商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

民主党党大会を見て

2008-08-29 12:07:08 | Weblog
今週は米国民主党の党大会がDenverであり、オバマがついに正式に民主党大統領候補に選ばれたわけですが、この大会の模様はCNN等で何時間も中継放送されており、すべてを網羅したわけではないが中々興味深く、思わずテレビの前を離れられなくなってしまった。
こういう米国の党大会は一部ニュースでやるけど当然ほんのちょっとしか放映されないのでそのライブ感は伝わってこないけど、今回オバマとか副大統領候補のBiden氏を聞き、反応する聴衆たちの熱気やその表情を見ていると、「一体この人達のこの感情の高ぶりというのはどこからやってくるんだろう」と深く感心させられることになった。アメリカという「国」に対しての確信やら期待やら失望やら、そういういろんな感情が、党大会という象徴的な場で迸ってしまうのだろうか?
ごく一般的に言って、日本人の場合、日本という国に対しての爆発するような感情を持っていない気がするので(まあ少なくとも僕は)、ちょっと考えさせられてしまった。日本の場合他国との比較とか比べる対象を設定した上で誇りを持つ場合が多い気がするけど、アメリカの場合「アメリカがグレートなんだ(他はともかく)」という感覚が先に来て、それがこのようなある意味あっけらかんとした感情の咆哮につながるのかもしれません。
あとかなり驚いたのは、オバマにしても誰にしても、こういう演説のときって自分の家族をまず最初にひたすら褒め称えることですね。父親とか母親とか妻とか子供とか。。こういう感覚って日本にはまず無いし且つ受け入れられないもんね。
日本の政治家だったら「至らない息子ではありますが。。」的な調子になると思うけどこっちは小学生の娘に対してだって「誇りに思ってるよ」と大統領候補が自分の演説で言うわけです。そういう感覚の違いって一体どういう社会的基盤の違いから生じるのでしょうね。
つらつら書きましたが久しぶりに色々な興味を喚起させられる出来事でした。
コメント
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