昨夜、青年座のマキノノゾミ三部作のトップバッター『フユヒコ』(作・演出/マキノノゾミ、紀伊國屋ホール)を拝見しました。
【文中敬称略】
弊団が『空ゆく風のこいのぼり』を畳んで劇場を去るのと入れ替わりに……これは文字通り、うちの大道具がクレーンで地上に降りてくる間に、フユヒコの小道具がエレベータで4階に上がっていくという……番組替えが行われた、その公演の初日でした。
寺田冬彦に山野史人、その妻・りんに津田真澄。その子供達が太田佳伸(長男・康一)、椿真由美(長女・早月)、五十嵐明(次男・秀二)、加茂美穂子(次女・秋子)。※その子供達というと冬彦とりんの子供のようだが、りんは4人の育ての母になる。
他に、冬彦の友人・大河内正親に佐藤祐四、秋子の恋人・沢木登に木下政治(劇団M.O.P.)。
このたった8人が、寺田家の居間で繰り広げる、十二月二十四日から大晦日までの、たった8日間の物語なのだが・・・
初演が読売演劇賞を受賞している名作(初演は宮田慶子演出)は、冬彦以外新キャストとなった今回も、メチャクチャ面白かったッス。
物理学者ににして随筆家でもあった寺田寅彦を始め、すべてモデルがある話なので突拍子のない話では決してない。
突然南の島に話が飛んだりはしないのダ
(これは弊団『空こい』の1シーンです。)
ネタバレは避けますが、ある意味「大した話ではない」のである。
だけれどジワッと来る。
今はもう戻ることのない「昭和の家族」だからこそ為し得たドラマは、ここ数日一気に冷え込んだ季節に、心を温めてくれる見逃せない舞台です。
11月9日まで。

下北沢ジャックなど、アグレッシヴな企画で常に演劇界のトップを疾走する青年座が、またまたカマしてくれた素敵な“3連続上演”。
上演された順でいえば『MOTHER』(94)、『フユヒコ』(97)、『赤シャツ』(01)だそうだ。時代設定だと『赤シャツ』『MOTHER』『フユヒコ』となる3本を、『フユヒコ』『赤シャツ』『MOTHER』と並べた青年座の狙いやいかに?
絶対3本とも観なければ

弊団が『空ゆく風のこいのぼり』を畳んで劇場を去るのと入れ替わりに……これは文字通り、うちの大道具がクレーンで地上に降りてくる間に、フユヒコの小道具がエレベータで4階に上がっていくという……番組替えが行われた、その公演の初日でした。
寺田冬彦に山野史人、その妻・りんに津田真澄。その子供達が太田佳伸(長男・康一)、椿真由美(長女・早月)、五十嵐明(次男・秀二)、加茂美穂子(次女・秋子)。※その子供達というと冬彦とりんの子供のようだが、りんは4人の育ての母になる。
他に、冬彦の友人・大河内正親に佐藤祐四、秋子の恋人・沢木登に木下政治(劇団M.O.P.)。
このたった8人が、寺田家の居間で繰り広げる、十二月二十四日から大晦日までの、たった8日間の物語なのだが・・・
初演が読売演劇賞を受賞している名作(初演は宮田慶子演出)は、冬彦以外新キャストとなった今回も、メチャクチャ面白かったッス。
物理学者ににして随筆家でもあった寺田寅彦を始め、すべてモデルがある話なので突拍子のない話では決してない。
突然南の島に話が飛んだりはしないのダ

(これは弊団『空こい』の1シーンです。)
ネタバレは避けますが、ある意味「大した話ではない」のである。
だけれどジワッと来る。
今はもう戻ることのない「昭和の家族」だからこそ為し得たドラマは、ここ数日一気に冷え込んだ季節に、心を温めてくれる見逃せない舞台です。
11月9日まで。




下北沢ジャックなど、アグレッシヴな企画で常に演劇界のトップを疾走する青年座が、またまたカマしてくれた素敵な“3連続上演”。
上演された順でいえば『MOTHER』(94)、『フユヒコ』(97)、『赤シャツ』(01)だそうだ。時代設定だと『赤シャツ』『MOTHER』『フユヒコ』となる3本を、『フユヒコ』『赤シャツ』『MOTHER』と並べた青年座の狙いやいかに?
絶対3本とも観なければ
