麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

狂気の路地

2008年11月03日 | 東演
三連休。
その初日の11月1日、劇団は『空ゆく風のこいのぼり』の荷下ろしと、『朗読劇/月光の夏』の公演、さらにその合同打ち上げをしたことは既に書いた。

 そんな中、演技部の奥山浩が外部出演をしておりました。

 ピープルシアター『狂気の路地』(作・演出/森井睦、於/東京芸術劇場小ホール1)。
 弊団の『空こい』と日程が重なっていたので(10/29~11/3。東演が10/25~31)、お尻の2日間3ステージにどっと劇団員が駆けつける形になった。

 僕の観た回には山田、酒田、能登、小川とキャスト陣が……。
 キャストばかり? そうか、オフのメンバーは、例えばうちが昼公演の日のソワレを観劇することも可能だったか…。

 さて、ヤクザ世界を描いた舞台で、奥山は、百目鬼組の組員・鬼勝を熱演!
 ピープルシアターの看板俳優・二宮聡氏が演じる組長の配下役でした。

 初の本格外部出演※となった奥山。彼なりの手応えを掴んだようで、終演後ロビーで話した顔に成長が伺われ、今後の成果に期待せずにはいられませんでした。

 ※青年座の千田恵子のユニットA-plusは、
  星野真広、安田扶二子という座内同期との共演でした。

              

 期待といえば。。。いや期待とは違うな。
 ・・・同じ芸術劇場の中ホールで『テニミュ』が上演されていたのです。
 人気漫画『テニスの王子様』を舞台化した、それもミュージカルなもんだから通称『テニミュ』。原作に登場するキャラクターばりの個性派イケメンが出演するってんで、朝は入り待ち、夜は出待ち。。。若い女の子が楽屋口を遠巻きにしている。

 劇場裏側にあたる楽屋口は、僕の通勤路でもあり、随分前から「番組は何だろう?」と気になっていたのだけれど、なるほど、そういうことか…。

 で。今朝などは、スーツ姿にパスを下げたスタッフが楽屋口を固めて、マネージャーとともに小屋入りする“アイドル”にファンが近づくのを認めるや、露払いに入る光景を初めて見た

 奥山浩も東演にあっては、なかなかのイケメン俳優だ。
 『テニミュ』までは期待しないけれど、今後も客演に呼んでいただき、芝居の力を高めるとともに、新しい観客に知られ、気に入られ、劇団に呼び込むようになってくれたら、これほど嬉しいことはないと・・・少し話が遠回りになったけれど、そんなことを考えた秋の連休でございました。
コメント
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