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「東京大空襲」のテレビドラマ2作放映

2008年03月22日 | 国際・政治
昭和20年3月10日の「東京大空襲」から63年、東京を火炎地獄にして10万人以上もの死者を出した「東京大空襲」をテーマとしたテレビドラマがこのほど2つの放送局で放映されました。

●TBS『シリーズ激動の昭和 3月10日東京大空襲 語られなかった33枚の写真』
一つは、TBSが月曜ゴールデンとして3月10日(月)夜9時から放映した『シリーズ激動の昭和 3月10日東京大空襲 語られなかった33枚の写真』です。
事前のホームページでは、「一晩で10万人もの死者を出した東京大空襲。しかしながら広島、長崎、沖縄などに比べて、報じられる機会は少ない。空襲の様子を地上から撮影した唯一の男、石川光陽を主人公としたドラマを軸に、アメリカ取材や東京大空襲の被害者の証言などドキュメンタリー部分とあわせて、東京大空襲の知られざる真実に迫る」と紹介していました。
主人公の警視庁警務課写真係の石川光陽(仲村トオル)が警視総監(竜雷太)から「(空襲の)記録を後世に残すために本物の写真を」という特命を受け、東京大空襲の惨状をカメラに収め、真実に迫ろうとする実存した人物のドラマを軸に、筑紫哲也氏がドキュメンタリー部分のナビゲーターを務め、東京大空襲の被災者の証言を紹介するというものです。ドラマには、その他、刑部安治・巡査役の原田泰造、光陽の妻役の酒井美紀らが好演しています。
また、ドキュメンタリー部分では、B29搭乗者である元アメリカ兵へのインタビューや、アメリカが周到に東京の人口密集地であった下町の地理や家屋を研究し、焼夷弾の“効果”的な威力の発揮を研究していた様子など、加害者・被害者両面からその実態が語られています。
石川光陽が、戦後GHQにネガの提出を求められた際、歴史の真実を消滅されることをおそれ、これを拒んだ結果、後世に残った「33枚の写真」は、確かに現在、二度とこのような悲惨な戦争を繰り返してはならない、一般市民の虐殺行為を糾弾する「無言の抗議」となっていました。


●日本テレビ『東京大空襲』
もう一つは、日本テレビが開局55周年スペシャルドラマとして3月17日(月)・18日(火)に2夜連続で放映した、その名も『東京大空襲』。
こちらも事前のホームページで、「『東京大空襲』の体験者への綿密な取材をもとに、戦火の病院に展開する愛と、引き裂かれた絆。降りしきる焼夷弾のなかで燃え尽きる、悲劇のラブストーリー。極限状態の中で精一杯生きる人々の姿を通して、二度と繰り返してはならない戦争の悲劇と、そして、命の大切さを訴えていく」と紹介していました。出演は、藤原竜也、堀北真希、瑛太、柴本幸ほか。


◇「東京大空襲」記録
B29爆撃機:325機(うち爆弾投下機279機)
投下弾量:38万1300発、1783t
死亡:8万3793人
負傷者:4万918人
被災者:100万8005人
被災家屋:26万8358戸
焼失面積:約41平方キロメートル(東京の3分の1以上)
※死亡・負傷者・被災者・被災家屋数は警視庁調査。民間団体や新聞社調査では死亡・行方不明者は10万人以上と言われている。


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