昨日に引き続き、「原発がなくても電力は足りているか」という問題について、見て行きたいと思います。
<ドイツが「原発全廃」を決定>
7月8日、ドイツ連邦議会「上院」は、6月末の「下院」での可決に引き続き、2022年までに国内の全原発を順次廃止する法案「原子力法改正案」を賛成多数で可決。法案は成立しました。
ドイツには現在原発が17基ありますが、法案では稼働を凍結していた旧式の原発7基と故障多数で稼働を停止していた1基の計8基をそのまま廃炉に、残る9基については2015年、2017年、2019年に各1基づつ、2021年に3基、そして2022年に3基というふうに順次閉鎖する計画です。
同時に議会は、原発の代替エネルギーとして「再生可能エネルギー発電促進法」も可決。再生可能エネルギーの発電量を、現在の17%から、2020年までに35%、2050年までに80%に引き上げるとしています。
わが日本でもこのドイツのように、「原発からの撤退」をすみやかに宣言し、再生可能エネルギーに転換していく方針で臨むべきで、今後、5~10年の間に、現在の総発電量の約25%をしめる原発をゼロにし、自然エネルギーへの置き換えと低エネルギー社会への取り組みをすすめ、総発電量の2~3割程度を自然エネルギーにするという目標は、日本の技術水準からみても、ドイツなど世界の国々での自然エネルギーへの取り組みからみても、決して不可能なことではないと思います。
【出典参考】2011年7月9日付け「しんぶん赤旗」
(つづく)
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