東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

まちづくりのスタートは人づくり

2010-03-16 | 経営の気づき
まちおこしの仕事は随分手がけたが、成果の出た仕事はそれほど多くはない。それは、私の提案の品質レベルに問題があるかもしれないが、なかなか採択していただけないと言うジレンマも大きい。なかでは、双海町のまちづくりに、私のプランが幾つか採用頂いたが、他の成功事例は数えるほどだ。

このまちづくりの仕事に従事して思うことがある。それは、行政区域の存在である。地図上には、行政区分がしっかり線引きされているものの、生活においては線引きはない。あの道から向こうは隣の市であっても、住民でない人たちは知らないこともある。問題はここだ。町おこしを行う際には、行政区分は意識すべきでないのだが、実際には、乗り越えられにくい障害となっている。

例えば、商店街においても、同じような問題がある。○○商店街振興組合と△△商店街振興組合は別の存在だが、消費者からすれば全く関係のない世界である。したがって、共同の力によって取り組まなければならないが、商店街でも行政と同じように、協働関係がうまく機能していない。

もっと仲良く、仲間意識を働かそうよ。

ストップ「国の赤字経営」

2010-03-15 | 私流
いつもながらのバラ撒き政治に、国の財政は疲弊してしまった。今度また、子供手当てを支給するとか。政治家も国民も、本当にレベルが低い。とは言っても、私の子供たちも、「子供手当て」を目当てに民主党に票を入れたと言うから、私自身、先ず足元から正さなければならない。

現在のように国債を発行して財政を乗り切られるのは、あと5~6年が限度である。どん底状態になってから、「さあ今年からは国債発行なしで頑張るぞ」と言っても出来るわけがない。限界点に至る前から、取り組まなければならない。これは、経営コンサルタントとして、企業経営を見ていて、いつも感じていることである。

さらにもう一つ、言わせて頂きたい。子供を育てる支援を国からしてもらっても、助かるのは親である。子供たち本人が育った後、彼らが大人になったときは、その赤字財政を立て直すために、増税に苦しまなければならない。後世につけを回さないためにも、先に苦を背負わなければならないことを、何故分からないのか。

私のふるさとは g

2010-03-14 | 雑談
私の行きつけのバーgが2月に移転した。そこで、先月に入院して以来、初の夜の街歩きを楽しんだ際、移転オープンのgを訪ねた。するとびっくり。

店のレイアウトや雰囲気が前のままである。松山で最も長いバーカウンター。突き当たりの右は、グループで集えるテーブル席。壁などの配色も全く一緒である。入店した瞬間うなってしまった。トイレの位置とムードも変わっていない。ここまで徹底するとは・・・

したがって、酔いが回ってくると、移転前の店で飲んでるような錯覚に陥る。

中高年者があまり飲まなくなった昨今、バー経営も苦しいはずだ。しかし、このくらい粋なことをやってくれると、嬉しくなる。やはり、私の心のふるさとはgだ。

綺麗好きな日本人

2010-03-13 | 雑談
日本人は綺麗好きだと言われる。そのことを端的に物語っているのが、ティッシュペーパーの消費量。なにしろ、消費量は世界一である。日本の一人当たりの年間消費量は4.5kg、第二位のアメリカは1.3kgだから、ダントツの世界一である。この世界一は、あまり自慢できる話ではない。

街で配られるティッシュも年間20億個以上とか。虫を捕まえるとき、何かが汚れたとき、すぐにティッシュを使う。環境保護のために買い物袋を持参する人が増えたが、ティッシュについての意識はまだ低い。もっと日常的に雑巾を使えば、ティッシュの使用量も減るのだが・・・

マスコミが指摘しないメッセージには、ついていけない日本人。もっと自力で考えて、行動しよう。

ストレス解消訓練

2010-03-12 | 失敗の気づき
最近は、血圧が平常になってきた。もちろん、薬は使用していない。先月、下血したために貧血気味となり、それが影響して血圧が下がっていたのだが。しかし、貧血が治ってきた最近も、血圧は上がっていない。それは、ストレス解消訓練のおかげだと思っている。

私の高血圧の原因は、「疲労」「ストレス」この七文字に尽きる。したがって、本来は、土日曜日も仕事だが、たまに休むと、血圧は平常値になる。休めば下がる私の血圧状態だから、ストレスをためないと血圧も安定してくるはずだ。そう考えて取り組んだのが、自分で開発した「ストレス解消訓練」の実施である。

前にこのブログでも記載したが、「過去は悔まず、先は憂えず」の実行である。私は、食事中も睡眠中もいつも、仕事のことを考えている。段取りだとか他に及ぼす影響とか、いろいろ考えている。頭の中は、まさに、いつも運動会である。この状態を止めることにした。油断していると、つい、仕事のことを思い出すが、そのときは、頭の中から消すことを試みている。いつも訓練していると、さすが、その効果は出てきた。仕事時間以外の時に思い浮かんだときは、すぐにその思考を消している。したがって、思い出す回数が減り、仕事のことを考えている時間が減った。

おかけで、ストレスはずいぶん減った。何事も訓練である。

信じると救われる

2010-03-11 | 人生の気づき
イギリスで行われた医学の実験で、こういうのがある。何の効用もない普通の粉を患者さんに渡すとき、Aは「あまり効かないかも知れないけど」と言って渡した。一方、Bは「最近開発された薬で、よく効くはずだ」と言って渡した。その結果を、どのように予想されるだろうか。

そのとおり。どちらも薬ではなく普通の粉だが、「Aは効いた」と言われた方が3割いた。一方、「Bは効いた」と言う方が8割いたそうである。要するに、薬であっても、薬に添える言葉一つで、効き目が違ってくると言うことらしい。

言葉の力は、大きいですね。


「このブログの読者は幸せになれる」と言う私の言葉を信じますか。信じませんか。信じると、その思考が実現化しますよ。



小さな心遣い

2010-03-10 | 人生の気づき
私は、タクシーに乗った時、釣り銭はもらわないようにしている。それは、もう二度と、同じ運転手さんの車に乗ることはないだろうという、一期一会的な配慮によるものだ。乗ったときに最初に料金を払うのであれば、良いサービスを願っての計算も働くが、降りる時に支払うのであるから、打算や計算は何もない。

あるのは、ただ一つ。感謝の気持ちを伝えるのに、「ありがとう」と言う言葉以外の何かをお渡ししたいからである。運転手さんのたばこ代の一部にでもなれば、という願いである。

現代はスピードの時代。何事も忙しく動く中、せめて、ほっとするようなコミュニケーションの仕掛けとして、小さな心遣いは大切にしたい。


道義と法律

2010-03-09 | 経営の気づき
企業において、必要最低限の守るべき道は、コンプライアンス(法律遵守)である。昨今、利益追求に走りすぎて、法律遵守が出来ない企業や人が多いが、それは、「人としてふみ行うべき道」の道義を、普段の生活の中で実行していないことに起因している。

人としての道を普段から歩んでいれば、どのような法律規制があるか、法的規制の中身を知らなくても、結果的に法を守れるはずである。法律は、あれをしてはならないとかこれをしてはならないとかを説くが、道義は、こうすべきであるというあるべき道を説いてくれる。内容レベルとしては、道義は法律を超えているから、道義に従った生き方をすれば、法律遵守は見やすいものである。

しかし、昨今の政治家は、「法律に触れることはしていない」と、道義の正当性ではなく、法律に触れていないことを主張するから、厄介である。「出来れば、道義上の世界で語って欲しい」と願うのは、政治屋さんに対して要求するのは無理なのか。残念である。

叶えられるならば、白州次郎のような道義をわきまえた人に、再来願いたい。そして、政治を変えて欲しい。

月1回の絶食スタート

2010-03-08 | 私流
一昨日の3月6日、絶食を試してみた。先月、入院中にデトックス(体内毒素の排出)を体験して、絶食することの意義が分かったものだから、今後は月に1回絶食することにした。その初回を体験しての感想である。

とにかく苦しい。普段なら好きでないものでも、目の前にあると欲しくなる。そして、一番苦しいのが、朝・昼・晩の一日の区分がなくなるということだ。食事は、区切りづくりのためにするものではないが、食事がないと、切れ目なく一日が続く。したがって、時間感覚が長くなる。

しかし、絶食を成し遂げて、翌朝食べる粥は、本当に美味しい。命の重みをひしひしと感じられる。


動員力

2010-03-07 | 経営の気づき
大衆動員が出来る。これが人間社会の中では、大きな力になり、何事においても成功に繋がることになる。しかも、歌手・政治家・商売人・ビジネスマン、全ての仕事に通じる。

では、大衆動員の秘訣はなんだろうか。それは、真に人間を愛し、人間をよく研究し、人間をよく知ることである。人間はどのように喜び、どのように楽しみ、どのように幸せを感じるか、それを熟知している人こそが、「大衆動員の魔術師」である。

例えば、何かのイベントを開いて人を集めなければならないとして、自分は何人の人を集められるか。誰かに何かを頼まれたとき、何人の人を紹介できるか、その人数を数えてみよう。その数が、自分の動員力なのである。もし力量が小さいと反省するならば、力を大きくするための自分磨きが必要だ。

その点、私には、「酒仲間」「音楽仲間」「仕事仲間」「クライアント」等の様々なつながりがあり、動員力は大きいと自負している。もちろん、私の独りよがりの解釈かもしれない。(笑)

笑顔の集客

2010-03-06 | 経営の気づき
銀行の窓口では、笑顔の素敵な女性の前に、お客が集まる。コンビにも同様だ。スタッフが変わると、不思議と集客力も変わってくる。何かにつけて気を配るスタッフがいなくなり、ぼうーっと立ってるだけのスタッフだと、客が寄りつかなる。

私も気をつけないと・・・笑顔に自信がない私なので、特に注意が必要だ。

何かを変えよう

2010-03-05 | 経営の気づき
宇宙には、慣性の法則がある。即ち、地球は太陽の周りを回り、そのスピードは一定。月も一定のスピードで回っている。愛媛の荒っぽい運転手と違い、急発信、赤信号無視などはない。同じスピードで同じ方向に、いつもスムースに動いていく。

だから、その宇宙に住んでいる我々人間は、同じことを繰り返すことに安心感を持ち、前と違うことをするのは、居心地が悪い。

しかし、経営の業績を伸ばすためには、慣性の法則から離脱しなければならない。同じことを繰り返すことに、違和感を感じなければならないし、いつも何か新しいことに挑戦していなければならない。

命と向き合う

2010-03-04 | 失敗の気づき
先月の入院によって気付いたことを、これまでにも何点も書かせてもらったが、最後にもう一つ、極め付けを忘れていた。それは、食事の考え方である。

これまで、私の世界では、酒を中心に全てが回っていた。したがって、食事も、酒の肴の観点から、美味いか否かとチェックしていた。要するに、楽しむための食事であったわけだ。だが今回、8日の絶食を経験して、この食事観が一変した。

楽しむための食事ではなく、命をいただくための食事、この考え方に変わった。動植物の命を戴いて、自分の命をつなぐと言うことだ。すると、噛む回数、選ぶメニューも変わってくる。今も毎日、美味しく食事をいただいているが、それは命と向き合った食事であり、私にとって、厳正な時間に変わった。禅宗のお寺では、黙って一言もしゃべらず、黙々と食べるが、その気持ちがよく分かる。

命と向き合う瞬間は、真剣に向き合いたいものである。とは言っても、時には、家族との楽しい語らいも入れているので、ご心配なく。笑

(写真は、絶食8日を経て始めて食べた三分粥。私にとって記念すべき写真となった)

追伸
絶食の7日目に、黒い便が出た。これがデトックスだ。大気汚染、食品添加物、環境ホルモンなど、私たちの生活の周囲にはたくさんの有害物質(毒素)が存在する。私たちは知らず知らずのうちに身体の中に有害物質を取り込んでいるが、身体の中に溜まった有害物質を、身体の外へと排出することを「デトックス」と言う。今回、それが出来たのである。

青い鳥

2010-03-03 | 人生の気づき
欲しいものを手に入れて、嬉しく感じても、また次のものが欲しくなり右往左往する。これが人間世界である。遠くにある幸せを一生懸命追い求めるけれど、手にいれてしまうと、また更に遠くにあるものが欲しくなる。手にいれたくなる。そんな思いで必死になっている時、あるいは、手に入れられず絶望している時に、ふと日常の何気ないことに喜びを感じ、心癒されることがある。

例えば、出世を目指し一生懸命働いてきた人が、挫折して何もかも失ってしまい、自分はもう終わりだと思っているとき、そんな自分を支え元気づけてくれる家族の存在に改めて気がつく。そして、幸せを実感する。悲しくどうしようもない時に、ふと目にした道端の小さな花の美しさに心癒される。そして、その花を見て、生きていく力が湧き出てくるということもある。

幸せは、手にいれるものではなく、実は自分のすぐ近くにあるものに感じるものではないだろうか。要するに、幸せは、手に入れることを目標にして探すものではなく、普段の生活の中で、感じるものである。探しものではなくて、いまあるものに感じるもの、これが幸せなのである。

チルチルとミチルの「青い鳥」は、人間の「幸せ」を教えているが、本当にそうだね。

以上は、散歩をしている時に見た野草を見ての感想である。

駄目になるパターン

2010-03-02 | 経営の気づき
会社が駄目になる流れは、次のパターンが多い。したがって、どこかの段階で事前に気付き、経営の建て直しに挑戦しなければならない。あなたの会社は、今どの段階? どこにもあてはまってなければ、ひとまず安心かな?

安定経営→安心→新しいことに挑戦しなくなる→進歩しない→マンネリ化→客離れ→業績不振

上の流れは、経営環境が別段に悪くないときのパターンだが、現在のように不況に巻き込まれる場合は、いきなり業績悪化に陥ることも多い。したがって、日ごろから、財務体質などの基礎体力を磨いておかなければならない。