高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2014年10月25日(土) 自主巡回 裏高尾~山内  『高尾の滝と修行』

2014-11-01 21:14:48 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014年10月25日(土) 自主巡視 裏高尾~山内 【テーマ:高尾の滝と修行】 

◆天候 晴れ

◆参加者:3名
◆コース:高尾駅北口~小仏川沿い~蛇滝コース~かすみ台園地(昼食)~琵琶滝道~清滝駅前(解散)

久々の快晴、天高く、穏やかな気候の中、JR高尾駅北口を出発、巡視開始。
小仏川沿いにゆっくりと登山道の点検や植生の確認をしながら進みました。
目立つブルーグレイの尾が名前通り長いオナガの群れが近場を飛んでいました。ひらひらと飛ぶさまはカラスの仲間とは思えないほどエレガントでした。


Sリーダーが事前にレンジャーに確認した留意事項・箇所(オオスズメバチの発生による遊歩道への立ち入り規制など)
にも気を配りながら見回りました。(Sリーダーはいつも担当日の巡視の前に、レンジャーと連絡を取り、ルート上の留意事項や点検が必要な個所など情報収集されて、計画されています。リーダーとなる会員は特に見習いたい所です)
リーダーからコースの説明、留意事項とともに本日のテーマである「高尾の滝と修行」について資料が渡され、解説がありました。


高尾山には現在3つの滝があります。
①琵琶滝 南側の沢沿いの6号路にあり、「不動明王」を祀り、表滝と言われます。昔、白髪の老師が奏でる琵琶の調べがそのまま多岐になったという言い伝えがあります。6号路の入り口にかかる「妙音橋」も琵琶の音にちなんだ名前がついています。
②蛇滝(じゃたき) 北側の沢にあり、青龍権現が祀られて裏滝と言われます。。初夏には群落のイワタバコの花が咲き誇ります。今は、光沢のある濃緑の大き目の葉が残っています。 
③清滝 ケーブルカー・リフトの清滝駅近くにありますが、不動明王が祀ってあります。
そして、幻の滝といわれる「布流滝(ふるたき)」が1号路沿いの大きな曲り道付近にあります。現在はコンクリートで固められています。
今年は、雨が続いたせいか、沢も滝も水量が豊かでした。(気を抜くと、滝修行の衝撃がいつもよりも大きいのではと邪念を・・・・・)

 

詳しくは、『蛇滝』高尾山薬王院「高尾山報 平成24年7月、第582号より)
「高尾山 歴史の散歩道④」明治大学博物館 外山 徹氏著」
http://www.takaosan.or.jp/takaosanpo/2012/201207_p10-11.pdf

琵琶滝と蛇滝の二つの滝が高尾山修験道の水行場として信仰を集めていますが、薬王院の指導の下に、体験や修行ができます。会でも一度企画してはとの声も・・・・。ご興味のある方は次URLにアクセスください。
高尾三薬王院「水行道場」案内ホームページ
http://www.takaosan.or.jp/suigyo/index.html

蛇滝から2号路に向けて登っていくと、登りきる直前の階段に、割ると芳香がする沢山のカヤの実が落ちていました。
かすみ台園地付近をはじめ、黄葉から紅葉と秋の色に移りつつあります。
昼食はリーダーお手製の惣菜の数々のご馳走に舌鼓(食欲の秋)。

一服後、琵琶滝道(通称、ガラガラ道)を下り、琵琶滝を経由して、清滝に向かいました。


皆様、お疲れ様でした。

(記録・撮影:MK)

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