ユーロもＮＹも株安

■ＮＹ株一時２５０ドル超下落
朝日新聞　2011年9月20日0時49分
　
　１９日のニューヨーク株式市場は大幅に下落している。ギリシャの債務問題への不安が膨らんでいることに加え、オバマ米大統領の財政赤字削減計画についても、実現に向けて曲折が予想されているためだ。
　大企業で構成するダウ工業株平均は一時、前週末終値比で２５０ドル超下落した。午前１１時半（日本時間２０日午前０時半）時点は同２０６．０５ドル安い１万１３０３．０４ドル。また、ニューヨーク外国為替市場では比較的安全とされる円が買われ、対ドルの円相場は一時、１カ月ぶりに１ドル＝７６円３０銭台をつけた。
　ギリシャの債務問題の進展が遅く、欧州株式相場が下落していることを嫌気している。オバマ大統領の赤字削減計画は富裕層への増税が柱で、与野党の対立が再び激しくなるとの懸念が深まっている。

■欧州市場、ユーロ安・株安進む

朝日新聞　2011年9月19日22時29分
　
　１９日の欧州市場では、欧州財政危機に落ち着く兆しが見えないとして、ユーロ、株式とも売られた。２２日の主要２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議に向けて新たな対応策が出てくるかどうかに市場は注目している。
　ロンドン外国為替市場では、一時は１ユーロ＝１０４円７２銭までユーロ安円高になり、３営業日ぶりの安値になった。１６日のユーロ圏財務相会合で欧州金融安定化基金（ＥＦＳＦ）の拡充などに進展がなかったことに加え、１９日にはギリシャと国際通貨基金（ＩＭＦ）、欧州連合（ＥＵ）との会議の時間延期が伝わり、「話し合いがうまくいっていないのではないかとの見方が市場に広がった」（三菱ＵＦＪ信託銀行ロンドン支店の佐々木秀明氏）という。
　ドイツの株価指数ＤＡＸは一時３．３％下げ、５３８７．６９に達した。フランスの株価指数ＣＡＣ４０も一時３．０％安の２９４０．４０まで下げた。ギリシャの債務不履行懸念が消えないとして、銀行株などが売られた。


★当面する闘争スケデュール

★いまこそすべての原発なくそう！全国会議　ＨＰ