末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

申入書

2010-06-29 22:14:39 | 議会闘争
申 入 書

 八尾市議会議長 長野 昌海 様
 八尾市長    田中 誠太 様

                      2010年6月29日
                   八尾市議会議員 末光道正

①6月14日の本会議において、私を除斥した上で、議案58号「訴え提起」(八尾北医療センター明け渡しを裁判にかける議案)と59号「補正予算案」の審議が行われた。
 以下に述べるようにこの除斥は違法である。その本会議で委員会付託が議決されたのだから、委員会付託の議決自体が無効である。
 そして、この本会議での「議決」に基づいて、6月22日保健福祉常任委員会における議案58号と59号、6月25日総務常任委員会での議案59号の審議がなされた。したがって、これら委員会でなされた議決も一切無効である。
 よって議案58号、議案59号の7月1日の本会議での採決を中止し、もう一度はじめから審議をやり直すことを求めるものです。 

②『地方自治法質疑応答集』(第一法規)「829の2」ページ(別紙添付資料)において、「地方自治法117条と補正予算の審議と除斥について」、具体例をあげて論じられている。
「直接の利害関係者」(そもそも私は、ここでいう「利害関係者」と同じ規定は出来ない。が、一旦ここでは議論をおくことにする)であったとしても、「予算は一体として不可分のもので分割して議決されるものではなく、かつ予算の審議は議会本来の権限であり、取り扱い上もその部分だけ関係議員を除斥して審議することは事実上も不可能であるとして、除斥されないと解されてきている(行実昭31.9.28自丁行発62、昭39.1.7自行2)」としている。
 そして「補正予算も既決予算の予算項目の変更又は金額の増減などを行うことによって、結局は既決予算に吸収され、これと一体となってしまうものである。したがって補正予算の審議にあたっても、既決予算との関連を無視することは出来ず、その意味での予算の一体性を考慮する必要があり」、「除斥する必要はないものと解すべきであろう。」としている。
 6月14日の本会議における私の除斥は、120%違法なのだ。

③にもかかわらず、なぜ私の除斥が強行されたのか。
 八尾北医療センターをつぶし、民営化絶対反対で闘う団結の砦=八尾北医療センター労組を破壊するという一点で、八尾市と八尾市議会、日本共産党をはじめ全会派が襲いかかってきたということだ。
 私は、何千人もの市民から直接選挙で選ばれた労働者・住民の代表です。狭い意味での「利害関係者」ではなく、地域住民、八尾市民をはじめ、民営化、新自由主義の攻撃にさらされている全ての労働者、住民の利害をかけて闘っている議員です。議案59号補正予算案のみならず、議案58号における除斥そのものが根本的に間違っている。
 八尾北明け渡し絶対反対の闘いは、八尾市800事業の民営化と対決する全ての労働者、住民の怒りと結びつき、民営化・道州制-新自由主義と闘う労働運動を甦らせるたたかいだ。
 動労千葉とともに、国鉄全国運動の先頭で闘う八尾北医療センター労働組合を何が何でもつぶすために、八尾市議会と八尾市長が、不正義を承知の上で、なりふり構わず私の発言を封じ込めようとした今回の除斥を、私は絶対に認めることは出来ない。                            
④以上の理由により、議案58号と59号について、最初から審議をやり直すことを要求する。

以上

★当面する闘争スケデュール

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