写真は丹波市柏原町の陽太(ようた)くん、2月15日生まれ。
「太陽のように暖かく、明るい子になりますように。
1人目と違って、本当にあっという間でびっくりしました。
スタッフの方みんながとても親切ですごしやすかったです。」
そうなのですよ。
2人目ともなると余裕が出てきますね。
ですが1人目はたいへんなのですよ。
みなさんの意識と医療者の意識には、まだまだ大きな隔たりが有ります。
みなさんは赤ちゃんが普通に生まれて当然と考えておられることでしょう。
ですが現実は、日本では4人に1人が帝王切開で産んでいるのです。
先進国の多くでは、2〜3人に1人が帝王切開で産んでいるのです。
ここが根本的に理解されていないのですよ。
今月タマル産では開業以来、過去最高の数の赤ちゃんが生まれました。
この子たちの中には難産の子もたくさん居たのですよ。
いくらタマル産では、20人に1人くらいしか帝王切開にならないとはいえ、
陣痛までも短くすることはできないのです。
ところがご主人や産婦さんのお母さんが、なかなか生まれないから何とかしてくれ、と言われるのですよ。
そして帝王切開をしてくれとまで、よく言われます。
本人が言うのならともかく、家族が待ちきれずに言われるのですね。
初めてのお産は、とにかく辛抱が必要なのです。
そんな時に、役に立つ家族と邪魔になる家族が居られますね。
できれば付き添うのは、ご主人だけがいいと思っています。
いくら家族だといっても、寝室にまで入って来られては困るでしょう?
お産とは、皆さんが考えておられるよりも、もっと性的なものだからです。
解決策としては、産婦さんのお母さんや姉妹に来院してもらうのは、赤ちゃんが生まれてからからで十分ですよ。
もちろん、それぞれで事情は違うでしょうから、原則でのお話です。
話は変わりますが、今日ようやく4月からの、2年に1回の診療報酬改定の本が届きました。
この分厚い本をわずか2日で理解して、
明後日までにコンピューターの設定を変えないといけないのですからね。
産婦人科関連での話題と言えば、帝王切開の点数が少し揺れ戻されたことでしょうか。
2年前の改定では、帝王切開の点数が大きく削られたのですよ。
理由は統計上、帝王切開の時間が減少しているからだそうです。
より素早く対応しているのに、手術時間が減れば点数が減るとは、皮肉なことですね。
こんなことなら、ゆっくり手術に時間をかけた方がいいのでしょうか。胎児が元気ない時にね。
まあそれは厚生省の言い訳であって、
本音では帝王切開がどんどん増えて、医療費が上がらないようにとの考えからでしょう。
これが2年前の話なのですが、今回は予定での帝王切開は減点されたままで、
なんとか緊急での帝王切開でだけは少し上がりました。それでも2年前には届かないのでしょう?
その代わりに特殊な場合として、例外的に新規に点数が付けられました。
それが、前置胎盤、32週未満の早産、胎児機能不全、常位胎盤早期剥離、前回の帝王切開などです。
これらはそれだけリスクが高いということですね。
これを解説すれば、また長くなりそうなので、またの機会に。
いずれにしても、タマル産では帝王切開が少ないので、あまり収益には関係有りません。
篠山市の医療費もさぞ少なくて済むことでしょう。
もしタマル産で、全国平均並みに帝王切開すれば、医業収益も年に数千万円は増え、
看護師さんや医師も雇用できて、より安全性が高まるとはおかしな話ですね。
帝王切開するより普通に産ませてあげる方が手間がかかるのに、収益は下がる。
帝王切開するにしてもより短い時間でするほど、収益は下がるのですからね。
そうそう、小泉政権の時代から医療費を毎年2000億円削減すると決定されました。
これが間違っていたのですよ。
だから民主党に政権が移ったのは、コンクリートから人へ、というスローガンだったからです。
建築業よりも福祉業にシフトしていこうとしたのですが、残念ながら失敗したのです。
みなさんも老人が増えて医療費が上がると負担が増えて困ると考えておられるかもしれませんが、
それが間違いなのですよ。
医療や福祉に従事している人はますます増えていますから、
医療費が上がれば従事者の給料が増え、内需が刺激されるのです。
そうすると景気がよくなるのです。
いまだに介護職員の給料が上がらずに退職する人が多いというのでは、景気がよくなるはずもないのですよ。
この2年に1回の改定ですが、2年毎に減らすのは大きな間違いで、
2年毎にどんどん上げていかないといけない、ということですよ。
建築業界は、人口が減るのにマンションなんか作っているより、介護施設を作ればいいではないですか。
「太陽のように暖かく、明るい子になりますように。
1人目と違って、本当にあっという間でびっくりしました。
スタッフの方みんながとても親切ですごしやすかったです。」
そうなのですよ。
2人目ともなると余裕が出てきますね。
ですが1人目はたいへんなのですよ。
みなさんの意識と医療者の意識には、まだまだ大きな隔たりが有ります。
みなさんは赤ちゃんが普通に生まれて当然と考えておられることでしょう。
ですが現実は、日本では4人に1人が帝王切開で産んでいるのです。
先進国の多くでは、2〜3人に1人が帝王切開で産んでいるのです。
ここが根本的に理解されていないのですよ。
今月タマル産では開業以来、過去最高の数の赤ちゃんが生まれました。
この子たちの中には難産の子もたくさん居たのですよ。
いくらタマル産では、20人に1人くらいしか帝王切開にならないとはいえ、
陣痛までも短くすることはできないのです。
ところがご主人や産婦さんのお母さんが、なかなか生まれないから何とかしてくれ、と言われるのですよ。
そして帝王切開をしてくれとまで、よく言われます。
本人が言うのならともかく、家族が待ちきれずに言われるのですね。
初めてのお産は、とにかく辛抱が必要なのです。
そんな時に、役に立つ家族と邪魔になる家族が居られますね。
できれば付き添うのは、ご主人だけがいいと思っています。
いくら家族だといっても、寝室にまで入って来られては困るでしょう?
お産とは、皆さんが考えておられるよりも、もっと性的なものだからです。
解決策としては、産婦さんのお母さんや姉妹に来院してもらうのは、赤ちゃんが生まれてからからで十分ですよ。
もちろん、それぞれで事情は違うでしょうから、原則でのお話です。
話は変わりますが、今日ようやく4月からの、2年に1回の診療報酬改定の本が届きました。
この分厚い本をわずか2日で理解して、
明後日までにコンピューターの設定を変えないといけないのですからね。
産婦人科関連での話題と言えば、帝王切開の点数が少し揺れ戻されたことでしょうか。
2年前の改定では、帝王切開の点数が大きく削られたのですよ。
理由は統計上、帝王切開の時間が減少しているからだそうです。
より素早く対応しているのに、手術時間が減れば点数が減るとは、皮肉なことですね。
こんなことなら、ゆっくり手術に時間をかけた方がいいのでしょうか。胎児が元気ない時にね。
まあそれは厚生省の言い訳であって、
本音では帝王切開がどんどん増えて、医療費が上がらないようにとの考えからでしょう。
これが2年前の話なのですが、今回は予定での帝王切開は減点されたままで、
なんとか緊急での帝王切開でだけは少し上がりました。それでも2年前には届かないのでしょう?
その代わりに特殊な場合として、例外的に新規に点数が付けられました。
それが、前置胎盤、32週未満の早産、胎児機能不全、常位胎盤早期剥離、前回の帝王切開などです。
これらはそれだけリスクが高いということですね。
これを解説すれば、また長くなりそうなので、またの機会に。
いずれにしても、タマル産では帝王切開が少ないので、あまり収益には関係有りません。
篠山市の医療費もさぞ少なくて済むことでしょう。
もしタマル産で、全国平均並みに帝王切開すれば、医業収益も年に数千万円は増え、
看護師さんや医師も雇用できて、より安全性が高まるとはおかしな話ですね。
帝王切開するより普通に産ませてあげる方が手間がかかるのに、収益は下がる。
帝王切開するにしてもより短い時間でするほど、収益は下がるのですからね。
そうそう、小泉政権の時代から医療費を毎年2000億円削減すると決定されました。
これが間違っていたのですよ。
だから民主党に政権が移ったのは、コンクリートから人へ、というスローガンだったからです。
建築業よりも福祉業にシフトしていこうとしたのですが、残念ながら失敗したのです。
みなさんも老人が増えて医療費が上がると負担が増えて困ると考えておられるかもしれませんが、
それが間違いなのですよ。
医療や福祉に従事している人はますます増えていますから、
医療費が上がれば従事者の給料が増え、内需が刺激されるのです。
そうすると景気がよくなるのです。
いまだに介護職員の給料が上がらずに退職する人が多いというのでは、景気がよくなるはずもないのですよ。
この2年に1回の改定ですが、2年毎に減らすのは大きな間違いで、
2年毎にどんどん上げていかないといけない、ということですよ。
建築業界は、人口が減るのにマンションなんか作っているより、介護施設を作ればいいではないですか。