自主巡回、裏高尾 【テーマ:梅雨の裏高尾も楽し、雨景色を観察】
◆日時:2016年 6月 19日(日) 日の出 4:25、日の入 19:00
8:55バス小仏行バス乗車~日影バス停下車~ミーティング、ストレッチ~キャンプ場~水道設備~八王子管理道(萩原作業道)付近(昼食)~もみじ台南まき道・北まき道に分かれ、もみじ台下分岐で集合~14:00ビジターセンター~ボランティアルームで振り返り後解散。下山は希望により、6号路、稲荷山コース。
◆内容: ①コドラート調査、開花植物調査、ヤマユリの個体数調査(南まき道)、②横断(水切り)溝の点検、植生保護カード、案内板などの清掃、③自然解説など利用者へのコミュニケーション、④盗掘防止巡回(北まき道)
◆参加者:リーダー:川原田ほか7名
◆今後の留意事項
八王子管理道(萩原作業道) 森林伐採工事のため翌週から1年間通行止めとなる予定。7月以降、裏高尾の巡回を計画する場合は、高尾山頂に向かうには、小仏城山まで足を伸ばすか、手前のルートを選択する必要がある。(前日、下調べで同作業道を通行した際、作業員の方々からも確認)
ビジターセンタHP参照「萩原作業道通行止め、林道等通行注意のお知らせ」
http://takaovc599.ec-net.jp/01top/0105td/0105td.jpg
◆巡回状況
梅雨時期なので、雨が降っていれば、自然環境や登山道の状況(水みち)等異なった景色が見える。それを保全に活かしたり、珍しい生物に遭遇することもある。と考えて計画したが、天気予報は外れ、晴天。今回の巡回計画で、植生調査に加えて、登山道保全のための点検や清掃、盗掘防止パトロール、利用者とのコミュニケーションを行いながら、登山道情報を収集する「ハイブリッド(複合)型」巡回を狙いにした。
① コドラート調査、開花植物調査、ヤマユリの個体数調査(南まき道)
【目立った開花状況・結実状況】
・マタタビ(香りが際立ってあり、白化した葉は少なく戻っていた)
・ヤマホタルブクロ、・ミツバウツギ(結実/パンツの形)
・ヤマグワとヒメコウゾ(結実)、カシワバハグマ、ヤブレガサ、モミジバハグマ
・ウリノキやユキノシタは盛りを過ぎていた、・トチバニンジン(結実)
・ハエドクソウ、・オオバショウマ(展葉)、イヌショウマ(花)、オニシバリ(結実)、
・オオバウマノスズクサとキジョラン(実)、アサギマダラ・アゲハチョウ等多数
・キヨスキウツボ、 盗掘防止タグに開花あり 等多数
② 登山道の点検(危険個所(道路陥没、落石、がけ崩れ、支障木・倒木、水切り溝、植生保護ロープ、杭、標識・案内板など)清掃、林道では、解説板やパウチ標識を清掃、日影キャンプ場付近では、懸り枝を2カ所処理、もみじ台北まき道では、水切り溝4か所清掃、下山時は、稲荷山コースで、6/16の共同活動で行った近自然工法や土嚢、水切り溝の状況確認(前々日に大雨が降った)
③ 自然解説など利用者へのコミュニケーション
途中、小仏城山方向や下山への道案内やレンジャーカードを渡し、SR会の活動紹介、開花や結実、不明植物に対するに対する自然解説が多数あった。
④ 盗掘防止巡回(株の存在確認と開花確認) 報告書に詳細記載
(作成:川原田、撮影:川原田& K.K)
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