知らないうちにいつも届いている。
もうかれこれ、25年ほど経っただろうか。
登録したのは、ISSINが日本の総代理店をしていたころだ。
確か、創刊号からしばらくは、友人とともに今は無き正規店から頂いた。
まさか、こんなにもこの機関誌が続くとは思わなかった。
さすが、PATEK PHILIPPE社だ。
でも、ISSIN派の私に届く正規新品パテックは来ない。
なぜなら、余計な、まったく興味のない人気のないパテックを抱き合わせのような格好で長年買わされて、
そのたびごとに何度も正規店のヤツらと、百貨店の若い外商の口車に乗せられて、
いつ買えるのかわからない、1本に拘束される人生なんてまっぴらだからだ。
だから、新品のパテックを正規店で買っている連中に虚しさを感じるのは私だけだろうか。
そうまでして正規店から買うのなら、初めから並行新品のパテックをジャックあたりで買った方が、精神衛生上よろしい。
〝かくすれば かくなるものと 知りながら 已むに已まれぬ 大和魂〟吉田松陰
私は、この長州人のこの言葉が大好きだ。