末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

9・29東京高裁包囲デモ&要請行動

2016-09-28 06:13:07 | 狭山闘争
■9・29東京高裁包囲デモ&要請行動
全国水平同盟ブログ 2016年9月28日
10・31狭山闘争の大爆発へ
9・29東京高裁包囲デモ&東京高裁要請行動に立ち上がろう

9月29日(木)
○11時半日比谷公園
       霞門集合
○12時デモ出発
○14時裁判所前街宣
○15時東京高裁要請行動

全国水平同盟書記長・田中れい子


最大の攻防を迎えた狭山闘争

狭山第3次再審の申し立てから10年、石川一雄さんを先頭とする狭山闘争は、いま最大の攻防を迎えています。
 昨年6月、7人目の裁判官として植村稔裁判長が就任して以来、証拠開示がストップ。検察は、渋々ながらも応じてきた証拠開示をここに来て「不見当」、「必要性がない」などと強弁し拒否しています。その責任は植村裁判長にあります。
 植村裁判長は7月、埼玉県志木市で起こった放火殺人事件の控訴審で、一審の裁判員裁判の無罪判決を破棄、審理を差し戻す判決を下しました。植村は自ら推進してきた裁判員制度のもとで無罪判決が出ることなど許さないとばかり、「事実誤認」で差し戻したのです。ここに司法官僚として検察官も務めた植村の反動的本質を見ることができます。植村裁判長のもとで進行する証拠隠しは、狭山闘争が新たな段階に入っていること示すものです。それは、「これ以上の証拠開示には耐えられない」という、国家権力の絶望的な居直りです。私たちの「ただちに事実調べ・再審をおこなえ、全証拠を開示せよ」の闘いが、裁判所・検察をグイグイと追いつめているのです。
 植村裁判長の狭山再審棄却策動を断じて許さず、狭山闘争の勝利をかちとりましょう。

新自由主義との最前線の闘い

 狭山闘争は、新自由主義との攻防の最前線の闘いです。無実の石川一雄さんの50年以上にわたる国家権力との非妥協・非和解の闘いが、70年安保沖縄、国鉄闘争を発展させる闘いとして70年代労働者階級の総決起を生み出しました。その闘いは、時を越えて今日の新自由主義との最前線の攻防の闘いとして、差別・分断を打ち破って闘われています。
 新自由主義の攻撃の核心は差別・分断による団結解体の攻撃です。その究極の姿が総非正規職化攻撃です。差別・分断と闘う狭山闘争が、非正規職撤廃の闘いと結合して闘われるとき、狭山闘争は労働者階級全体の闘いに発展します。
 狭山闘争は、新自由主義攻撃にさらされ、非正規職に落とし込められている青年労働者をはじめ全ての労働者の闘いです。差別と貧困のゆえに国家権力によって「殺人犯」にでっちあげられた石川一雄さんの悔しさと怒りは、いま、労働の共同性を奪われ、階級的団結から切り離され、低賃金で搾取されバラバラにされた非正規労働者の悔しさと怒りと同じです。半世紀を超えて不屈・非妥協で闘う石川一雄さんの闘いと非正規職撤廃の闘いをひとつのものとして闘い、狭山闘争の勝利をかちとっていきましょう。

石川一雄さんと連帯

 7月21日、全国水平同盟杉並支部と東日本解放共闘は、狭山裁判の事実調べ・再審開始、全証拠開示の東京高裁要請行動を行いました。動労水戸・動労


千葉、東京の各地区労組交流センターの代表が、逮捕当日の「上申書」など石川さん無実の決定的な証拠を事実調べもせず、検察の証拠開示拒否を後押しする植村裁判長を徹底弾劾しました。狭山事件で石川さんを「殺人犯」にでっち上げた国家権力の差別を絶対に許してはならないと、裁判所を追及しました。
 この日午前から昼まで、雨の中石川さんは裁判所前に立ってマイクを握り、「全証拠開示、事実調べ」をアピールしました。第29次100回を越える高裁前行動です。私たちの裁判所前での街宣と要請行動はその後の時間ですが、国家権力と非和解・絶対反対で闘う石川さんと連帯する闘いとなりました。

9・29東京高裁包囲デモから10・31闘争へ

 安倍政権のもとで戦争と改憲の攻撃が激しを増しています。昨年9月の安保戦争法との闘いの渦中で、石川さんは第二審「最終意見陳述」を公表しました。「最終意見陳述」は、狭山闘争が国家権力との闘いであり、差別は国家権力による差別・分断攻撃であることを弾劾し、戦争・改憲を進める安倍政権の狭山闘争解体攻撃を根底から粉砕する、石川さんの渾身のメッセージであり、狭山闘争の「共同綱領」です。「文字通りの『血の一滴』まで徹底的に闘う」(本年5・23アピール)石川さんの不退転の決意と固く連帯して、寺尾判決42ヵ年糾弾・狭山第3次再審闘争勝利の10・31闘争の大爆発をかちとりましょう。
 杉並支部と解放共闘は、9月29日に狭山闘争勝利に向けて東京高裁デモをおこないます。デモの後の裁判所前街宣、要請行動を含め、今秋第一波の狭山の事実調べ・再審開始、全証拠開示をかちとる行動です。東京高裁植村裁判長の再審棄却策動を許さず、狭山闘争勝利へ、東京・大阪・広島で闘われる10・31狭山闘争に総決起しよう。狭山闘争を先頭にした差別・分断と闘う労働者の総決起の場としてかちとりましょう。
 そして一切を国境を越えて戦争に反対する11月労働者国際共同行動に総結集しましょう。

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