田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

センハラ親父

2018-12-30 14:33:47 | 2人3脚チンタラ道中
『バッカス降臨』のブログへのコメントに対する、ヒゲの返事があります。
“その毛が”とあるのは、ははぁ “その気が”の変換ミスだなと思われたでしょう!?
その説を否定はしませんが、実はもっとオモロい訳があるのです。

昭和30〜40年代、ヒゲの父親の道楽は、酒呑みとセンハラでした。
髪の毛が少なく、俗に言うハゲと呼ばれる父親は、【飲みながらの説教】が至上の喜び。
もっぱらヒゲと母親が、そのセンハラの被害者だったのです。
                 
そんな或る日、説教テングになった親父は、止せば良いのに他人の子に目を付けた。
ライオンズ仲間の子供さんに、センハラを仕掛けたのです。
“赤の他人”から、言われのない説教を喰らって激怒した子供さん。
当然ながら、ヒゲの父親と大げんかになったのでした。
 「 何でそんな事、あんたに言われなんと! 」
              
                     ≪ ヒゲの長男と ≫
この事件で懲りたハゲちゃんは、安全センハラのターゲットを絞った。
絶対に反撃してこない相手とは?
そう、息子であるヒゲと妻であるヒゲの母親です。
或る日、ヒゲと母親の夕食のテーブルに、毛の薄い父親が隣席した。
  ( 隣席? 付き合い飯が多く、外食が大半でしたから。 ) 
酒を飲みながら、ご機嫌でいつものようにセンハラを始めました。
何しろ反撃も逃走も出来ない二人を据えてですから、ハゲちゃんは笑いが止まりません。        
と、その時でした。
被害者二人はパタリと箸を置き、只ひたすら酒を飲み続けました。
いっさい、料理を口にすることなく。 生け贄二人の、ささやかな抵抗です。 (笑)
更に、それでも説教が続くや、あろうことか!
二人は、ご飯とおかずを全てごみ箱に放り込んで、再び座って神妙に御高説を
聴きはじめたのです。
『 あんたと居ると、飯がまずくなる。 』 を暗示したハンガースト行為です。
しかも、とことん慇懃無礼に徹底しながら、無抵抗・無言の姿勢を示したのです。
もちろん、センハラ道楽が、これぐらいで自粛するハズもありませんが。

       
            ≪ 孫二人と沖縄へ ≫ 
                  

そして昭和50年代、そんなハゲちゃんに格好のターゲットが見つかった。
ヒゲの嫁はんです。
まさか毛が無い父親が、そんなイビツな道楽保持者とは、露も知りません。
カァちゃんは、その生真面目な性格ゆえに、もろに説教ハラスメントと衝突です。
言われもない説教に、むかむか💢とするカァちゃんを見て、ヒゲと母親は大笑い。
何十年もハゲハラを受けてきた二人は、幾らでも避ける術を知ってましたから。
他人の言う事をちゃんと聞く様に育てられたカァちゃんには、
初めての悪意に満ちた酔狂との遭遇でした。 (笑)

         
              ≪ ヒゲの長女の結婚披露宴で ≫

このブログの下書きを見たカァちゃん ・・・
「 そうねぇ~ ぶつかった事もあったけど、優しいところもあったわよ。
  子供たちの面倒も喜んで見てくれたし、プレゼントもしてくれたし。
  名誉(!?)の為に、思い出の写真でも載せようか。 」 と。
                   
                          ≪ 初曾孫と ≫

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