PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

年末所感。

2021-12-30 | ニュース
今年もやはりロレックスを多く買った。

ますます、並行ショップで、すべての紳士用ロレックスが、決定的に買えなくなった年でもあった。

エアキングでさえもプレミアムが付く末世だ。

これは新品だけではない。

アンティーク、中古も含めて、という事態だ。

ここまで上がれば、そうそう下がりはしない。

2020年4月以降、もはや日本人は投機目的、転売目的の利ザヤ稼ぎを目的とした人たちが多く参入し、

私のような、ロレヲタ30年選手はかなりの数がたおれていった。

つまり、インターネットで海外から旺盛な注文が来ている。

クロノ24を見ていれば、その驚くべき世界相場が見えてくる。

だから、結局のところ、クロノ24に出店しているところに委託をした方がよい、ということになる。

私はほとんどのロレックスなどの腕時計は売却はしていないから、なんとなくしか要領は判らないが、

いきなり知らない店に買取に出さないほうがいいということはこのような事態になっているからだ。

2022年も、本国の販売戦略とは違う日本のパテックのPPJ客の囲い込みの売り方(1)を拒絶しつつ、ロレックス偏重主義な生活を

送ることになるだろう。

スイス本社のパテックの顧客サーヴィスは世界一だが、日本の販売店の姿勢は最低だ。このギャップは何とかならんか、

と私の周囲はいつも憤慨している。


追伸、プラチナデイトナ、いらないから。


(1)友人からの説明によればこうだ。日本において20年ほど前にパテックの総代理店はショパールの販売で知られた、一新時計㈱がその販売展開を担い、輸入は缶詰輸入卸の㈱日貿が担っていたが、突然、この㈱日貿がパテックの販売を一新時計㈱からとりあげ、現在のPPJというパテックの総代理店を作った。
このことが引き金となり、いつも展示会でお食事券を配布していた一新時計㈱は世間の知るところとなった。
これだけでも悲劇的だ。
当然、一新時計㈱で買っていた顧客がいたわけで、最近になって、PPJになってからパテックを買った顧客でないとアクアノートやノーチラス購入のウェイティングリストなどのオーダーシートに名前を載せることはできないとしているようだ。
友人らも、こういう日本のパテックの販売姿勢に嫌気がさして、国内では絶対にパテックは買わない。
時間はかかるがシンガポール、クアラルンプールそしてバンコックの華僑の正規店から買うようにしている。

カタログを見ても差して魅力的なモデルと言えば、3針シンプルなノーチラス5711だけだ。
ディスコンの5296、5196までプレミアムが付くのはまさしく中野の戦略だろう。

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