先日の土曜日から英会話の教室に通い始めた。そして、最初の授業にて、カルチャーショックを受けた。今まで10年間、学校で学んできた英語の授業とは、全く教え方が違う。単語を一文字ずつ訳す必要は無い。文法も全く関係ない。ただ、会話する相手方の言葉をしっかり聴けば、おのずと応える言葉は見つかる。
明治時代に発刊されたスペース・ケナードの著作「THINKIG IN ENGLISH」を用いるが、月に2回、90分のレッスンを受け、毎日10分間自習すれば、1年後にはペラペラ話せる状態になっているとか。その教え方に惹かれて、始めた英会話教室だが、予想通りの魅力がいっぱい詰まっている。
実は、一番気づかされたことは、「コミュニケーション」ということ。テキストだからと棒読みするのではなく、その感情を伝えることを必死に努めなさいと教えられた。人間と人間がコミュニケーションするには、語学を学ぶということよりも、気持ちを伝え合うことを意識しなさいと言う。この歳にして、やっと気づいたカルチャーショックである。
その人と真剣に向かい合い、心を伝える気持ちがあれば、単に語学を学ぶ以上の力が備わる。「聴くこと」「伝えたい気持ちを持つこと」この二つが、絶大な力を持つらしい。