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舛添氏に2億5000万円「政治とカネ」疑惑が浮上

2014年02月12日 | 国際・政治
東京都知事に当選し、今日12日にも初登庁する舛添要一氏に早くも「政治とカネ」の疑惑が浮上しました。

2月21日付け「しんぶん赤旗」によると、舛添氏が結成し、代表を務めた「新党改革」が、法律で禁じられている「政党助成金」や「立法事務費」による借金返済を行った疑いがあることが分かったためです。「日刊ゲンダイ」などが続いて報道しました。

「しんぶん赤旗」によると、「新党改革」の政治資金収支報告書(2010~2012年分)には、同党が2010年に銀行から2億5000万円を借りる一方、2010~2012年に毎年4800万円~1億5000万円を分割返済し、完済していることになっています。

しかし、同党の平均収入は毎年約1億5000万円で、このうち約1億2000万円は税金が原資である「政党助成金」からなっており、このほか国会議員の数に応じて支給される「立法事務費」が毎年1560万円支給されていました。

「政党助成金」や「立法事務費」での借金返済は「目的外使用」の法律違反です。「政党助成金」や「立法事務費」を除くと、“純粋”な同党の収入は1500万円~2570万円(2011~2012年)に過ぎず、3年間で2億5000万円の借金を返済するのは到底ムリな話。そこで、「政党助成金」をいったん、舛添氏や荒井広幸参院議員(現党代表)の資金管理団体に入れた後で党本部に一部を“迂回”させ、借金返済に充てていたと思われるのです。
その上、使い残した「政党助成金」は本来は国庫への返納が義務付けられており、こうしたルートを“迂回”することによって、結果的には返納逃れをしたわけで、手口は巧妙、悪質です。

問題はこれだけではありません。舛添氏が代表を務めた「新党改革比例区第4支部」の2012年の収支報告書では、支部が毎月約28万円を家賃として支出していた相手方はなんと舛添氏自身の会社・「株式会社舛添政治経済研究所」となっています。第4支部の収入は大部分が党本部からの「政党助成金」ですから、税金をちゃっかり自分の会社の収入にしていたという訳です。

「しんぶん赤旗」などは、舛添氏は参院議員時代、民主党の政治資金問題について「国民監視の場で政治と金の問題を堂々と説明し、取るべき責任はしっかり取るよう強く求めます」(2010年3月の参院本会議)と厳しく追及したのですから、自身のこうした疑惑についても堂々と説明し、責任を取ってもらいたいと指摘しています。

5000万円の裏献金問題で都知事の職を辞することになった猪瀬直樹前知事以上に「政治とカネ」に汚い都知事が誕生したようです。


【出典参考】2014年1月21日付け「しんぶん赤旗」 、22日付け「日刊ゲンダイ」


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1 コメント

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舛添要一の金銭疑惑を追及するんやったら、朝鮮学... (関西フレッシュパック森本誠二)
2014-02-12 10:41:53
舛添要一の金銭疑惑を追及するんやったら、朝鮮学校に公金で補助したり、在日外国人に対する生活保護を支給するのを止めさせたらどないや。舛添を追及するんやったらできるやろ。外国人に生活保護を支給する余裕はないからな。
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