日影林道入口の集合した朝時点で多くの車が駐車し、たくさんの登山者が春を楽しみに行き来する中、勇壮なヘルメットをかぶった総勢21名(レンジャー2名とサポートレンジャー19名)は、サポレン共同で植生保護活動を行いました。日影林道沿いに設置してある植生保護ロープ柵のメンテナンス作業と、植物観察マナーの普及啓発を兼ねた踏み込み防止対策を行いました。
老朽化したロープを新しく緑のロープに交換し、たるんだ箇所はピンと張り直し。曲がった杭も交換しました。植物観察のために、踏み込みがおこり、周囲の植生が荒れてしまっている問題個所には、簡易のロープ柵に加え、利用マナーを伝える看板も。ついでに枝に引っかかった支障木処理も行いました。
きっと、レンジャーも、サポレンも、利用者もお花を見たい!写真を撮りたい!守りたい!という大切に思う気持ちは同じはず。だけど、大人数が道を外れてしまうと、あっという間に周囲の植生が荒れてしまうという悲しい現実も。
斜面に足をかけて観察している方に、どうしたら周りが荒れていることに気づいてもらえるか。ちょっと我慢してもらえるか。毎年悩んでいる課題です。今回設置したロープ柵や看板だけでなく、引き続き現場での観察マナーの声掛けをしながら、これからも皆さんで取り組んで行ければと思います。
これから、本格的な春シーズン、開花植物の移り変わりによって、登山道外への踏み込み箇所など課題がある場所も、次から次へと変化していきます。今後ともご協力をお願いします。
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