小幡 尚
2016年の春は、それまで以上に北海道で「ササゲ」と呼ばれるモロッコ豆の栽培に力を
入れました。モロッコ豆はつる性の植物なので、畑にできるだけがっちりと支柱を組み、
そこに種をたくさん植えました。
2014年に今の家に引っ越してから、自宅でもほんのちょっと野菜を作っています。三角
形の敷地にバラスを敷いたごくせまいわが家の庭に、プランターを並べて野菜を植えてい
るのです。作物は、青じそ、ミニトマト、鷹の爪(トウガラシ)、なす、ミントなどです。
敷地を囲む柵の一角には支柱を立てて網を張り、つる性の作物を植えています。この年は、
例年植えているゴーヤに加え、キュウリとひょうたんの苗、さらにモロッコ豆の種も植え
てみました。
畑でも庭でもモロッコ豆はすくすくと育ち、6月に入る頃には実が生り始めました。6
月中旬頃まで、畑でも庭でも大きめのモロッコ豆をたくさん収穫することができました。
驚いたことに、庭のプランターで取れたものは、畑で穫れたものと比べて遜色がありませ
んでした。
プランターのモロッコ豆以外のつる性作物はほとんど収穫することができませんでし
た。キュウリはなんとか数本だけ取れました。味はすばらしいおいしさでした。
この年、庭で順調に穫れたのはトウガラシです。初夏からどんどん生り始め、晩秋まで
収穫することができました。この間、青トウガラシが一定の分量穫れるごとに、小瓶に三
升漬けを浸けることができました。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年4月号より転載しました。