けっこう久しぶりとなるJ-Popsからの紹介。ちょうど僕と同い年に当たる大阪のヴォーカリスト「荘野ジュリ」さんの12インチです。タイトルトラックのA-2、「駅ニテ」は元々2004年にリリースされた曲なんですが、1年半くらい前に須永辰緒さんに「発見」されたことで、一気に人気に火が点いたキラー・チューン。疾走感溢れるブラジリアン・ビートに体温低めのヴォーカルが乗るというJazztronik風のナンバーです。また、B-1の「ひととき」はBobby ColeのA Perfect Dayのピアノ・リフを下敷きにしたラテン・ジャズ風の1曲。まだまだ新進気鋭ヴォーカリストの粋を出ていない彼女が本当に歌いたい曲がどういうものかは分かりませんが、少なくとも製作者サイドは確実に小洒落系クラバー及びリスナーを意識しているようです。さて、そんなクラバー向けの本EPですが、何と言っても目玉はA-1の「駅ニテ(Sunaga t Experience Remix)」。最近の夜ジャズ志向は少し影を潜め、ちょうどJ-Popのりミックスを量産していた3~4年前頃の氏の曲風に近い雰囲気に仕上がっています。心地良いブラジリアン・ビートに、硬質かつセンチメンタルなキーボード、哀愁漂うスパニッシュ・ギター、そして控えめながらもダビーなエレクトロニクスが乗った、これぞ初期Sunaga t Experienceなナンバーです。最近の夜ジャズな曲もいいですけれど、たまにはこういう曲調もいいですね。ちなみにAfters Or Recordsからのリリースです。それほどプレス数も多くないと思うので、気になった人はお早めにどうぞ。
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今年の4月だったかな?
AIRでもこの曲を須永さんはかけていましたね。いつでるのかとても楽しみにしていたので、うれしいですね。
しかし、それにしてもこのリミックスは潔すぎるほど明らかにVersiliana Sambaとの繋ぎを考えて作ってますね(笑)リズムパターンも曲調も似通ってて、テンポが同じだからとにかくよくハマります。
須永さん的にはきっとコレかけてVersiliana Sambaでパーティーの占めってところですね(笑)
展開は読めているんですけれど、クラブで聴いたらやっぱり気持ち良さそうです。