「知らない人が使ったロレックスを買う。」、「知らない人が使ったチュードルを買う。」
…ちょっと気持ちが悪い。人によっては〝念〟が入っている、呪われているのではないか、という人もいる。だから新品しか買わない、もしくは知人や由緒の知りえる時計しか受け入れられないという人もいる。
これでは選択肢は現行品、またはデッドストックの域から出ることは出来ない。
幸いなことに、個体によってはメーカーでは〝洗浄〟(←宗教的な意味も込めて)〝研摩〟をしてくれるし、前オーナーの〝念〟をマトモニ受けていたであろう〝文字板交換〟も受け付けてくれる。これで、知らない人が買った時計の気持ち悪さが大幅に軽減できるであろう。
現在は次第に中古品を敬遠する度合いが軽減してきているという。しかし私はこのように〝洗浄〟〝研摩〟がセットで出来ないシミの付いたバッグや革製品は定価よりいくら安くても絶対に買わない。それこそ前オーナーの臭いまでが伝わってくるようでならないからだ。