![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/a4/2b91cf75d851463ffbf03132047b44a0.jpg)
高尾山では、毎冬になるとヤマガラを中心とした野鳥に餌をあげる人たちが現れます。しかし、この野鳥への餌付け、最近色々な場所で「問題があるのでは?」と取り上げられるようになってきました。最近の事例では、井の頭公園で餌付けされたカイツブリの子供が自力で餌をとれなくなってしまった(その後、取れるようになったそうです)ということがありました。そのため、井の頭公園では、NPOや市民団体・公園管理者が協力して、餌付け禁止に向けた普及啓発活動を始めたそうです。
高尾山は自然公園です。自然のあるがままの姿を楽しみに訪れる方が非常に多い中で、野鳥を餌付けするという行為は、野生生物のペット化・私有化と同じではないでしょうか。その他にも、野生生物の健康や生態系への影響も懸念されます。この冬、高尾ビジターセンターには、多くの登山者から「野鳥の餌付けをどうにかしてほしい」という意見が寄せられました。そこで、東京都では簡易看板を設置することにしました。餌付けされ、ザックや頭に飛び乗って餌をねだるまでになったヤマガラを取り上げ、「ヤマガラを野性に戻そう」と呼びかけています。餌付けが多いポイントを中心に掲示してあります。一人でも多くの方が野生生物への餌付けの問題を認識してくれるように祈っています。(都レK)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます