大阪府豊中市の瑛太(えいた)くん、1月29日生まれ。
「明るく元気な子に育ってください。
時間がかかったけど、無事に生まれて良かったです。
みなさんとても優しくて、聞きたい事がしっかり聞けて良かったです。」
今回も里帰りでの出産でしたね。
さて、春になると毎年、分厚い本が送られてきます。
日本産科婦人科学会の学術講演会の抄録なのです。
抄録とは、概要みたいなものですね。毎年4月に有る学会なのです。
最近は関西と関東で交互に行われます。
むかしは違ったのですよ。
若い頃は新潟、なんていうのにも行きましたよ。
温かい料理がおいしくて、懐かしいのです。
学会と言えば、京大病院に居た時に、当時の森教授、神崎助教授のもとで、
この時は世界不妊学会というのを主催しました。
こういう世界的な会ではアトラクションが有ります。
岩井友見さんが踊りを踊られたのですよ。
その数年前に、妹の仁科亜季子さんが京大病院で子宮頸がんの手術をされた縁が有ったからかもしれません。
仁科亜季子さんの前のご主人は、脳腫瘍が疑われている松方弘樹さんですね。
若い人はご存知かな?NHKの大河ドラマで「勝海舟」というのが有って、その時の夫婦役ですよ。
それで何の話だったかと言えば、
日本産婦人科学会の抄録でしたね。
先ほどザッと目を通してみたのです。
それが今年の一番大きなテーマは、「妊産婦死亡 "ゼロ" への挑戦」なのです。
愕然としてしまいます。私はこの挑戦は間違っていると思うのですよ。
できることならゼロがいいのに決まっています。
ですが、赤ちゃんを産む時にお母さんが生命を落とす確率は、今では1万人に1人もないのです。
日本は世界一安全な国なのです。
それでも0.01%と、0%では、まったく意味が違うのです。
自動車に乗ると、必ず事故をするそうです。
普通に乗っている方では、いくら注意深い人でも、事故をしたことの無い人は居ないそうですよ。
ところで自動車事故による死亡者の数を0にしようとしたとして、可能でしょうか?
それこそ自動運転になって、道路の状況も良くしたとして、
それでも不意に飛び出してくるお婆ちゃんが居るかもしれません。
ゼロにするためには、自動車の速度も時速制限を10キロにしますか?
とにかくがんじがらめにしないといけないということですよ。
もうそれは実用的な話ではなくなるのです。
お産でもそうなのです。
産婦さんをがんじがらめにしておいて、
できる限りの管理分娩にして、全員帝王切開したとしても、それでも0にはならないでしょう。
むかし研究室に居た時に、先輩の先生が言われていたのを思い出します。
産婦人科の先生が暇な病院は帝王切開が多いのだそうです。
助産師さんまかせの方が、ずっと普通に生まれるという話ですよ。
医師が管理分娩をしだすと、帝王切開ばかりになってしまうというのですね。
そこで、タマル産ではどんなお産をしているのでしたっけ?
「明るく元気な子に育ってください。
時間がかかったけど、無事に生まれて良かったです。
みなさんとても優しくて、聞きたい事がしっかり聞けて良かったです。」
今回も里帰りでの出産でしたね。
さて、春になると毎年、分厚い本が送られてきます。
日本産科婦人科学会の学術講演会の抄録なのです。
抄録とは、概要みたいなものですね。毎年4月に有る学会なのです。
最近は関西と関東で交互に行われます。
むかしは違ったのですよ。
若い頃は新潟、なんていうのにも行きましたよ。
温かい料理がおいしくて、懐かしいのです。
学会と言えば、京大病院に居た時に、当時の森教授、神崎助教授のもとで、
この時は世界不妊学会というのを主催しました。
こういう世界的な会ではアトラクションが有ります。
岩井友見さんが踊りを踊られたのですよ。
その数年前に、妹の仁科亜季子さんが京大病院で子宮頸がんの手術をされた縁が有ったからかもしれません。
仁科亜季子さんの前のご主人は、脳腫瘍が疑われている松方弘樹さんですね。
若い人はご存知かな?NHKの大河ドラマで「勝海舟」というのが有って、その時の夫婦役ですよ。
それで何の話だったかと言えば、
日本産婦人科学会の抄録でしたね。
先ほどザッと目を通してみたのです。
それが今年の一番大きなテーマは、「妊産婦死亡 "ゼロ" への挑戦」なのです。
愕然としてしまいます。私はこの挑戦は間違っていると思うのですよ。
できることならゼロがいいのに決まっています。
ですが、赤ちゃんを産む時にお母さんが生命を落とす確率は、今では1万人に1人もないのです。
日本は世界一安全な国なのです。
それでも0.01%と、0%では、まったく意味が違うのです。
自動車に乗ると、必ず事故をするそうです。
普通に乗っている方では、いくら注意深い人でも、事故をしたことの無い人は居ないそうですよ。
ところで自動車事故による死亡者の数を0にしようとしたとして、可能でしょうか?
それこそ自動運転になって、道路の状況も良くしたとして、
それでも不意に飛び出してくるお婆ちゃんが居るかもしれません。
ゼロにするためには、自動車の速度も時速制限を10キロにしますか?
とにかくがんじがらめにしないといけないということですよ。
もうそれは実用的な話ではなくなるのです。
お産でもそうなのです。
産婦さんをがんじがらめにしておいて、
できる限りの管理分娩にして、全員帝王切開したとしても、それでも0にはならないでしょう。
むかし研究室に居た時に、先輩の先生が言われていたのを思い出します。
産婦人科の先生が暇な病院は帝王切開が多いのだそうです。
助産師さんまかせの方が、ずっと普通に生まれるという話ですよ。
医師が管理分娩をしだすと、帝王切開ばかりになってしまうというのですね。
そこで、タマル産ではどんなお産をしているのでしたっけ?