぱなし。そのせいもあって多少ハイというか廃テンションですが、まあ気にしない気にしない。
 しかしまあ、普段はなるべくこういうことをしないようにしていたので、まあちょとした貴重な体験ではあります。実際の所、一番キツイのは深夜帯から朝の間であって、その辺りを抜けてしまうと大して普段と変わりません。さすがに、細かい作業をしようと思うとちっとばかし目の前眩んだり、あんまり身体に力入らなかったり、慢性的に全身気怠いとか頭少し重いとかはありますが、そのくらいは当然あって然るべき症状であるので放置。この歳まで徹夜経験が無かったというのもえらく健康的な話ですが、単に朝まで起きていた後に午後まで寝てる、とかいう生活をしていたからであって、それだけ時間が腐るほどあったんだな~とか。
 まあそんな訳で、睡眠時間の幾分かをかっぱらって活動時間に充てることが出来た訳ですが、やったことと言えば画像集めに物書きに本読みとまあ、つまりはいつも通りのことをやったというだけの話。とは言え、朝っぱらまで遊んでいた後にまた立て続けて普段通りをやらかした訳ですから、お得っちゃお得なような気もしますが、いくらなんでもこの状態でお外を走り回る体力はありませんな。んなことした瞬間に、顔からげっそりと血の気が引いて気絶できること請け合いです。そのまま一生目が覚めないとかいうのも、まあ一興ですけれどね。

 書き物の話。一昨日にショート作品として『走る』を、今日に水没浦安の締めくくりとしての『水に沈んだこの街は』を、珍しく短い間に連続で書き込んでアップしました。そう言えば、同じ八月中に、水没浦安の五本目もアップしていたようですし、いつのまにやら今月は三本を書き上げていたようです。それだけ書いていても、昔に比べるとあんまり書いてないような気がするな~と思ってしまうのは何故なのか。昔にしても多い月で二本でしたし、ついでにそっちは文字数が二千文字前後に収まるようにしていましたから、文字数的には今の物だとおおよそ1.5倍から2倍になっている筈。ただ、前より短くまとめ上げる必要性が無いので、ほぼ一発書ききりそのままアップ、の状況ですから結果的に時間は少なくて済むのかも。
 何はともあれ、一昨日と今日と作品を叩き込んだついでに、最近はネタバレ的なものはアップしなくなっていたので、ちまっとばかり振り返りをば。ただ、作品解説と言うよりは、自分にとって何だったかな~というまさしく「振り返り」なので、その辺りはご了承を~。あくまでも自分勝手に、自分のための振り返りです♪
 先に、『走る』の方。鬱的な話を何かしら書こう、ということで先に考えついたのがこの話で、多分普段のショートの長さに収まるだろうと予想は付いていました。書けば順当にいつも通りの質も出るだろうと見込んでいたのですが、その後になってもちっと鬱の濃いものをと思い、別のネタを考えてみる。で、そっちを書こうとしたら、三千だか四千だかまで文字数が行った所で、いつもの通りにやっぱり飽きると。結局、後に考えた方はあっさりと切り捨て御免することにして、先に思い付いていた犬の方へ移動することに。そうなるんじゃないかな~という予感もありましたが、まあその辺はご愛敬です。取り敢えず、犬、柴犬が書きたかっただけ。それから、軽く悲しい話か鬱「っぽい」話を書きたかっただけ。なお、作中のだだっ広い芝草の広場は、近所……とも言いにくいか、自転車で十分十五分走った所にある大公園をイメージしています。さすがに、病院は無いけれど。犬、「私」は名前が定まっていません。ただ、昔に自分が飼っていた、やっぱり柴犬が根本イメージでしょうけれど。とは言え、実物はあんなに落ち着いた性格ではなく、お坊ちゃん犬でした。
 次、『水に沈んだこの街は』。タイトルはそのまんま、水没浦安の一本目を引き継いだもの、見た通りです。一応、六作のタイトルは「で→に→は」の順に二本ずつ入っています。単に気分。六本目は、タイトルだけではなくて、中身の光景もほぼ一本目をそのまま継承しています。唯一入っていないのは送り火くらいのもので、その代わりに潮騒が入っている、と。火の反対だから水、とかそういう気の利いた狙いがあった訳でもなく、ただざ~んざ~んという波音を書きたくなったから、それで締めてみただけというこれまた気分による所。ショートの連作だからこういう気まぐれあまのじゃくが出来る訳ですが、こういうのができない長編は、それだから私はまるっきり書けないし、好きではないんだろうな、と思います。まあ、結果的には、書き上がった物を自分で適当に眺める限りにおいて、水没の締めとしてはこれで宜しいんじゃありませんかという感じです。順当順当。
 ついでに、水没浦安全体の振り返りもしてみます。大元の目的は、一人称で書くということ、躁鬱どっちにも寄らず、恋愛やらアクションやらそういうのも入れず、ニュートラルで書くという所。最後の六本目は一時間半くらいで上がってきましたから、大分書き慣れたのでしょうし、ああいった雰囲気のニュートラルさが今の私にとっては一番書きやすい方向性なのだろうと思います。結局、長さもいつも通りの規定量に収まっていますし。何話かを除いて、本文の基本構成は起→浦安のこと→結の三段階でテンプレート。ぶっちゃけ、一本目と六本目だけで、下手すると一本目だけか六本目だけで、水没浦安は完結してしまっても構わないものになったような気がしていたり。一本目の改稿版が六本目であり、他のやつはみんな余談とかサイドストーリーで扱っても良いような気がしますし、そうなるとつまりは全部一本目に集約されるということに。その意味合いで考えると、私自身の中では、もう水没浦安の話は一本目を書ききった時点で充分に満足していたということなのかも。ちなみに、舞台がやっぱり浦安なのは、実際に住んでいた分、書きやすいから。
 おまけ。水没浦安は六本目で締め、単発ショートも犬……もとい『走る』で満足してしまいましたから、次はしばらく無い……のかと思いきや、書いてみようかな~というネタはあります。でも、相変わらずショート連作各話完結というスタンスはまるっきり変わりませんが。雰囲気的には以前の異界に近いもの、もしくはほぼそのまんまになりそうですが、一応登場者は全部新しく組み直す予定。異界の目指す所が東方なら、水没が目指したのはヨコハマ、今度目指すのは宵闇眩燈になります。それぞれ目標にしている作品がそもそもどこかしらよ~く似た物同士ですが、さて、実際に書いてみた時に、それぞれの雰囲気の差が出てくれるのか、出せるのか。そこいらは、やってみないと分からない所です。ま、書くのを楽しめたら良しってことで♪

 本の話。結局、未だに買いっぱなしになっていた『サイコ』には手を出していません。何となく手が伸びないと言ったものか、単に気が向かないというだけの話なのですけれど。まあ、まだ明日一日休みがありますから、明日にでも何冊かは潰すことになるのかも知れません。今日の場合は、書き物に時間を費やしたというのもありますし、他を一つ潰していたということもあります。つまりは興味関心が他所に向いていたという訳で、優先順位があんまり高くないのですな~。
 そんな次第で、朝っぱらの異様な体調とテンションの中、書き物が終わった後に富士見ミステリー文庫より『ゴシック』三巻目を読んでおりました。中身はもう例によって例のごとしとして、つい先日まで『白鯨』を読んでいただけに、非常にというかもう何というか手応え無いくらいにすぱすぱ読めて、楽です♪ 何も考えなくて良いし、深読みしなくて良いし、難解な言い回しも無いしで、ペースがもう上がりやすいことこの上なしです。まあ、それだけ『白鯨』に手間取らされたということではあるのですけれど。いや~、あんだけ苦戦するとは……さすがに予想外でしたよ、はい。
 と言う訳で、ちまちまとレビューをまた追加しつつ、書き物も増やしてみたりで、日記の更新はまあいつもの通り。ここの所何日かはまた、サイト更新が多かったような気がします。またいつも通りに通勤が始まれば、ぼちぼちと本の消化も始まっていくでしょうし、今の積みには『白鯨』ほど手間取りそうなものはありません。更新頻度はいつもの通りに、ぼちぼちやっていくことになるかと思います。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:文庫『GOSICK』3巻
買い:なし
途中:なし
累積読破:文庫9冊、コミックス23冊、その他1冊
累積購入:40冊

それでは。