田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

幻の対局②

2018-12-15 17:21:39 | ヒゲの盤上の世界
コレは、ヒゲの妄想から生まれた架空のストーリー第二幕です。

ロッキーファン担当者の最初の仕事は、そのプレーヤーを探し出すことです。
やがて、熊本大学将棋部OBからの聴き込みで、ひとりの男の名前が浮上してきた。
ネット情報から、その男が判明して、コンタクトを取ることに成功する。

熊日新聞担当者の次の仕事は、対局条件です。
何しろ、両対局者とも、体調が危ういコンディションですから。
双方が納得して、しかも安全な環境下で対局してもらえるのが大事。
如何に折り合いをつけて、着地点を模索するのか?
担当者の腕の見せ所です。
お互いの同意を得て決まった条件は、異例なものになった。

先ずは、対局は1局だけ。
アマの対局では、滅多にない持ち時間、それぞれ4時間。
プロ並みの長い持ち時間になるのには、訳があります。
障がい者ハンディのトイレやら、食事や服薬の時間が充分に必要です。
余裕を持たせる為には、しょうがないところ。
更に、体調管理の為に、それぞれが付き添い人を必要とします。
森崎五段には、専属の看護婦さん。
ヒゲ冗段(?)には、カァちゃんを。

ヒゲは、腕を伸ばすと指先が麻痺して、駒を掴めません。
だから、腕を伸ばさなくても指せるように、カァちゃんに盤を引き寄せて貰います。
更に当然、両対局者とも対局時計を押すのは大変な作業。
だから特別に、記録係兼時計係が置かれる事に。

この極めて稀でローカルな対局を、SNSで配信したところ、メディアや全国の地方紙から
大きな反響があった。
取材の依頼です。
更に、昔のヒゲの仲間が、冷やかし半分の応援団まで作った。
ついでに、熊本に遊びに行こうと云う腹積もりの企画です。 (笑)
そんな訳で、従来の熊日新聞社の対局場では取材陣が入りきれなくなり、急遽
日航ホテルに対局場を変更する事に。
此処なら、関係者たちの宿泊先にもなって、便利だろうと。
まるで、最近あったプロ将棋の藤井フィーバーを彷彿させるような現象です。
どうなることでしょうか?

           ~~~~  ヒゲの妄想は続きます  ~~~~

                

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コメント (1)
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