高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

生産者と消費者をつなぐとは?~ちょっと想像してみましょう!~

2022-02-21 09:00:00 | 日記
★ 生産と消費をつなぐとは? ★
~ちょっと想像してみましょう!~


スーパーでは、
農畜産物はきれいに洗われ、
肉や魚も処理され、
パーツごとにパッケージされ、
すぐ調理できるように並べられています。
私たちは、
季節も問わず、
見た目にも良さそうなものを選んで
必要なだけ買い、
何の痛痒も感じません。


でも、生産の現場では、
農産物は根も葉も一緒。
土にまみれ、
葉も時には虫(有機栽培の証拠!)と一緒に
収穫されます。
肉は、屠殺された時は、
内臓も肉も一体です。
魚も海から一本釣りなどは別として
高級魚も雑魚も網で一緒に水揚げされます。
卵も、卵を取った後には
廃鶏(かしわ)が残ります。
牛乳も、
最後には経産牛が残ります。


実際に農家や漁業者、畜産農家では、
常に洗浄や処理作業や、
余剰や残渣の処理で大変な毎日です。
特に小規模な有機農家や畜産農家、漁業者は、
せっかく育てたり、捕った物全量を
売ることができない時には、
どんな思いをしているのでしょう。
私たちにできることはないのでしょうか?
ちょっと想像してみて下さい。
生産者からは
大事な命と健康の元を
分けてもらっているのですから。


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年2月号より転載しました。
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