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このところ宇田川町界隈ではロジャー・ニコルスの40年ぶりのアルバムが話題になっているようですが、そんな裏で今年に入りひっそりとリリースされたのが本作。以前このブログでも紹介したアラスカのシンガー、アーチー(・ジェームス)・キャバナーの28年ぶりの2ndアルバムです。最もこちらはロジャニコと違い完全自主制作。大手の流通ルートには乗っておらず、当然の如く全くのノン・プロモーション。今のところ手に入れるには、アーチー自身のサイトから購入する以外に術がないので、よっぽどコアなライト・メロウ好きでも意外に見落としている方が多いのでしょうか。僕も某所で紹介されているのを見るまでは、この新作の存在を全く知りませんでした。ただ、そうした知名度の低さとは裏腹にアルバム自体の完成度は非常に高く、この手のAOR好きなら見逃すのはもったいなさ過ぎる作品。ややダンサンブルな傾向の強かった前作に比べ、全体的に落ち着いた雰囲気にはなっていますが、あの瑞々しい奇跡のような歌声は今作でも健在。写真で見る限り、どう考えてもかなりのご高齢なはずなのですが、こうして声だけ聴くと20代と言われても全く違和感ないほどです。曲はいわゆるアダルト・コンテンポラリーなものが中心。都会的かつ繊細な大人のロックが満載です。どの曲も素晴らしいですが、M-7のLet Me GoやM-12のTogether You & Meは特にフリーソウル度が高く、サバービアな雰囲気が好きな人にもオススメ。たまらなくアーベインな雰囲気が余りに素敵過ぎます。ポップなメロディーでアップ・テンポに進むM-13のI Can't Get You Off Of My Mindや、泣きのサックスで始まるM-4のRemember When辺りもアーバン度高めで良いですね。コンテンポラリー・ハワイアンにも通じるスムース・ジャズのM-6、Perfect Love Songも正にタイトル通り完璧な一曲。クラブ・プレイ云々を抜きにして考えたら、個人的には前作よりむしろ本作の方が好みかもしれません。仕事で疲れた後の帰りの電車でこんなアルバムを聴いたら、ふっと優しい気持ちになれること間違いなしの大名盤。本人の名前で検索かけたらすぐにサイトは見つかるので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
CDに本人直筆で「Thank You!」と付箋が貼られててグッときました(笑
まだ1回しか聴いてないけどいいっすねー。1st持ってないからついでに買えばよかったな。
これ、完全にノンプロモーションでしたからね(笑)
実はまだ知らない人結構いるんじゃないかと思います・・・。
そう言えば1stも売ってるみたいですね。前に日本で発売されたCDと同じものなのかな?
ちょっと分からないですけど。