フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

男性の小遣い

2009-06-07 22:39:41 | Weblog
またまた男性の小遣いが減っているそうですね。数字は正直です。世界的大不況が家庭の家計にも影響を与えているのでしょう。こうした数字を見て(一ヶ月平均44600円)いつも思うのですが、小遣いの中に昼食代も入っているかということです。詳細に見てみるとやはり昼食代も小遣いの内のようです。
かつて「ぶっつけワイド」の中でもこの話題を取り上げたことがありましたが、サラリーマン必需品の昼食代が小遣いという考え方がふに落ちません。しかし当時も世論とはなりませんでした。中にはクリーニング代まで小遣いに入る家庭もあるようです。となると本当に自由になる小遣いは限られてきます。どうしても男は自衛に走らざるを得ません。
まず昼食は弁当にする。禁煙はもちろん、外で飲む時の条件は「上司におごってもらう。」自前の場合は一日の終業後、デスクで同僚と缶ビールで乾杯。ちょっと寂しいですね。奥さんに弁当を申し入れたら、そのぶん小遣いを減らされたという笑えない事実もありました。
データでは好景気を謳歌していたバブルの後半には、平均7万円を超えていた時もあったようですから、やはり小遣いを増やす一番の方法は、景気回復に尽きるかもしれません。
一方で定年になったある人は、小遣いについて何の心配も無くなったと喜んでいました。お金の管理はすべて奥さんで、欲しいものがあるとそのつど買って貰うので、子供の頃に戻ったそうです。還暦、まさに暦が戻るのですね。