田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

カァちゃんは、シールハンター

2019-06-03 17:22:38 | 2人3脚チンタラ道中
今や日本のデパ地下やスーパーには、夕刻になるとハイエナみたいに何処からともなく、
ハンター共が集まって来るらしい。
いやいや、日本だけではなく、世界的な現象とも聞いた。
「 シールハンター 」 とも呼ばれる彼(女)らの目的は、半額シールです。
2割引きの印字シールの上に、重ねて貼られた半額シールの総菜・弁当が狙い目。
時が来るまで店内をぐるぐる周回する姿は、確かに獲物を狙う狩人のよう。
               
ハンターの狩猟目的は、調味料や食材・油の値上がりに対する防衛策。
妙なデフレ脱出策のおかげで、給料は大して上がらないのに、食料品は上がる。
庶民派の奥さんが、割引きシールハンターになるのもむべなるかなでしょう。
我が家でも、定番のラーメンを頂く時に、気付きました。
何だか、麺の量が少なく思えるのだが?
ははぁ~、コレがいわゆるステルス値上げな訳だ。
メーカーも、それなりに工夫してるワケや。
               
新聞記事では、シールハンターをこう紹介してあります。
「中には、2割引から半額へとシールが重ね貼りされる時刻まで熟知した知恵者もいる。」
スーパーやデパ地下で、最初の値下げ(2割引?)をします。
暫く後、更に “ 半額 ” に値下げします。
智恵者のカァちゃんは、ひとしきり店内を物色して、今日のヒゲの肴候補を決めます。
“ヒラメのワタ” みたいな、特殊な数が少ないパックの時には、取り敢えず買い物カゴへ。
再び物色の徘徊へと動くと、やがて半額セールが始まります。
待ってましたと、カァちゃんは半額シールの重ね貼りを要求するのでした。
これは、機転が利いていたレジ係さんに、ヒントを得たそうだ。
まだ、カァちゃんが買い物慣れしてない頃の話です。
レジに並んでいる時に、その時間が来た。
レジ係さん 「 時間になりましたから、半額にしておきますね。 」 
カァちゃん 「 えっ ??? 」

ところで、記者さんは知っているだろうか? 知らないだろうな~?
『 シール・イフェクト 』 なる言葉を。 (笑)
こうして、奥さんが手に入れた半額シールのパック肴。
               
このシールを見ると、定価の商品よりはるかに美味しくなる効果があります。
なるほど、値引きで浮いた金額を思い描くだけで、盛り上がる旦那もありでしょう。
しかし、イメージして頂きたい。
時刻になり、何処からともなく集まるシールハンターが、目の色を変えてたむろするデパ地下。
そこは、主婦たちの戦場。
押し合いへし合い、時にはつま先を踏まれ、或いは理不尽にカゴを引っ張られたりします。
そんな激戦地で、父ちゃんの為にゲットした “ 半額パック ” 。
もう、この激戦のイメージを浮かべるだけで、肴が美味くなるハズです。
これが、イフェクト。
カァちゃんの汗(時には涙!)の味が、調味料になるからです。
このシール・イフェクトを感じなくなった父ちゃんが居たら、もう捨てちゃいましょう。
捨てるのは、肴ではありませんよ。 鈍感な旦那の方ですからネ!! (笑)
                                  

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