大阪市福島区で、1998年に2DKの賃貸マンションを月額家賃11万円で賃借したSさんは、日頃から家賃が高くもっと安い家賃の賃貸マンションを探しながら、家賃の値下げができないものかと考えていました。
相談を受けた大借連は、利便性や都心などの立地条件から考えると、転宅も視野に入れて家賃の減額請求を求めて家主と交渉してはどうかと助言し、また、民商からの紹介で仲介業者に家賃の安いマンションを探してはどうかと薦めた。
Sさんは、その後パソコンで適当な賃貸マンションを検索していたところ、自らが賃貸しているマンションの空き室の募集案内が映し出され、検索された入居条件は、なんと月額家賃が7万9000円であり、あまりにも金額差が大きいことに、吃驚仰天。
大借連へ再度相談し、家賃の減額請求する正当な理由があることを家主へ告げ、値下げを拒否するなら減額請求の法的手続きを取る意思があることを明らかにして話し合いに応じることを申し入れました。
当初家主は、値下げに応じようとはしませんでした。Sさんは、「応じなければ転宅も考えている」との意向を伝えたところ、「家主は依頼先の仲介業者と相談し返事をする」と応対してきました。
2日後家主から「居住面積が広い分だけ割高の家賃となるが月額2万3000円を値下げし、家主負担で内装の修繕を行うことにする」との回答があり、Sさんは大喜び。「やっぱり、借地借家人組合があればこそこんな大きな成果が挙げられた」と大借連へ入会しました。
全国借地借家人新聞より
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