黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

否決で解散

2005年08月08日 21時53分46秒 | Weblog
8月8日分の日記という事で。

 はて、ぼけら~っとお気楽極楽やる気無し会社員が仕事をしているような、ぼんやりしているような不真面目ぶりを発揮している一方で、世間様ではちまちまと動きがあったようですな。郵政民営化法案が否決、そして小泉首相が衆議院の解散を決定、と。かと思えば、今日に帰ってくるかと思っていたスペースシャトル・ディスカバリーは帰還を明日に先延ばしていましたし。私自身がいざ会社から帰ろうかと思ったら、中央線が信号機故障で遅れているとかいう小ハプニングもあったりなかったり。ひとまず、世間様は個人の状況にはあまり関わりなく、平然と流れているようです。
 そんな状況で、今週も始まりました一週間。で、今週終われば九日間の連休ですよ一週間。九日間も何してろっちゅーねんと言うか予定もくそも無いですよ一週間。確かその連休中に祖父のちょうど命日がはまってる気がするので、実際には予定を立てようにも立てられそうもないって~のが正しい状況なのですよ一週間。一週間一週間連呼してみても、別に会社行かないとイカン日が減る訳もないのですよ一週間。まあ、今日はもう終わったので、後四日ですな~。
 しかしまあ困ったことに、ここ最近、日記のこの最初の段落は会社の愚痴かしょーもない愚痴か暇だ暇だ言ってる愚痴かしかなくなってきているような悪寒もしたりしなかったり。いまいち面白みが無いよな~ここ、とは思ったりしつつも、そうそう露骨な事も書けんのですよ。不自由な話です。そう言えば、会社に入ったばかりの頃に書き留めてあった、新入社員研修中のノートを見返してみたのですが。今になって見てみたら、さりげにまず~い情報が端々書き留めてあったりしてちょっとビックリ。こりゃ~残しておかねばと、雑多に書き込んであったノートから必要事項を抜き出して、今使っている仕事用のメモノートに書き写してます。
 一番最初の頃に、役員の方々やら、後は各現場部門の部長さんなんかの講話を聞く機会があって、その時に手当たり次第書き残していたノートが今になって面白くなってます。まあ、無駄なもん書き留めてるな~って部分の方がぶっちゃけ多いのですが、中にはダイレクトにうちの会社の現状を示しているようなメモも残っていたり。多分、役員の方がぼつっと言ったようなことだったり、もしくは一種公然の秘密という事項だったのでしょう。その辺を改めて体系立ててノートにまとめ直していると、ま~あ色々面白いです。かつ、ようやっと四ヶ月くらい経って、会社の中の状況が見え始めてきた中での振り返りですから、以前では見えなかったものも見えてくる。要は慣れてきたんでしょうね。どーでも良いけど、この辺の話、思いっきり社外秘やん……。まあ、会社の中では敢えて隠す必要も無い事柄のようではありますけれど。新入社員に話してるくらいだもんねぇ。

 一応、今日は考察ネタというか時事ネタ。郵政民営化法案が否決ということで、小泉首相は衆議院の解散を決めました。解散総選挙の投票日が九月十一日だってのは、何かしらの示し合わせなのか巡り合わせなのか、一種の皮肉か偶然か。
 さてはてしかし、民営化法案反対の先陣を切っていた亀井派辺りは、この分だと自民党からは公認されないということになりそうです。そうなると新党結成という選択肢が出てくる訳ですが……多分、票はあまり集まらないのではないかな、とも思います。票として集まってくるのは郵便局関係の部分でしょうが、それ以外の所から票が集まってくるかどうかが問題でしょう。少なくとも、無党派層の票の取り込みは、この新党ではまず難しい。そもそも、小泉首相を自民党の長として迎えたのは彼ら自身であって、最初から小泉首相は郵政民営化を標榜していたはず。それを今更ひっくり返すってのは、さてどういう了見なのやら。そういった不信感もあるでしょうし、無党派層の票は、最低でも民主に流れるでしょう。言ってしまえば、小泉首相は体よく障害を排除する口実を得た訳で、転んでもタダでは起きぬの精神なのか、はたまた一種最初から織り込み済みであったのか。
 では、民主に票を入れるのが本当に良いのかどうかと考えてみると、それはちょっと待ったという所があります。まず真っ先に疑問なのが、民主党って何か政策の方向性があったっけ? ということ。民主に対する印象というのは、基本的に「アンチ自民」というただ一点だけのような。今回の解散総選挙で民主に票が行くとしても、それは「民主党の政策方針に期待を抱いて」のことではなく、ただ単純に「自民が駄目っぽいから民主に入れてみました」的な程度になりそうな気がします。それで票を入れてしまって、本当に良いのかどうか。民主党にしてもこの辺りは巧妙で、「自民が駄目だから、それに代われるのは民主だけだ」というイメージで攻めてきています。でも実際にやってることは、単に自民が何か言ったら「絶対反対」って言ってるだけなんですが。
 民主に任せるのに不安があるのは、まず民主が本当に政権を取った場合、まともに党を維持できるのかということ。自民党でもあれだけのごたごたがありましたが、民主党は自民党以上に内部分裂の火種を抱え込んでいるように思えます。そもそもあれだけ民主党が議員の頭数を揃えた背景には、あちこちから人を引き入れての、つまりはM&Aみたいな状況があります。果たして、自民党を追い落とすという最大目標にして唯一目標を果たしてしまった後に、まだ党としてのまとまりを維持できるのかどうか。ある意味で見物ではありますが、見せ物を政権でやられては困りものです。
 個人的には、上記の理由よりも、もっと民主党を信用できない理由が一つ。民主党のHPに、「憲法提言中間報告」というやつがあります。民主のHPがやたらと重たいので、開くまでやたら時間がかかる可能性はありますが……。その中の文言に、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」、という一説があります。主権って、国民にあるんじゃなかったのかしら……? それ以前に、誰に、何ものに「主権を委譲」もしくは「主権の共有」をするのか。この文言は「売国行為だ」という批判すらある文言であり、これが党の公式サイト上に堂々と掲げられている時点で、充分もうこれで信用には値しないという判断を下しています。
 何はともあれ、選挙、行きましょう。もし仮に選挙に行かなかった場合、それは貴方が最もだいっきらいな、固定票で議席を占める連中に票を投じるのと全く同じ事になるのですから。投票率が下がると言うことは、それだけ固定票の有効性が増すということに他ならないのですよ、と煽ってみつつ、考察というか時事ネタお終い。

 いつも通り、最後は本の話でお終いとします。今日から講談社ノベルスの『蟲猫』を読み始めましたが、と言うか一日で大体読み切ってしまいそうなので、後もう少し残っている分を、日記が終わったら読み切るつもりです。あんまり期待してなかったのですが、その割には案外読めるかな~というのが今の所の感想。どうやら続き物のようなので、もうしばらくは付き合ってみるつもりになりました。まあ、実際には、あんまり期待していなかったからこそ案外面白いと思うだけなのかも知れませんけれど。
 ところで、サイト本体に載っけているレビューの数が、そろそろ250に届くくらいになってきました。ここまで増えるとは最初はまるっきり予測してませんでしたが、実際増えてしまったんだから仕方がない。こうなってくると、そろそろジオシティーで組んでいるレビューの補完所の機能が、相対的にではありますが貧弱になってきてしまいます。最初に補完所を組んだ事情が、gooの簡易サイトのレビューは過去に投稿したものを見るのが面倒だったので、あくまでそのフォローのために組んだというものでした。が、今となってくると、数が増えたこともあって、ぼちぼち検索機能の類が必要になってきました。と言うか、自分で何をどう書いたか、とっくに忘れてるってのがちとねぇ……。
 そんな訳で、来週から九日間の連休になるというタイミングもあって、サイト本体の書籍紹介補完所をデータベース化できたら良いな~とか思ってます。つまりは思いっきり自己満足なのですが、分かっちゃいるけど止められない♪ データベース化をしようがしまいが、どっちにせよレビューの数は今後も増えます。今年中に三百ってのも不可能じゃないペースになってますし、むしろ今のペースをそのまま維持した場合、達成される見込み……。さすがに、三百あるレビューを、ただ書題のあかさたな順で並べてあるだけって~のは、ちとまずい気はするのですよねぇ。ただ、ぶっちゃけ九日間で終わるんかいなと自分突っ込み入れたくなる訳では、あるのですけれど。ま、ゆっくりやりますか。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:なし
買い:なし
途中:文庫『蟲猫』(今日中に読破の予定)
累積読破:文庫4冊、コミックス13冊
累積購入:19冊

それでは。