写真は、篠山市今田町の朔太郎(さくたろう)くん、3月12日生まれ。
「周りの人や物に優しく接することができる子に育ってください。
みなさん優しくて、これから会えなくなると思うと寂しいです。」
3人目なのですが、次に妊娠されたり、あるいは子宮頸がん検診を毎年受けてみたり、
美容皮膚科でお肌のお手入れをされると、また末長くお付き合いできますよ。
それからみなさんにはご心配をおかけしましたが、
いくつか思い入れの有る投稿を、フェイスブックやグーグルマップにアップしていただけて嬉しいですよ。
産婦人科は若い女性相手なので、いつ突然、恨みを買うか分かりませんからね。
今日も夜中に2人赤ちゃんが生まれました。
2人とも赤ちゃんの首にへその緒が巻きついていた経産婦さんだったのですが、
1人の赤ちゃんは、へその緒に引っ張られて、頭が逆回転して生まれたのです。
正確に言うと、放っておけば生まれなかったのです。
胎児の心拍数も下がってきたので、お母さんに酸素を吸ってもらい、
点滴に少量の陣痛促進剤を混ぜて、そして吸引分娩で産んでもらったのですよ。
タマル産では吸引分娩は滅多に無くて、おそらく30人に1人くらいでしょうか。
率にして3%ほどでしょう。
それで他の施設を調べてみたら、今年の「産科医療補償制度の再発防止に関する報告書」に載っていて、
アンケートに答えた施設の817人のお産のうち、吸引分娩は144件だったようです。
率にして18%も有るのですね。
世間では陣痛促進剤の使用も多いですし、無痛分娩も流行っているしで、
どうしても吸引分娩が増えるのですね。
吸引分娩が増えると、それに比例して赤ちゃんに脳性マヒが生じる危険性も高くなります。
だから最近の産婦人科ガイドラインでは、吸引の回数は5回以内とされています。
1回の陣痛は3分周期ほどですから、5回きばると15分までしかダメだということになります。
それでも生まれなければ、すぐに帝王切開しないといけません。
帝王切開して赤ちゃんが生まれるまで、さらに30分以内が目標とされています。
タマル産では、このガイドラインだけはしっかりと守っていますよ。
それでも世間では、年度によって差は有るのですが、65.1%〜83.3%くらいしか守られていないようで、
6回以上吸引分娩をすることも有るようです。
分からなくはないのです。
あともうちょっとで生まれるのに、という時に、帝王切開するのにはさらに30分もかかるから、
もう一度だけ吸引をかけてみたい、という思いも浮かぶものなのですよ。
ですが、将来に赤ちゃんが脳性マヒになった場合、帝王切開をしてなったならまだ許されますが、
吸引分娩をして起こったならば許されない時代なのです。
それでご両親などの恨みを買うことになってしまうのですよね。
それで世の中、帝王切開ばかりのお産になってきているのです。
産婦人科医は、裁判にならないことだけを目標しているのですからね。
そういう意味では、私のやり方は古いのかもしれませんね。
なるべくみなさんに、満足していただけるお産をしてもらいたい、と願っていることがです。
そんなことより早く帝王切開してくれ、というのがみなさんの本音かもしれないからです。
それと、産科医療補償制度の審判は、ほとんどが医療者に厳しい判断をしているからです。
はっきる言って、ベストを尽くしていると考えている産婦人科医に対して、
ほぼ100%、ケチを付けられてしまうのですよね。
でもね、もう一度よく考えてみていただくと、
せっかく今は世界一、日本が母児ともに安全なお産と言われているのに、
帝王切開ばかりしていると、母体死亡率だって、ずっと上昇するのですからね。
それは帝王切開の方が出血も多くなるので、お母さんにリスクが上がるからです。
ところで先日生まれた赤ちゃんのお母さんは、産後に弛緩出血が起こり、
輸血が必要になり、救急搬送したのです。
それで数日して帰院され、また赤ちゃんと再会されたのですが、
とても喜んでくださり、こちらもホッとしましたよ。
タマル産では輸血するなんて、500人に1人くらいと他院に比べてすごく少ないのですが、
それでもゼロにはならないのですからね。
後にならないと、恨みを買うのか、喜んでもらえるのか、想像もつかないのですよ。
***
愛は公式性を帯びた無形の秩序であり、
平和であり、
幸福のかなめです。
世界人類のための共同の財産であり、
神様の意思と力の象徴です。
レバレンド・ムーン
「周りの人や物に優しく接することができる子に育ってください。
みなさん優しくて、これから会えなくなると思うと寂しいです。」
3人目なのですが、次に妊娠されたり、あるいは子宮頸がん検診を毎年受けてみたり、
美容皮膚科でお肌のお手入れをされると、また末長くお付き合いできますよ。
それからみなさんにはご心配をおかけしましたが、
いくつか思い入れの有る投稿を、フェイスブックやグーグルマップにアップしていただけて嬉しいですよ。
産婦人科は若い女性相手なので、いつ突然、恨みを買うか分かりませんからね。
今日も夜中に2人赤ちゃんが生まれました。
2人とも赤ちゃんの首にへその緒が巻きついていた経産婦さんだったのですが、
1人の赤ちゃんは、へその緒に引っ張られて、頭が逆回転して生まれたのです。
正確に言うと、放っておけば生まれなかったのです。
胎児の心拍数も下がってきたので、お母さんに酸素を吸ってもらい、
点滴に少量の陣痛促進剤を混ぜて、そして吸引分娩で産んでもらったのですよ。
タマル産では吸引分娩は滅多に無くて、おそらく30人に1人くらいでしょうか。
率にして3%ほどでしょう。
それで他の施設を調べてみたら、今年の「産科医療補償制度の再発防止に関する報告書」に載っていて、
アンケートに答えた施設の817人のお産のうち、吸引分娩は144件だったようです。
率にして18%も有るのですね。
世間では陣痛促進剤の使用も多いですし、無痛分娩も流行っているしで、
どうしても吸引分娩が増えるのですね。
吸引分娩が増えると、それに比例して赤ちゃんに脳性マヒが生じる危険性も高くなります。
だから最近の産婦人科ガイドラインでは、吸引の回数は5回以内とされています。
1回の陣痛は3分周期ほどですから、5回きばると15分までしかダメだということになります。
それでも生まれなければ、すぐに帝王切開しないといけません。
帝王切開して赤ちゃんが生まれるまで、さらに30分以内が目標とされています。
タマル産では、このガイドラインだけはしっかりと守っていますよ。
それでも世間では、年度によって差は有るのですが、65.1%〜83.3%くらいしか守られていないようで、
6回以上吸引分娩をすることも有るようです。
分からなくはないのです。
あともうちょっとで生まれるのに、という時に、帝王切開するのにはさらに30分もかかるから、
もう一度だけ吸引をかけてみたい、という思いも浮かぶものなのですよ。
ですが、将来に赤ちゃんが脳性マヒになった場合、帝王切開をしてなったならまだ許されますが、
吸引分娩をして起こったならば許されない時代なのです。
それでご両親などの恨みを買うことになってしまうのですよね。
それで世の中、帝王切開ばかりのお産になってきているのです。
産婦人科医は、裁判にならないことだけを目標しているのですからね。
そういう意味では、私のやり方は古いのかもしれませんね。
なるべくみなさんに、満足していただけるお産をしてもらいたい、と願っていることがです。
そんなことより早く帝王切開してくれ、というのがみなさんの本音かもしれないからです。
それと、産科医療補償制度の審判は、ほとんどが医療者に厳しい判断をしているからです。
はっきる言って、ベストを尽くしていると考えている産婦人科医に対して、
ほぼ100%、ケチを付けられてしまうのですよね。
でもね、もう一度よく考えてみていただくと、
せっかく今は世界一、日本が母児ともに安全なお産と言われているのに、
帝王切開ばかりしていると、母体死亡率だって、ずっと上昇するのですからね。
それは帝王切開の方が出血も多くなるので、お母さんにリスクが上がるからです。
ところで先日生まれた赤ちゃんのお母さんは、産後に弛緩出血が起こり、
輸血が必要になり、救急搬送したのです。
それで数日して帰院され、また赤ちゃんと再会されたのですが、
とても喜んでくださり、こちらもホッとしましたよ。
タマル産では輸血するなんて、500人に1人くらいと他院に比べてすごく少ないのですが、
それでもゼロにはならないのですからね。
後にならないと、恨みを買うのか、喜んでもらえるのか、想像もつかないのですよ。
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愛は公式性を帯びた無形の秩序であり、
平和であり、
幸福のかなめです。
世界人類のための共同の財産であり、
神様の意思と力の象徴です。
レバレンド・ムーン