末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

全学連国賠訴訟 警視庁のテロ襲撃を断罪 共謀罪先取りの弾圧に反撃

2017-04-20 18:20:28 | 学生運動


■全学連国賠訴訟 警視庁のテロ襲撃を断罪 共謀罪先取りの弾圧に反撃

前進 速報版 2017年4月20日 17:56

 4月17日、警視庁公安部による「全学連大会襲撃事件」(昨年9月)の国家賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁(永谷典雄裁判長)で行われました。全学連の斎藤郁真委員長、京都大学全学自治会同学会の作部羊平委員長ら原告6人と弁護団が出廷し、「共謀罪の先取り」とも言うべき警視庁公安部のテロ襲撃への反撃を開始しました!
 被告側(15人の公安刑事個人と東京都知事・小池百合子)は、公安刑事の代理人弁護士と東京都の役人の計7人が出廷。当該である警視庁公安部の公安刑事はまったく姿を見せませんでした。

 弁論の冒頭、国賠訴訟弁護士の森川文人さんが事件の概要を説明するとともに、暴力廷吏を配備した「警備法廷」である429号法廷が初めから使われるという、民事訴訟において異例の措置をとった東京地裁を弾劾しました。
 さらに、原告の作部羊平君と野地川泰介君が意見陳述を行いました。作部君はシリア・朝鮮をめぐる戦争情勢に触れ、「安倍首相は、今回のシリア空爆に対して『米国の決意を支持する』と賛美した。2015年の安保関連法の強行成立に続き、憲法改悪、そして戦前の治安弾圧法の再来である新共謀罪の導入に向かっている。......全学連大会への公安警察の襲撃は、まさにこうした戦争政策と治安弾圧の文脈で行われた国家犯罪にほかならない」と断罪。「この時代において、裁判所が法の番人として権力を裁く立場に立てるのか、あるいは朝鮮戦争を準備する安倍政権に手を貸して再び世界を血の海に沈める立場に立つのかが問われている!」と熱く訴えました。
 野地川君は「集会に参加する学生への暴行行為は、警視庁公安部公安第一課責任者(当時)の星隆夫が現場指揮を執り、組織的かつ意識的に行った国家的な権力犯罪にほかならない」と喝破。「資本家やそれに連なる政治家・警察権力は、全学連大会に参加し仲間との団結ただ一点にかけ人生をかけて立ち上がる学生たちに、心から恐怖している。あらゆる支配者がそうであったように暴力的抑圧によって恐怖から逃れようとしている。しかし、恐怖心からの暴力は確信のある暴力には勝てない。歴史が示す通りである」と鋭く突きつけました。
 法廷は全国から駆け付けた学生・労働者で埋め尽くされ、原告と弁護団の陳述が完全に敵を圧倒しました。
 安倍と警視庁公安部の手先として登場した裁判長・永谷のでたらめ極まる訴訟指揮に怒りが爆発しました。被告側が書面提出を「2カ月半後にしてくれ」という恥知らずな要望をしてきたことに対し、弁護団と原告から「昨年11月末に提訴したにもかかわらず、何も準備していないのか! ふざけるな!」と怒りの声が上がりました。しかし、永谷裁判長は被告側の要望を聞き入れ、次回期日を2カ月半以上後の7月10日に設定しました。共謀罪=組織犯罪処罰法改悪案の成立をもって、第2回弁論を迎えたいという敵の思惑は明らかです。
 裁判後の総括集会で、原告と弁護団を先頭に傍聴に集まった全員が、「永谷裁判長の強権的訴訟指揮こそ安倍政権の正体だ。この裁判闘争は戦争阻止の闘いそのものだ。攻勢的に闘おう」と決意を新たにしました。(全学連救対部・洞口朋子)

韓国 セウォル号惨事に怒り新た

2017-04-18 06:11:38 | 世界の闘い


■韓国 セウォル号惨事に怒り新た

前進 速報版 2017年4月17日 12:59

 4月15日、ソウル・光化門広場で、パククネ退陣非常国民行動が主催する第22回汎国民行動が開催され、16日のセウォル号惨事3周忌を前に10万人が集まった。セウォル号惨事は、新自由主義のもとで引き起こされた国家犯罪だ。これに対する怒りは「この社会を根本的に変えなければいけない」という思いとなり、青年・学生の決起とパククネ打倒の大きなうねりを生み出した。朝鮮半島をめぐる戦争情勢の急切迫と対決し、戦争絶対反対の声も広場に響いた。

京都大 斉藤征二さんが講演 原発と戦争を止めると決意

2017-04-17 17:14:43 | #すべての原発いますぐなくそう


■京都大 斉藤征二さんが講演 原発と戦争を止めると決意

前進 速報版 2017年4月17日 12:53

 4月13日、京都大学で「原発と戦争、どう止めるか」と題して、元原発労働者の斉藤征二さんを講師に招いて講演会を開催しました。(写真)
 斉藤さんは、戦争への怒りが自分の闘いの出発点であることを強調し、原発も戦争と同様、一握りの支配者の金もうけのために多くの人びとの命と生活を犠牲にするシステムであることを明らかにしました。
 講演の後、新入生や市民の方など、多くの参加者から質問や意見が出され、活発な質疑応答が行われました。中国からの留学生は、日本で中国に対する排外主義があおられている現状を涙ながらに訴え、「戦争をつくりだす一切の原因は安倍政権にある」と訴える斉藤さんの講演への感動を語りました。
 最後に、京大同学会の作部羊平委員長がまとめを行い、京大に巣食う原発御用学者との闘いを契機に同学会が再建されたこと、そしてこれまでの地平を発展させ軍学共同研究絶対反対の全学ストにむけて闘う決意を語って全体を締めくくりました。(京都大学・S)

4・22 八尾北 春の患者交流会にぜひおでかけください

2017-04-14 16:41:40 | 生きる寄る辺・八尾北守り抜こう


八尾北医療センター労働組合ブログ 2017年4月14日

日時 4月22日(土)ごご1時30分
場所 八尾北医療センター待合室
バザー あさ9時より


  春めいてきましたが、いかがお暮らしですか?
 この1年、みなさんといっしょに「金もうけの医療反対!」「助けあってともに生きる医療」をめざし、談話室と健康教室にとりくんできました。
 競争と重労働、貧困が、人間に本来そなわっている治癒力(ちゆりょく)を奪ってきた、食事と運動と睡眠と団結で健康をとりもどそう! と呼びかけました。
 そして、労働組合を土台に、「いのちの寄る辺=八尾北」が、しだいに地域に根をはり、団結を広げています。
 これに対して八尾市は、地区協といっしょになって健康教室に市営住宅の集会室を使わせないなど八尾北つぶしに必死です。うちやぶって前へ 進みましょう。 

韓国・済州島 〝南北分断の打破へ闘う〟 蜂起の精神継承し労働者大会

2017-04-14 07:08:24 | 世界の闘い




■韓国・済州島 〝南北分断の打破へ闘う〟 蜂起の精神継承し労働者大会
前進 速報版 2017年4月13日 12:35

平和と統一求め新社会建設訴え
 4月2日、韓国・済州島(チェジュド)で「親日・分断体制清算!朝鮮半島平和体制実現!サード配置全面廃棄!済州軍事基地化阻止!」を掲げて「4・3抗争69周年精神継承全国労働者大会」が開催され、鉄道労組の青年労働者を先頭に全国から2500人が駆けつけた。
 「4・3抗争」とは、1948年4月3日に済州島の全住民によって闘われた米軍政打倒の武装蜂起のことだ。その「精神継承」を掲げて開かれた集会は、韓国で始まった革命の圧殺をかけて朝鮮半島での戦争発動に突き進んでいる米日帝国主義と真っ向から激突する闘いの宣言にほかならない。

 民主労総のチェジョンジン委員長代行は「労働者、国民の力でパククネが罷免(ひめん)・拘束された。しかし、パククネに至るまで厚く積み重なった弊害の清算が依然として緊急の課題だ」「日帝の植民支配を清算できていない中で親日派が今日まで権力を握り、労働者民衆の上に君臨してきた」と、70年の歳月をへても歴史の清算は未完であることを訴えた。
 さらに「パククネ以後の新たな体制・社会を建設しなければならない。そのことはまさに、分断をのりこえて平和と統一に進むことを意味する」「69年前、平和と統一のために命をかけた闘いが展開された。これらは今でも最重要の闘争課題だ」と強調。最後に、民主労総が違法なサード配備阻止の闘いの先頭に立つと宣言した。
戦後史の革命的決着かけた闘い
 済州島では、韓国海軍基地建設の強行に対し、不屈の闘いが続いている。現地カンジョン村の代表も駆けつけ「キャンドルをとおしてわれわれは勝利を経験したが、まだ解決されていないものも多い」とし、海軍による村落共同体の破壊を許さず、平和の島である済州の軍事基地化を必ず阻止しようと訴えた。
 民主労総済州本部のキムヨングン本部長は「4・3抗争の精神は自主的に統一国家を建設することだったが、その精神は米軍政によって踏みにじられ、むしろ歴史の歪曲と積弊が70年間続いてきた」「連帯して闘い、この積弊を必ず清算しよう」と声を高めた。
 済州4・3犠牲者遺族会の会長は、当時30万の人口のうち3万人が国家暴力の犠牲になったにもかかわらず、国家が今なお責任をとっていないことを弾劾し、70周年となる2018年を前に必ず解決しようと参加者に訴えかけた。
 大会の最後には「親日・分断体制を清算し、朝鮮半島の平和を実現しよう! サード配備を廃棄しろ!」「済州軍事基地化を阻止しよう!」などが盛り込まれた決議文が読み上げられた。大会後にはデモも行われた。
 韓国の闘いはまさに、70年にわたり続けられてきた親日派による権力の独占、そして南北分断支配の歴史に決着をつける情勢を迎えている。この闘いは、朝鮮戦争を阻止する力そのものだ。
 朝鮮戦争が切迫する情勢の中で、日韓米の労働者人民の国際連帯にすべてがかかっている。とりわけ、共謀罪制定攻撃や米帝のシリア爆撃に対し、街頭や職場には怒りが渦巻いている。戦争を止めるために体を張って闘う韓国の労働者と固く団結し、今こそ日本の地で巨大な反戦闘争を巻き起こそう。
済州島4・3抗争 日帝からの解放直後、朝鮮半島は北緯38度線で南北に分断された。南朝鮮を占領した米軍は、日帝の植民地支配に協力した親日派を手先に使い、米軍政からの解放と南北統一政権の樹立を求める労働者や農民の闘いを弾圧した。これに対しゼネストや農民反乱が相次ぐ中、48年5月に南朝鮮の単独選挙を行うと発表。これは南北分断の固定化を意味していた。
 単独選挙に対する怒りを契機に、4月3日、済州島の住民が武装蜂起に立ち上がった。しかし、極右反共主義者のイスンマンと米帝は本土から民間反革命を送り込むなどして鎮圧にあたり、島に住む人びとの少なくとも10分の1が虐殺される大惨事となった。韓国の歴代政権はこの事実を隠蔽(いんぺい)し続け、1987年軍事独裁政権の崩壊後に歴史の見直しと真相究明が始まった。
写真〕 上:チェジョンジン民主労総委員長代行を先頭に「4・3精神継承」のプラカードを掲げる集会参加者が道を埋めつくした(4月2日 韓国・済州島)
     下:戦争阻止―分断打破へ、決意うち固める参加者

【新書版】『中核』~ロシア革命100年~(マルクス主義学生同盟・中核派 機関誌)が完成!

2017-04-13 08:07:21 | 革命情勢


■【新書版】『中核』~ロシア革命100年~(マルクス主義学生同盟・中核派 機関誌)が完成!
前進 速報版 2017年4月12日 23:40

マルクス主義学生同盟・中核派は機関誌『中核』~ロシア革命100年~を刊行しました。
発売日を4月20日とし、amazonでも予約受付を開始しました。http://amzn.asia/8G0RbBA

新書版166㌻でハンディ、価格も1000円(本体)でお手ごろです。
この1冊で、1917年ロシア革命がどのような時代状況と情勢の中で、どのように闘いとられたのかがよくわかります。
とくに、17年の二月革命から十月革命の過程は固唾(かたず)を飲む展開で、読者を一気に武装蜂起=革命勝利まで引っぱっていきます。二月革命は女性労働者を先頭に闘いとられたこと、レーニンが4月の初めに亡命先のスイスからロシアに到着して以降のすさまじい活躍、その路線のもとでボルシェビキがソビエト内少数派から急速に多数派になっていくこと――これらキーポイントが簡潔にしかも感動的に描かれています。また十月の武装蜂起=権力奪取においてレーニン・トロツキーがどのように労働者の底力を解き放ったのかもよくわかります。逆に、革命的指導部を持ったときに労働者階級は無限の力を爆発させ、天をも衝く勢いで決起していくことを強く実感させられます。
「あまり時間はかけられないけど、この際ロシア革命について是非知りたい」――こういう人にうってつけのベーシックな1冊です。

本書は、マルクス主義学生同盟・中核派の2017年春期全国学生理論合宿の基調報告をもとに、その後かなりの加筆を加え、このたび機関誌『中核』として発行されました。

構成は、「第1部 1917年ロシア革命への道」「第2部 二月革命~十月革命の激闘」「第3部 レーニン主義の理論的核心(レーニンの思想)」と三つに分けました。

本物のマルクス主義を甦(よみがえ)らせ、レーニンとレーニンが率いたボルシェビキ(ロシア社会民主労働党)―ロシア労働者階級の闘いから学び尽くす内容にしたつもりです。とくに第1部と第2部は、ロシア革命前史から17年ロシア革命を網羅(もうら)する時代背景とその下でのレーニン・ボルシェビキの実践です。第3部は、『なにをなすべきか』『帝国主義論』『国家と革命』などレーニンの主要な著作の理論的核心をまとめています。全体をとおして、極力わかりやすい叙述にしたつもりです。貴重な写真も多数掲載しました。

ロシア革命とレーニンの闘いから学ぶ意義は、「労働者階級に社会を変える力がある」という確固とした事実であり確信です。ソ連スターリン主義が破壊した労働者階級の自己解放思想=真のマルクス主義を復権させよう! 青年・学生は21世紀革命に立ち上がろう!

4月13日奈良地裁「義務付け訴訟」第1回裁判に結集しよう

2017-04-12 07:58:14 | 民営化は戦争への道


下水道民間委託絶対反対!解雇・不当配転許すな!
■4月13日奈良地裁「義務付け訴訟」第1回裁判に結集しよう
全国水平同盟ブログ 2017年4月11日

義務付け訴訟第1回裁判 4月13日午前10時半 奈良地裁101号大法廷
1月25日、下水道民営化を阻止し4月委託強行を打ち砕くため、奈良市従業員労働組合の裁判闘争決起集会が約百人の参加で行われた。これまで4回にわたって民間委託を止めてきた勝利、現場の思い、怒りが基調提起で出された。 弁護士、大阪市職、京都府職労舞鶴支部、動労西日本、関西地区生コン支部奈良ブロック、日教組奈良市が発言、感動的な集会となりました。
 自治労本部は、「非正規公務員は任用だから裁判は無理」「次の雇用先を探す交渉を」と主張して、あきらめと絶望を組織してきました。しかし、今回の奈良市当局に対する「義務付け訴訟」(行政訴訟)は、未来に向かっての裁判です。地方自治体には水を守る義務があり、そのための仕事は経験と熟練が必要です。だから市は、現在の正規職員・非正規職員を下水道維持業務に配属し任用する義務があるのです。
 市従・教育支部は何年も前から絶対反対の旗を立て、1年半前からは「下水道民間委託絶対反対、正規職員の不当配転をするな、非正規職員の解雇をするな」と、ともに闘ってきました。今回の裁判闘争は、民営化・非正規職化絶対反対をつらぬき、現場組合員の手に本当の労働運動を取り戻す闘いです。同時に、下水道の仲間たちの労働の誇りを守る闘いです。下水が利用できなければ人は生活できません。住民がどれだけ困っているかわかるので、仕事への責任感がすごくあります。マンホールに入る時は、命を預け合うような信頼関係と団結がなければ安心して仕事はできません。それを民間委託で、安全・安心を切り捨て全部、金もうけに転換するなど絶対に許せません。
 奈良市従は、労働組合の絶対反対の闘いで、この事実を住民や現場労働者に明らかにし、また、星野絵画展、反原発闘争など、闘う団結の結集の軸となって闘っています。
現業労働運動と解放闘争は切っても切れない関係です。
 第一回裁判に結集しよう。(写真は1月25日奈良市内で勝ちとられた「裁判闘争勝利総決起集会」)

4月13日実名国賠闘争-4月30日京都・崇仁狭山学習こんだん会

2017-04-11 07:56:29 | 住宅闘争
■4月13日実名国賠闘争-4月30日京都・崇仁狭山学習こんだん会
全国水平同盟ブログ 2017年4月10日

4月13日(木)京都実名国賠裁判に結集しよう
  4月13日(木)16時~京都地裁208号法廷(30分前ロビー集合)

4月30日(日)東三条狭山学習会に参加しよう
4月30日(日)ひる1時から
   下京区いきいき市民活動センターうるおい館東棟第3会議室





韓国 現地でサード配備反対集会 戦争阻止の決意固く

2017-04-11 06:26:22 | 世界の闘い






■韓国 現地でサード配備反対集会 戦争阻止の決意固く
前進 速報版 2017年4月10日 10:58

 米軍によるシリア侵略と連動し、朝鮮戦争情勢が切迫している。こうした中で、韓国で戦争絶対反対の闘いが巻き起こっている。
 4月8日、サード(THAAD=高高度迎撃ミサイルシステム)配備予定地である慶尚北道星州(ソンジュ)でサード配備撤回を求めて平和行動が行われた。3月18日に続く大規模な集会だ。
 先月末には、地質調査のための機材を積んだトラックの通過を阻止する実力闘争も始まり、現場は緊迫している。この日は、民主労総などの呼びかけでソウルやプサンなど全国各地から平和バスが仕立てられ、3500人が結集した。民主労総の組合員は800人が現地に駆けつけ、前段に決意大会を開いて集会に参加した。

 集会は満開を迎えた桜の下で始まった。現地の住民代表は「国防部は大統領選前に配備を終わらせようと必死になっている。この非常事態と対決し、全力で阻止する」と体を張って闘いぬく決意を語り、多くの人びとに現地に駆けつけてほしいと呼びかけた。続いて現地住民10人も登壇し、村の婦女会長が「この村にも人が住んでいます。今日いらっしゃったみなさんを信じて、最後まで闘います」と語った。
 発言に立ったチェジョンジン民主労総委員長代行は「朝鮮半島の平和を脅かすサード配備撤回を」と訴え、大きな拍手を受けた。
 全国農民会総連盟の代表は、「パククネをひきずり下ろし拘束した力でサードも必ずたたき出せる。農民はその先頭に立つ」と確信に満ちて訴えた。
 集会後には配備予定地であるロッテのゴルフ場方面へデモが行われた。
 この間ソンジュ郡当局は、大邱(テグ)―ソンジュ間の高速道路建設など、政府による支援策を受け入れると発表した。現行法上、ある地域を軍事施設保護区域に指定するためには、その地域の行政機関が国防部長官に意見書を出さなければならない。今回、サード敷地を軍事施設保護区域に指定するために政府は露骨な買収策をとり、ソンジュ郡に意見書を提出させようとしているのだ。沖縄において、米軍基地の固定化とバーターで進められてきた「振興策」とまったく変わらない卑劣な攻撃だ。
 しかし、戦争絶対反対を貫くソンジュの住民たちの団結は少しも揺らいでいない。むしろ、この団結は全国へと拡大している。昨年7月以来のキャンドル集会も8カ月近くにわたって続けられている。大学生も現地行動隊として駆けつけ、ともに闘いぬいている。
 これは、朝鮮戦争を始まる前に阻止する最前線の闘いだ。連帯し、安倍―小池打倒へ闘おう!