高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

吉井浩一さんより 1月9日記

2022-02-10 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
いの町 吉井浩一です。

古来中国から
個人主義や知識偏重の主知主義が入り込み、
さらに近代の西洋崇拝により、
自然科学信仰の物質主義や、
貨幣主義(資本主義)に冒され、
無神論も拡がる昨今。
これらに蔽われた暗雲の奥にある
本来の心の世界が
真情(情緒)の世界であり、
生まれたての赤ん坊のような
懐かしさと喜びで満ち、
自他の区別がない世界といいます。
古の倭(やまと)の国の理念は、
そのような、しらす国でした。

(収穫した落花生)

これらを農的に解釈し、
西洋、自然科学崇拝による
農薬、肥料信仰を見直し、
科学文献や人がいう
常識や個人的意見(知識)より、
内なる声や自然からの答えを重んじ、
個人の利益追求の前に、
自然と人の区別なく、
また作物と自分、消費者の別もなく、
無心に労働し、自然や作物になりきれば、
心の奥に眠る、自然の悲願が
眼を覚ますかと想い農業しています。

(成長中のにんにく)

誤解を招きかねませんが、
右翼ではありません。
混翼です。

(保存用のハウス)

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年2月号より転載しました。
メッセージと写真は関係ありません。。
コメント
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