フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

クールビズ

2009-06-08 18:31:05 | Weblog
日本の夏といえば、かつては「金鳥の夏」と相場が決まっていましたが、今は「クールビズ」です。関西に於ける10年前の「エコスタイル運動」に始まり、クールビズは今年で5年目を迎えています。夏のビジネス軽装としてすっかり定着しました。
今年も閣議に臨む大臣たちがこぞって沖縄の夏服「かりゆしウェア」の光景がニュースになっていました。確かにこれからの時期に心地良さそうではありました。高音多湿な日本の夏を快適に過ごすために軽装をという風な考えが広がっているようですが、もともとはCO2の排出削減のために冷房温度を上げようとしたのが始まりです。
その基準の設定温度が28度ですが、最近はこの28度が適温かどうかがよく話題になります。軽装でも室温が25度から1度上がるごとに作業の効率が2%ずつ下がるという説もあります。一方余り効率だけを考えて室温を下げすぎると体調不良を訴える人もでてきます。
個々の家庭でも温度については一悶着起こすことが度々あります。こうした難しい問題がなんにしてもよく出てきますが、「地球はひとつ」を合言葉に、心はひとつにまとまることが大切ですが・・・。
国内でもこんな状況ですから、世界中の政治家が一つにまとまることは無理なんでしょうかねぇ。