黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

頭いた~

2005年08月22日 21時53分58秒 | Weblog
8月22日分の日記という事で。

 ということで、連休は終わり、今日からまたいつものように会社へ行く毎日が始まった訳ですが……のっけから頭が痛いってのはど~にかなりませんか。まあ、恐らくは休み中の不規則な生活がたたっての寝不足が一番の元凶かとは思うのですが、それにしても一日中頭痛がず~っと抜けなかったというのも困った話。だる~い頭いた~いとまるで二日酔いみたいな具合でしたし、ついでに朝の電車ではこりゃ~最悪貧血かな~と思った瞬間もありましたが、まあ無事に会社へ行き着けたのは僥倖。ただ、普段は総武線に乗り換えているのですが、今日は何やら朝っぱらからトラブったようで、結局中央線に乗ったまま新宿へ出るはめになりましたが。混んでるからいやなのよねぇ……。
 んでまあ、休み明けで仕事が溜まっている……という訳でもないのですが、今月中で片付けておくべき仕事が出てきており、そいつはどうにも量だけはとかく多い仕事なので、多分今週いっぱいはまた暇だ~とか言っている余裕も無さそうです。ひとまず目立たなくて済む仕事なので、個人的にはとっても楽。ひたすらにだかだかとキーを叩くなり、あちこち資料を見比べるなりしていく地道~な仕事。何故か、先々月、先月、そして今月と徐々に仕事が倍加してるような気がするのですが、さてこれはどうしたことでしょう。まあ、当然ちゃ当然なのでしょうけれど。
 はてさて、しかし今になって気が付いたのですが、後三日くらいでまた給料日です。税金でまたご~っそり持って行かれるんだな~とか思うとちょっとばかり悲しい気分になれますが、それで減った手取額でも毎月使い切らずに余剰を残してるんだからまあ、ちょうど良いあんばいなのかも知れません。そういえば、学生納付特例で年金の支払いを実は先延ばしにしていたのですよねぇ……。二年だか三年分だから、それなりの金額になるような気がするのですが、ど~やって収めりゃいいんだろう。今の余裕がある内に、さっさと突っ込んでしまった方が良いような気がするのですけれど、と。う~む?

 ついでなので、年金の話。私のようにサラリーマンになった場合、年金はお給料から毎月見事にきっちりかっちり天引きされていくことになります。その額もそんなに小さいものではない訳で、しかも他の税金諸々と一緒に合わせて持って行かれると、毎月の明細を見るたびになかなかに情けない気分になれます。しかも私の場合、来年から所得税が更に加算されるので、手取額は実質更に減ることに。ますます泣けてきます、と言うかもう涙もちょちょぎれてくらぁ……な気分になれることでしょう。働き初めの頃は当然お給料も低いですし、そこにきて毎月二万三万もっとを税金やら年金で持って行かれると、本当に使える額は少ないのですよねぇ。私の方は、まだ寮費が一万円で済んでいるからこそ、本に毎月お金を割ける訳ですけれど。
 さて、何か話が逸れたような気がしつつ、年金の話に据え直すとして。これだけ毎月ごっそり持って行かれるというのに、年金の制度的な所に関しては、自分でも思いの外無知であるということに気付かされます。仮に毎月に一万円ずつ支払うとして(昇給他によりあり得ませんが……)、年に12万円になります。ボーナス辺りのことは考えていません。で、働く期間を35年とした場合、12×35で420万円。このあんまりあり得ないくらいに低い見積もり額で計算しても、既に車一台普通に買える程度の金額にはなってしまう訳で。実際には、これよりももっと多くの額を支払うことになります。あ~、高い高い。
 年金というのは、現役世代が収める金額を、高齢世代の支えとして使おうというような制度になります。昔であれば何人かの現役世代で一人の引退世代を支えようという配分だったのですが、少子高齢化が進んだ現在では、下手をすると現役世代一人で複数人の引退世代を支えねばならないような構図すらあり得ます。将来に自分たちを支えてくれる子供の世代が減っているというのは、既に出生率が過去最低を塗り替えているという事実が確としてありますし。翻って平均寿命が更に伸びていることも、数字としてこれも明らかになっています。支える方が減っているのに、支えられる方が増えていてしかも長生きしてるというのでは、そりゃぁ当然のこととして、負担が大きくなりすぎます。未納が増えてくるのも、分からないことは無い、と。
 更に、年金制度が今後成り立つのかという不安が煽られたこともあって、更に未納が増えた節もあります。加えてちょっと前のリストラの嵐、止まらない自殺者の増加、それから年金として集めた筈のお金の無駄遣いが発覚するなどなど、悪印象には事欠きません。これでますます未納が増えるし、更に年金制度の存続が不安がられ、また未納が増え……とスパイラルループが延々と続く。こういった状況があるがために、年金制度の改革が叫ばれたという次第。自分の老後に関わってくる問題なので、当然気にはせんとイカンのですが、今更どう変わるのやらという諦めムードもあるようです。
 ちなみに、年金に関して私見を述べるなら、税率を上げないとか、支出を減らしてとか、そういうお茶に濁す所だけでどうにかできる段階は、とっくに過ぎ去っているだろうと思っています。民主党辺りは何やらおきれいな事を仰っているようですが、そういう段階ではもうないだろう、と。高齢者の数は今後も増えますし、子供は減ります。財源も充分ではないし、支出を減らして帳尻合わせが効く程度でもない。徴収額を上げて、支給額を引き下げる、これが制度を存続させるためには、一番単純で効果的な方法です。当然、こんなことを言えば非難されます、責任も問われますし、実際に制度をぐだぐだにした者に対する責任は問われるべきですが。責任だけ問えば良いというものではなく、正確に率直に現状を伝えること、まずはここからだろうと思っています。おためごかしは、もう要らないよ、と。

 本の話。今日から三島由紀夫の『不道徳教育講座』に入っていますが、いやはやまあ何ともはや、以前に読んだ『思いちがい辞典』のような感覚で、これはまた面白い。ここまで皮肉っぽくやられるともう、笑うしかありません。ただ、ちょいとばかし昔の話なので、その辺りで一瞬だけ「これは何だろ?」という箇所が無い訳ではありませんが、それでも現代に読んでみても面白みは薄れないというのが、素晴らしい所です。まあ、昔と言ってもさすがに江戸時代とか平安時代まで遡る訳ではありませんから、そんなに違和感が大きい訳でも無しです。大体今日で半分近くまで読み切ったので、恐らくは明日にお終いになるかと思います。その次はどこへ行くか。
 何となくでまた駅前の大型書店へ行って、本を三冊増やしてしまいました。買いすぎだよお兄さん、というか昨日も買わなかったかしらお兄さん? 今月は四月から今まででは最も支出額が大きくなりそうですが、それでもまだ余裕があるというのは一種恐ろしいというかどんだけ押さえ込んでるんだ貴様というか、単純に寮費が馬鹿に安いって~お陰のような気もします。まあそれはともかく、久々に文庫を一冊増やしましたが、そのチョイスが何故かレイチェル・カーソンの『沈黙の春』。環境系統の講義を受けたことのある方なら、恐らく一度二度は耳にした名前かと思います。私も大学で環境論を取っていたもんで、何となく覚えていて購入してみたりとか。大学卒業してから買った、というのもなかなか皮肉な話ですけれどね~。
 残りの二冊はコミックスで、一つは乙一原作の『死にぞこないの青』コミックス版、それからたまたま店頭で見かけてそのまま手に取ってしまった、『夢幻紳士』というコミックス。乙一の方は、表題作の他に『暗い所で待ち合わせ』と『しあわせは子猫のかたち』とを併録しています。こっちは既に読み終わったのですが、『夢幻紳士』の方はまだ手を付けていません。明日か明後日辺りに手を付けるかな~と思いつつ、小手川ゆあの『ライン』もまだ残っていますし。さてはてどうしようかな~という所ですが、取り敢えず読むものが尽きないのは幸せなことです。
 なお、『死にぞこないの青』はサイト本体にレビューを載っけるので、感想その他は例によってそちらを参照ということで一つ。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:コミックス『死にぞこないの青』
買い:文庫『沈黙の春』、コミックス『死にぞこないの青』、『夢幻紳士』
途中:文庫『不道徳教育講座』
累積読破:文庫9冊、コミックス36冊、その他1冊
累積購入:48冊

それでは。