先日のブログでは、昭和のオヤジの咆哮を紹介しました。
最近のネットで、 “ 使って恥ずかしい昭和な言葉 ” 特集なるものがあったからです。
その中のひとつに、 『 ソ連 』 がありました。
昭和のヒゲは、思わず 「 そんなに恥ずかしいか? 」 (怒)
そうか、それなら当然、ベルリンの壁なんて知らないでしょうね。
昭和30~40年代、ヒゲ達世代も否応なく冷戦(死語?)の環境に巻き込まれてました。
それが、89年の突然のソ連崩壊。
我が耳を疑った程でした。
NHKのクロ現では、ベルリンの壁崩壊から25年の特集を。
テーマは、EU問題とロシア。
「 もう25年にもなるのかぁ~ 」 とカァちゃんはため息をつき、「 年寄るハズネ~ 」 と。
ヒゲ達世代にはレンガを積んでいる作業の、いわゆる壁崩壊でなくて、壁構築の記憶の方が生々しい。
孫がヒゲ家に来て、必ずいじくっていく物の中にチェス・クロックがあります。
ボタンを必ず押して、カチカチさせていきます。
何かアルのでしょうね。
さて、そのチェス・クロックですが、71年頃、東公平さんから貰った物で、当然アナログ式です。
そして、その裏側には製造国名が印されています。
『 made in West Germany 』 とあります。
人形オモチャの骨とう品の世界に、 made in Occupied Japan の刻印が知られてます。
占領下の時代の日本製で、大変なレア物も在ります。
この西ドイツ製のクロックも、40数年も前に作られているのに、未だ現役。
ブリッツで乱暴に扱われているのに、さすがドイツの機械物です。
そのうち、孫が訊いてくるでしょう。
「 ねえねえ、爺ちゃん。 West Germany って、どっかの遊園地? 」
もう若い人達には、昭和の死語に登録されてることでしょう。
かつて 『 西ドイツ 』 と云う国が在りました。 当然、 『 東ドイツ 』 も。
更に、ベルリンもふたつに分ける為、ソ連が造ったのがレンガ造りの壁です。
この wall を超えようとして、どれだけの東ドイツの人達が射殺されたことか。
さあ今夜は、ブランデンブルク協奏曲を聴きながら、ソ連崩壊を知ることなく壁の前で殺された人々に
思いを馳せてみようか。
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