PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

私の個人的心配事。昨今の日本ロレックスのメンテナンス姿勢(パーツ返却と料金の権利と問題)について。

2010-04-23 | 悩み

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 最近、と言いますか、ここ五年間ほど、日本ロレックスのメンテナンス姿勢について危惧していることがあります。ロレックスのメーカーとして、自身が製造した商品のメンテナンスについて独占的立場にある民間企業ロレックス社が一方的に従来または社会通念上顧客サービスに対して問題があるのではないか、という心配です。

私はロレックスコレクターですので、親ロレックス社側の考えでいましても、昨今のメンテナンス姿勢は「法的に問題が無くても、社会通念上、果たして消費者全般に理解されるものであるのか」ということです。私は法律理には明るくありませんが、〝常識〟として心配です。余談ですがフランクミュラージャパンにしても、日本正規品しかメンテナンスしないというのであれば、海外品の個体に付属している国際保証書には〝日本国内を除く〟と記載が必要かとおもいます。

お話は海外のロレックスのメンテナンス体制についてはよくは分かりませんので、日本ロレックスだけに限定しますと、以下のとおりです。

     2000年ぐらいまではオーナーへ返却していた内外装の交換修理部品(コマは除く。金無垢、プラチナ素材を含む)の返却の権利はオーナーまたは日ロレどちらにも50/50の権利があると思いますので、どちらかが一方的に権利の主張はできないと思います。例えばこれは業務用コピー機にメーカー側の権利があったり、レストランの食べ残しを客が持ち帰ることができない場合もあるからです。

② 5桁以上のオイスターモデルのメンテナンス料金には〝ケース研磨とブレス研磨〟の作業料金が日ロレではグロスで含まれています。しかし、特に4桁の個体がメンテ受付可能でも、その修理個体に付属のブレスが〝リベットは言うに及ばずカシメ、巻きブレス〟であった場合、日ロレは研磨は行ないませんし、〝刻印のある裏蓋〟の研磨も行ないません。これはグロスの作業内容としてのメンテナンス料金から、その作業不可分を差引かなければなりません。社会通念上、満額で消費者から徴収すること、これは問題だと思います。

  私はロレックスを生業にしているわけではありませんが、特にショップ側や過激なロレヲタから、所有の権利と料金を巡って、日ロレが攻撃されないかと心配でいます。まさか独占禁止法に抵触したり、公正取引委員会から指摘をうけると非常に大変なことに成ります。やはり私、心配です。Rolex0340rolex


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