高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月設立の「高知土と生命を守る会」を母体にした
40年の歴史をもつ生産者と消費者の会です

たよりfrom天竺舎 10月6日記 その2

2015-10-31 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
 津野町 天竺舎の山下幸一です。

1997年7月3日発行の「たよりfrom天竺舎」No.3より転載


根源的食事
(冒頭部省略)1974年頃から約10年間、
京都で「使い捨て時代を考える会」に入り、
安全農産物の供給を受けていた。
まず安全でなければならなかったので、
無農薬無化学肥料だが、作付開始時の数年間は、
一般市場では売り物にならないような出来だった。
消費者会員は週一回の供給を不平不満を言わずに受け取って、
生産者会員の努力を支援した年々土が元にもどり、
作柄も良くなっていった。
生産も安定するようになった

 インドでの生活で、食事の準備に滅法時間がかかった。
米は買って来るとまず箕でごみをふるわねばならない。
買物自体に時間がかかる。
一般家庭は石炭粉を固めた炭団(たどん)を七輪で、
我が家はキャンプ用圧力式灯油こんろで煮炊きした。
プロパンガスを買えたが、初心を忘れぬために。
シャンティニケタン在住中ずっとキャンプしている気分だった
副菜のタルカリ
(=カレー。ちなみに日本のインドカレーはインドには無い。)
をつくるのに香辛料をつぶしてなどするとゆうに二時間かかる。

 ともかくの何しろ食べることのために
えらく時間を費やす毎日だった。

 シッキム地方の原住民レプチャ族に興味を抱き、
ある夏休みにソナガオンという電気もない村で
三週間滞在し「民俗学的調査」をした。
標高1600米ほどの尾根下の斜面に
段々畑と棚田を開いた典型的な散村だ。
最寄りの一軒のよろず屋まで片道徒歩一時間。
やっかいになったモロンム家でいただいた食事が、
すべて原初的だった。

 どだい、食料のうち購入するのは
砂糖と塩のみ。他は自分で作る。
菜種油搾り、米搗き、鶏、牛、豚
、山羊の飼い方、蚕のこと、一々書かない。
米は赤米に近いジャパニカ。
原種のように思えた。
毎日分を小学四年生の男の子が杵で搗く。

 食材の全てが本統の物で全てに、
これ程旨いものを食べたことがないと思わされた。
彼らの日々は、食料を生産し、食事に整え、
料理し、食べることで完結する。
食べ得ることの幸福と充実が
日毎に実感されるのだ。

 吾者らがインドでの、
ゆったりとし豊かでのびやかな暮らしを止めて
帰国した理由の一つが(鰹のたたきは別にして)
日本で本統の食事をしたいという望みだった。

 自分らが食べる為に農作し、
生きる為に本統の食事を全うする。
だから正しく生命を養う為に作り、
作る為に生きる。
その原初的な本統の、一物全体の、
安全極まりない、生命を滋養する、
完結的な食事を「根源的食事」という。
それを作(な)さねばならぬ。
今、子らの為に。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』11月号より転載しました。

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たよりfrom天竺舎 10月6日記 その1

2015-10-30 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
 津野町 天竺舎の山下幸一です。

1997年3月24日発行の「たよりfrom天竺舎」No.2より転載

唯我独想  吾者だけが想っているのではないだろう。

 都市型生活の便利さの中で失われしものの如何に多いか。
「より速く」「より効率的に」が標榜され、
生命の糧たる食事さえも、“チン”とやって、
便利だ、有難いと思う人の如何に多いことか。

 東海道を30日かけて歩いたとしよう。
往古、30日間の自由な時間があった。
現在、便利な新幹線電車に乗ると、
3時間弱の自由時間しかない。
しかも、風景や人情に触れる暇もない。
Mエンデが『モモ』の中で描いたところの
時間を盗られた人々なのだ。

 郷村の生活が都市型へ移行している。

 「合併浄化槽」なる自然に「やさしい」装置を
行政が推奨し補助金さえでる。
下肥を否定し金肥まみれの農家の終着が、これか。

 古式に固執しはしないが、
古式を不便の一言で廃絶する姿勢には同調できない。

 三槽式改良便所は普及しなかったようだ。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』11月号より転載しました。
管理人記
まあ懐かしいこと。
18年前のお便りです。
でも中身はちっとも古ぼけていません。
当時は、手書きで、わら半紙に印刷してました。
ちなみに、これが通信の題字です


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横山製麩所の カルシウム麩

2015-10-29 09:00:00 | 高知のいいもん
★地元に、いいものありますよ★
横山製麩所のカルシウム麩 。


高知市愛宕町にあるお麩屋さんの麩です。


国産100%の麩は他でも見かけますが、
グルテンまで国産をつかった麩は稀少だと思います。


そのうえ室戸海洋深層水の脱塩水を仕込み水に使い、
さんごとかつおのカルシウムを入れてるそうです。
口当たりのとっても良いおいしい麩です。
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久しぶりの雨

2015-10-28 09:00:00 | 里山・田んぼ・畑
昨夜、高知市近辺は久しぶりの雨が降りました。
生産者もホッと一息ではないでしょうか。

雨のあとはまんまるお月さん。


畑の野菜も生き生きして見えます。


今年のビワには蕾がつきました。
来年の6月には食べられますように。
(今年は正雄さんのビワも不作でしたから・・・)


近所では、盛りを過ぎたそばの花。
赤いそばって珍しくないですか?


平穏なまま季節がめぐりますように。
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土佐佐賀産直出荷組合の 土佐のお魚色々セット

2015-10-27 09:00:00 | おすすめ品
★獲れだち急速冷凍、だから新鮮です★


土佐佐賀産直出荷組合(黒潮町)の、
土佐のお魚色々セット。
家族数によって600g以上(3種類)か400g以上(2種類)を選べます。
季節のお魚セットで、すべて下処理済み。
とても使いやすいセットです。
何が来るかわかりませんが、それが楽しみでもありますね。

10月〔3〕回目はこんなものがきました。(3種類)


基本はお頭付きで内臓処理のみ。
うろこもきれいに取ってくださってます。


時に頭をはずすこともあり。
でも切り身は見たことありません。
魚の形そのままで届きます。


以前は魚の料理法を書いてくださってましたが
最近は魚の名前だけになってしまったのがザンネン。

社員はほとんどが主婦や母親で、
「家族に安心して食べさせられるもの」を基本に
色々な商品を開発中。
常温で届くきびなご魚醤・かたくちいわし魚醤も人気ですが、
実はこちらの組合のものです。

だいたい、月2回のペースで注文書に載せてます。
翌々週配送なので、p4を見てくださいね。
楽しいセットですよ~。
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11月号は届いてますか?

2015-10-26 09:00:00 | イベント情報
11月号『季節のとっておき』をホームページにアップしました。(こちら

●11月号『季節のとっておき』

●11月号『お便り・お知らせ』


今週は、11月〔1〕回目の週の注文書を提出してくださいね。
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海の精の なんでもソルト

2015-10-25 09:00:00 | おすすめ品
★万能?!調理塩★
なんでもソルト。


調味料をいろいろ楽しみたい方におすすめです。

原材料は
海の精やきしお・有機のバジル・オレガノ・
パセリ・タイム・黒胡椒・白胡椒・昆布粉末・
しいたけ粉末・にんにく粉末・しょうが粉末。
なんでも混ぜればいいのか?と思うくらい入ってます。

うたい文句(?)は
「あらゆる料理に『なんでもソルト』。まず、お試しください」。


揚げ物・炒め物・パスタ・汁物、なんでもOK、
煮込みうどんにでも使えるそうです。
実際に和風・洋風で試しても、
意外と素材をひきたてる感じの味が出たりします。
ちょっと不思議です。

詰替用もあります。
2回目からはお得な詰替え用をどうぞ。


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うちの畑にようこそ 10月12日記

2015-10-24 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
香美市 わたなべ農園の渡邉志津江です。

 11月。待ちに待った根菜類の収穫だ。
サトイモ、サツマイモ、ツクネイモ、ショウガ、ラッカセイ・・
ニンジンやダイコンも後に控えている。
今年から鍋には欠かせない白ネギも仲間入り。
ヨトウムシにも負ケズ、
軟腐病にも負ケズ、
生き残って大きくなってくれた白ネギたちは
本当によくここまで・・と愛おしい。

 実りの秋、一年のうちで一番忙しく、
一番楽しい収穫時期である。
ただ、根菜はどれも重い・・。
朝起き抜けに夫婦で
湿布の張りあいっこが日課になっているが、
先のことも考え、アルミ製の四輪台車を仲間に加えた。
重いコンテナを何個もすいすい運び、
籾殻播き、堆肥の散布も手助けしてくれそうで頼もしい。

 今年11月で「土といのち」の生産者になって丸3年。
これから5年、10年と続けていけるよう
がんばっていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

 息子が収穫した牛窓レモンに心を寄せてくださった会員さん、
本当に有難うございました。
励ましていただいたように思いとても嬉しかったです。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』11月号より転載しました。

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斉藤農園だより 10月11日記

2015-10-23 08:00:00 | 生産者からのメッセージ
佐川町 斉藤農園の斉藤誠です。

8月の台風のとき、
暴風が花も実も吹き飛ばしてしまったストロベリートマト。
ようやくたくさん実が着いた。
はやく熟してください。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』11月号より転載しました。

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にこにこ通信 10月8日記

2015-10-22 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
南国市 井上農園の井上正雄です。
      
ことしの秋冬野菜の作付は
8月下旬~9月上旬にかけての長雨のため、
施肥・種播き・植え付けが、大巾に遅れて、
やっと彼岸になって、
レタス・サニーレタス・キャベツ・白才・ブロッコリー等の
植え付けをしていますが、
収穫期も去年より、10日~20日位遅れるかもしれません。
ニンジン・大根等もやっぱり遅れています。

この様な状態でも、少しでも早く
収穫・出荷が出来る様努力を重ねています。

野菜作りについて3回位連続で書かしていただきましたが、
まだかなり書き足りない事がありますが、
最近の様な異常気候でも、それに負けない様、
研究と努力を続けてゆきたいと思っていますので、
よろしくお願いします。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』11月号より転載しました。

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