まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ春の訪れも感じる今日この頃。と、言うことで春らしい爽やかな作品を紹介。コーネリアスの小山田さんとオザケンによる伝説のバンド「フリッパーズギター」の1stです。もう何も言うことはないくらい色々なところで語り尽くされた元祖ネオアコにして、後に渋谷系と呼ばれる一連のムーヴメントに置いて最重要作品とされる89年作品。最も僕自身は当時まだ6歳だったので、彼らの作品をリアル・タイムで聴いていたわけではないのですが、小学生の頃よくTVに出演していたオザケンの歌は子供心に大好きで、もしかしなくてもおそらく僕の音楽的ルーツはここにあるのだと思います。で、後追いで聴いたこのフリッパーズの1stなのですが、もうとにかく「素晴らしい」としか形容の出来ない名曲の嵐ですね。Aztec CameraやPale Fountainsにも匹敵する恐ろしく完成度が高いサウンドに、拙い英語詞による小山田氏のヴォーカル・ワークが乗ることで、ときめき度はまさに無限大。どの曲も素晴らしいのですがやはりM-4のCoffee-Milk Crazyがアタマ一つ飛び抜けて大好きです。誰しも一度は体験し、そして誰にも一度しか訪れない甘酸っぱい青春時代を鮮やかに切り取った日本音楽誌に残る金字塔。大袈裟ではなくこの表現が適切だと思います。とにかく聴いた瞬間に胸が掻き毟られるようなサウンドは唯一無二。未聴の人は必ずチェックしましょう。
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