高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2010/4/11 自主巡回 奥高尾

2010-04-11 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

コース:武蔵五日市(bus)⇒笹平→登山口→市道山→醍醐丸→陣馬高原下
参加者:6名
天 候:曇り時々晴れ

 自主巡回ではたぶん初めて小坂志川林道を歩く。(個人的には人が少なく花が多いのでお気に入り♪)
 今年も変わらず花が多い。アオイスミレ、ナガバノスミレサイシン、エイザンスミレ、ヒナスミレ、タチツボスミレ、ヨゴレネコノメ、ヤマルリソウ、ミヤマキケマン、フタバアオイ、ミミガタテンナンショウ、ミヤマキケマン、ニリンソウ、ヒトリシズカ、キクザキイチゲ、ヤマエンゴサク、エンレイソウ…ヤマトシジミが10羽ほど群れて舞っている。
 嫁取坂を登る。臼杵山、市道山を両側に垣間見ながら、落葉樹と針葉樹の間の尾根道を登る。民家から続く斜面にはカタクリが咲いている。ミツバツツジ、クロモジ、ヤマサクラも開花していて急坂もなごむ。途中、松の立ち枯れも多く、ここは檜原のエリアなのだが少し心配。経が2m近い大木も多く、落枝も多いことだろうか。
 ひと汗かいて着いた市道山は、東側が思いっきり伐採されていて、刈寄山方面が大観できる。景観のための伐採だったのだろうか?山頂は2年前のグミ尾根から来た巡回と同様に、蝶が舞っていて、人や石にすぐとまる。越冬蝶のようで羽がボロボロ。キタテハかヒオドシ?2羽いて追いかけまわしていたようだが、ペアなのか、縄張の威嚇なのかよくわからない。
 ここにきて初めて登山者に出会う。身支度、雰囲気、山慣れた雰囲気の人が多い。
 ここから巡回エリアに入り、急坂を下る。新しい道票は、以前は微妙な雰囲気の分岐だったと思うが、明確になっていて、安心できた。
吊尾根に入ると、コナラの枯損木が目立つ。上部の様子を確認しながら登山道に落ちて来そうな状態のものを処理していく。直径12~18cm、高さ7~10mほどのものを十数本処理する。吊尾根の醍醐林道への分かれ道付近に以前あった、水場(危険)の表示は撤去されていた。イノシシのぬたばになっているとの話もあるので、確認したかったが、時間的余裕も無く断念。
 作業をするとやはり時間がかかり、予定をカットして醍醐丸~和田峠~陣馬高原下へ下山して、4時40分のバスに乗った。
 寒暖の差の激しい時期だったのに、幸いにも天候に恵まれて、巡回エリアの最深部を、沢沿いの春の花も楽しみ、作業に汗を流し、通常よりも歩きの強度も高く、忙しい一日でした。
 参加者の皆様、たいへん御苦労さまでした。
(TSR/H.N.)

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