東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

伸びる組織風土

2011-02-28 | 経営の気づき
管理型人間が多い企業は、長い目で見ると、成長が遅い。しかし、管理型人間が不在の企業も安定性に欠き、空中分解の可能性が強くなる。

要は、バランスである。偏りすぎる組織は安定性に欠けるが、安定しすぎる組織も、成長性に乏しくなる。組織って不思議だね。


夢の啓示

2011-02-27 | 人生の気づき
私は、何故か、夢で色々なことを気付かせてもらう。例えば、子供が小さい頃の話だが、病院でもらった薬を飲んでもなかなか治らない時があった。その時は、飲む薬の量が間違っている夢を見たので、家内に伝えた。すると、家内が勘違いをして、飲ませる量を間違っていることが分かった。そして、正しく服用し始めて後の二日後に、子供は治った。

先日の夢は、こんな夢だった。立派な装丁の本を読んでいる私だが、何故か、終わりの一部のみ印刷してて、その他は空白ページなのである。そして、夢の中で、その夢の解釈が登場する。その解釈は、次の通りであった。

何事であれ、終わりが肝心。終わりがどのようになるかを整えるのが最初の段階であり、その終わりを見て、全てが評価される。例えば、人生にしても、華々しい壮年時代があったとしても、死に際が寂しいのは良くない。亡くなるときのその人の心の有り様が、人生の幸・不幸そのものだという。

朝起きてから、なるほどなあと頷いた。さあ、私の人生、これからがスタートだ。

愛すべき人は誰?

2011-02-26 | 人生の気づき
幸せになるためには、第一に自分を認め、第二に他の人も全て、受け入れることが肝要だ。自分を認めて受け入れることは簡単なようだが、実は出来ていない人が多い。自分のことを一番よく知っている自分は、自分が嫌いであることも多い。しかし、一つずつ、そして最後には全てを好きにならなければならない。

私の若いときは、嫌いな自分がたくさんあった。しかし、加齢とともに、嫌いな自分の数が減っているのは嬉しい。今は、あと2~3箇所。この部分を改良するか、もしくは、そのまま許して好きにならなければならない。欠点を直すのも一つだが、その欠点を一つの個性と捉えて、改善を見逃すことも一つの手である。笑


ユーモアは人を動かす

2011-02-25 | 経営の気づき
ユーモアの効能として、説得力がアップするという、意外な存在が知られていない。例えば、同じ指示を出すときにも、ユーモアを交えた方が、相手が「うん」と納得してくれる度合いが高まる。

「この書類を郵便局に出してきてよ」と普通に要求すると、「面倒だなぁ、イヤですよぉ」と拒絶されてしまう可能性がなきにしもあらず。しかし、ユーモアをまじえて、「競歩の選手みたいにお尻をプリプリさせながら、郵便局まで行ってきて。素敵なボーイフレンドが見つかるかもよ」と頼むなら、相手も笑ってうなずいてくれる。

要するに、ユーモアを交えて頼みごとをすると、眉間にしわ寄せて頼むよりも、確実にオーケーを得る確率は高まるのである。


ユーモアは心を救う

2011-02-24 | 経営の気づき
職場において、ユーモアもなくただがむしゃらに突っ走るのは、いわば仕事の暴走運転。そんなことをしていたら、命がいくつあっても足りない。自分の健康と、生命を守る意味でも、職場のユーモアは欠かせられない。

ビジネス心理学においても、「職場のユーモア」というテーマは、きわめてホットな対象だ。実は、ユーモアにはいろいろな効用があることが、科学的な研究によって判明している。

例えば、ユーモアの第一の効能。それは、仕事が楽しくなるということだ。会社によっては、仕事の能率を高めるために、「私語厳禁」にしているが、心理学的に言うと、それは逆効果だ。たしかに、無意味な雑談はよくない。しかし、しゃべってはいけないと禁止すると、仕事までつまらなくなる危険性がある。

したがって、業績的にも、「ユーモアを別室に閉じ込めてしまうか、皆で、ユーモアの部屋の入るか」は大きな差になる。




way

2011-02-23 | 経営の気づき
組織及びその組織で働く従業員が全員で共有し、いかなる行動を起こす場合においても基準となる、会社全体で持つべき共通の価値観をwayと言う。「企業理念」「行動指針」「ビジョン」「ミッション」等がこれに相当する。

私は、この最近3ヶ月、3社に対して、way構築のお手伝いをしたり、その必要性を説く場面に出会った。多くの会社が、売上高や利益獲得に向けて必至になっているとき、やはり良い会社は、現象面に捉われず、基盤となる根底を診ようとする。さすがである。

父ちゃんを捕まえないで

2011-02-22 | 私の師匠
10数年前に、自動車を運転中、偶然に見たものを、いまだに思い出すことがある。なんと、トラックの荷積み後部に、大きく「警察のおじちゃん、どうか父ちゃんを捕まえないで。小学校2年生の次男」と書いている。

私は、思わず吹き出してしまった。このユーモア・センスは、大いに学びたい。

温かい心が涙を誘う

2011-02-21 | 人生の気づき
何故、冬にツララが出来るか、その理由をラジオで知った。

屋根に積もった雪が、家の暖房の温かみで溶け、それが落ちてきて、軒下にツララが出来る。したがって、人気のない別荘とか物置には、いくら寒くてもツララが出来ない。要するに、暖かさが溶かす雪が、ツララに変身するってことだ。

言い換えれば、温かい心が涙を流させるんだ。ちょっとキザかな/笑
(写真は、5月に富士山に行ったときの五合目の光景)

夢の叶った蛍

2011-02-20 | 私の師匠
私の周囲には、尊敬する人が数多くいる。そして、彼ら全員の共通点が、「夢を持ち、仲間の夢の実現化に向けて協力し合っている」ことだ。

デイサービスセンターに併設した駄菓子屋については、前にこのブログでも紹介したが、この駄菓子屋「蛍」は、実は、経営者の長年の夢だったらしい。いつか、駄菓子屋を営みたいという夢。

グループホームやデイサービスセンターの経営に従事していた彼女も、子供の頃からもち続けたその夢を捨てなかった。おかげで、デイサービスセンターとドッキングさせた新しい経営形態の駄菓子屋をオープンさせた。

そのお店を先日見てきたが、昭和の古きよき時代を思い起こさせる温かい店だ。なにしろ、店の横の部屋には、掘りごたつや古いラジオがあって、お年寄りと子供たちが仲良く語り合う空間が整っている。毎日、子供が100円玉を握って訪れるのも頷ける。

(写真は、同店のブログhttp://ameblo.jp/dagashiya-hotaru/から拝借した)

不謹慎/中途半端/無意味

2011-02-19 | 人生の気づき
座右の銘と言えば、自分の行動指針でもあり、我々はついつい崇高なものを掲げてしまう。しかし、ラジオで、松尾貴志の座右の銘を知って、カルチャーショックを受けた。爾来、この言葉を私の座右の銘にしたいと思っている。物真似は好かない私であり、いつもはそのまま真似ず、どこかアレンジするのだが、今回はズバリそのまま真似ることにした。

その座右の銘は、「不謹慎/中途半端/無意味」である。松尾貴志さん曰く、「人間はなかなか理想どおり行かないものだ。周囲を見渡しても、本当にすごいことを成し遂げている人は、ほんの僅か。殆どの人が、事を成しえていない。したがって、何か成し遂げられなくて、中途半端であってもそれでいいのだと思うことによって、随分気が楽になる。成し遂げることよりも、楽しめればそれでよいという考え方もあっていい」

私も、出来もしないくせに、つい理想を掲げるタイプだ。そこで、松尾貴志さん風の行き方を目指すことにした。気楽にゆったりと。

おもてなし料理

2011-02-18 | 私の師匠
私が、人の道を教わっているお師匠様が、呉市におられる。この方は禅宗の僧侶で、私が30歳過ぎから、毎月1回お寺に通っている。最近は、年に数回のペースに落ちているが、それでも行く度に何らかの教えを頂いている。

この前の日曜日は、インドに行かれた土産話をお聞きするために、希望者が集まった。土産話の後は、和尚の息子さんの創作フランス料理店での会食に席を移した。いつもながら、お客様を迎える心根が違うというか、本当に美味しい料理を出して頂ける。

今回、特に驚いたのは、10名全員がコース料理でありながら、時々、二種類の料理法に分かれて出されること。使用している材料はほぼ同じなのだが、料理法が違う。自分の料理と前の方の料理が違うと、つい見比べてしまう。人間とは卑しいもので、どちらが私の好みか一つずつ比べてしまう。そういうことが、三回も続くと、その比較が楽しくなる。

このような楽しみ方をしたのは初めてだ。自分が勝手に作った前提条件を取っ払って、工夫すれば、色々なことが出来る。工夫の度合いで、お客様の楽しみ度合いが変わるとすれば、頭をひねることは、料理人の務めかも知れない。

堂々たる人生を送るために

2011-02-17 | 私流
昨年、坊ちゃん劇場の役者さんたちと協力して開催した社員教育の第二弾を、今年も開講する。今度は新入社員をターゲットにして、「度胸育成講座」として開講する予定だ。副題は、「堂々たる人生を送るために」。

組織の中で頑張っている人は、何かしら光るものを持っている。その背景には、自分という人間に対する自信をもっていることが、共通項としてあげられる。自分を好きになり、自分の将来に期待を持てれば、その人の成長は約束されたも同様である。

したがって、本講座においては、新入社員の方が、これから堂々たる人生を送れるように、これまで経験したことのない教育講座を用意した。「本気になる」「チャレンジする」「自分に自信を持つ」という三つの命題をもった本講座は、役者の育成訓練に用いるテクニカル・スキルを活用し、百戦錬磨の経営コンサルタントが組み立てたものだ。

受講後は、必ずや、受講者及び派遣された会社の経営陣が満足する成果が得られるはず。そして、新入社員の方々の様々なビジネス・シーンにおいて、今回の経験が活きた教材として、永遠に刻み込まれると確信している。
(写真は坊っちゃん劇場の入り口)

野菜入りじゃこかつサンド

2011-02-16 | 雑談
私が支援させてもらって作った、じゃこてん本舗有限会社のじゃこかつサンドが売れている。同商品を作るに当たり、経営革新認定計画の作成支援に当たらせてもらったが、いま順調な売れ行きとの報告を頂いた。

週刊文春の昨年11月25日号にて、お取り寄せベスト10として紹介された他、松山商工会議所の松山ブランド新製品コンテスト「NEXT ONE」にて優秀賞として入選した。羽田空港の売店に陳列さている同商品だが、2月16日から22日まで、いよてつ高島屋にて販売されるそうだ。

皆様、是非ご賞味あれ。

コンサルタント的考え方

2011-02-15 | 経営の気づき
昔、コンサル事務所を開業して間もないころ、「先生の話す事は、いつも経営コンサルタント的ですね。」と、ある社長から指摘された。果たして、この言葉をどのように理解すべきだろうか。実は、20年前にその言葉を頂いたときと今とでは、受け取り方が全く違う。

そのとき、実は、「いつも論理的に解を求める私の姿勢について、社長が評価している」と解釈していた。しかし、今は、「論理的ではあるが、私に優しさの想いが不足していることを、社長が指摘した」と、全く異なる解釈をしている。

高い山の裾野からは頂上が見えないけども、7合目まで上がって頂上に近づくと、その状況が良く見えるということだ。




福を呼ぶコツ

2011-02-14 | 経営の気づき
金も人も技術も、1人で独占したり「囲ってしまおう」なんて考えると、人は寄ってこない。そういう人はすぐに落ちぶれてしまう。逆に、人の輪を積極的に広げていくと、いつか必ず自分にもいいことが返ってくる。したがって、得られた宝は囲うことなく、放出する方が良い。

そうすると、人が集まり、情報が集まり、更なる宝が舞い込むことになる。要するに、事業経営は、得られた資源を貯めることよりも、動かす工夫が必要ということだ。