より安全な帝王切開を目指して

篠山市初田の楠央（なお）ちゃん、４月５日生まれ。
「大樹のまわりに皆が集まり、ほのかな香りに包まれながら幸多かれと祈る、という意味です。
２人目ですが、１人目よりしんどかったです。
みなさんにはいつも親切にしていただきました。」

上の子の時の半分の時間で産まれたのに、どうしてしんどかったのか聞いてみたのですが、
生まれる直前のことのようでしたよ。
勢いが余っていたのかもしれませんね。

そう、初めてのお産では１５時間くらいかかります。
それが２人目以降だと、半分の７時間ほどで生まれますよ。
逆に倍の時間がかかれば、難産ですし、
外国ではそれだけで帝王切開になってしまいます。
日本でも３０時間で生まれなければ、即、帝王切開という病院も有りますよ。
あるいは破水して２４時間経っても生まれなければ帝王切開、という病院も有ります。

ここで１つ、アナウンスをしておきましょう。
タマル産では、開業して１８年間、まったくの医師１人体制でやってきたのですが、
以前から予告していましたように、今月からお手伝いの先生に来ていただくことになりました。

実は私が京大病院で研修を受けていた時の、産科の副病棟医長の先生なのですよ。
ちなみにこの時の婦人科の副病棟医長の先生は、のちの日本産婦人科学会の会長も務められ、
今春退職された小西名誉教授です。
ついでにこの時の婦長さんが、トコちゃんベルトの開発で有名になられた、渡辺信子婦長さんです。
当時はプチ更年期で、研修医には怖かったですよ。

という、往年の大先輩先生に来ていただけるとは光栄です。
今日も打ち合わせしていたのですが、数日前にヨーロッパから帰られたところです。
外国の友人も多く、優雅に暮らしておられるのですね。
それで少しお手伝いというわけなのですよ。
普段は、私の出身高校の近くの、京都の岩倉に住まれているのですが、
福知山や篠山にも友人の多い先生なのです。
福知山市民病院の前院長と同級生だそうです。

それで水曜日の予定の帝王切開は、これまで医師１人体制でしたが、
これからは予定の選択帝王切開については、医師２人体制で行います。
看護職も加えれば５人体制です。より安全性が高まりますね。
ただし夜中や休日の緊急帝王切開は、これまで通り医師１人体制です。
この方が、より早く手術を開始できるというメリットが有るからです。

それから私の唯一の外来の休みである木曜日は、留守番をしていただくこととなり、
少し休み気分を味わうことができそうですよ。
そうは言ってもなかなか、お産が有れば近くに居ることにはなるでしょうけれど。

さらに以前から予告しています、体外受精プロジェクトの方も進んでいまして、
今度の日曜日に、大阪の扇町ARTレディースクリニックの朝倉院長がタマル産に来院されます。
これから、より高度の不妊治療の体制を組んでいくためなのですよ。
朝倉先生は、愛犬のためかどうか、有馬にセカンドハウスが有るそうですよ。
丹波にもよく来られていて、愛着が有るのです。

と、これからも皆様のお役にたてるよう、頑張っていきますからね。

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あなた方を迫害する冷酷な人がいた時、
その人に向かって怒鳴り返さず、
涙をもって、
神様の祝福が彼らの上にも
注がれるように祈ってあげるとしたら、
神様はあなた方に同情し、
祝福してくださるでしょう。

　　　レバレンド・ムーン