東京・台東借地借家人組合1

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を守るために、自主的に組織された借地借家人のための組合です。

更新時に補償金の一部返還と賃料の値下げを請求 (東京・練馬区)

2012年06月13日 | 家賃の減額(増額)

 練馬区の西武池袋線の桜台で薬局を営んでいるAさんは、4年目の時に知人から借地借家人組合のことを教わり、相談に来ました。

 近隣での薬局間の競争の激化で売り上げが減少し、バブルのころに入居した賃料が少ししか下がっておらず、賃料の負担が重くのしかかってきています。

 その時は、組合のアドバイスで、賃料の値下げと保証金の返還を請求請求することにしました。その結果、1500万円納めていた保証金の内、1000万円が返還され、賃料も1万円減額されました。保証金はその後の運転資金として助かりました。

 4年間が経過しましたが、賃料は近隣の店舗賃料の相場と比較しても著しく高いので今回、あらためて組合と相談して賃料の大幅な値下げ請求を請求することにしました。

 しかしながら、家主の回答は月2万円の値下げの回答で、現行賃料の6万円の減額をめざしているAさんにとって不足で、あらためて賃料の値下げを請求し、応じない場合は調停・裁判などの法的な手続きも含め検討していることを通知することにしました。

 同時に、相手の家主の立場も考慮して、1年間は家主の回答してきた2万円の減額を認め、次の1年間はさらに2万円、そして3年目からはさらに2万円の減額請求を行い、回答を求めることにしました。

 「今後とも、組合とよく話し合って交渉をすすめて減額請求を実現していきたい」とAさんは語っていました。

 

全国借地借家人新聞より

 

東京・台東借地借家人組合

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